携帯電話の料金プランを自分で選ぶときの基本的なポイント

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携帯電話の料金プランを自分で選ぶときの基本的なポイント

3大キャリアのオンライン専用20GBプランが開始されたこともあり、毎月の携帯電話料金の見直しを検討される方が増えています。

今まで複雑でわかりにくいイメージがあった携帯電話料金ですが電気通信事業法の改正なども経て、以前よりは料金体系もシンプルになりました。

自分が必要な高速データ通信量(いわゆるギガ数)と音声通話の頻度さえある程度把握しておけば、料金プランの選択なども以前より簡単です。

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携帯電話料金の中身

現在スマートフォンを利用されている場合、携帯電話料金は月の高速データ通信量と音声通話時間で決まります。

  • 高速データ通信量の利用料金 + 音声通話料金(通話料金、かけ放題オプション)

基本的にはこれだけで必要な高速データ通信量(いわゆるギガ数)に合わせて料金プランを選択し、別途音声通話料金が乗ってくる感じです。

スマートフォンとノートパソコン

音声通話料金は通常22円/30秒かかるので、通話時間が多い方はかけ放題オプションなどを付けます。

※通話品質や使い勝手などは若干落ちますが、SNS(LINE・Skypeなど)の無料通話という選択肢もあります。

月々に必要な高速データ通信量と音声通話の利用頻度さえ把握しておけば、自分に必要な料金プランを選ぶことができます。

高速データ通信量の確認

契約する高速データ通信量(モバイルデータ通信量)は、自分が一か月間で使っているデータ通信量に合わせて選びます。

月々どれくらいのデータ通信量を使っているかは、携帯電話会社の公式サイト(契約内容などが確認できる個人ページ)やスマートフォン本体の設定画面でも確認可能です。

データ通信量を確認する方法

  • 契約している携帯電話会社の個人ページから確認(My docomo、My au、My softbankなど)
  • Androidの場合 [設定]->[ネットワークとインターネット]->[モバイルネットワーク]->[データ使用量](※機種毎に若干異なります)
  • iPhoneの場合 [設定]->[モバイル通信] モバイルデータ通信の「現在までの合計」※この値は累計情報なので、一か月分の通信量を調べるには画面下部にある「統計情報のリセット」を実行して一か月経過させる必要があります。

月末に高速データ通信量が足りなくなって頻繁に追加でデータ容量を購入しているような状況であれば、料金プランの見直しがおすすめです。

※高速データ通信量の追加購入は、どの通信会社でも割高になっています。

電線

ちなみにWi-Fi(ワイファイ)での通信は、高速データ通信量(モバイルデータ通信量)とは別扱いになります。

自宅や職場の固定回線・コンビニ・ファストフード・ショッピングモールなどWi-Fi(ワイファイ)で通信する分は、携帯電話料金には関係ありません。

※契約している高速データ通信量を消費しません。

主に自宅がメインでスマートフォンを利用される方であれば大容量プランを契約するよりも、小容量プランで光回線など固定回線を契約したほうが割安で使い勝手が良くなる可能性もあります。

※光回線など固定回線の月額費用は別途必要になります。

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音声通話が多い場合はオプションを追加

音声通話料金はどの通信会社も共通で、基本は22円/30秒です。

固定電話などと比べるとかなり高い料金なので、音声通話の利用が多い方は定額の割引オプションを利用するのが一般的です。

オプション料金やサービス内容は各社若干の違いがありますが、大手キャリアだと完全かけ放題で約1,800円、時間制限(5分、10分)のかけ放題で約800円から1,000円程度の料金設定になっています。

フィーチャーフォン

また格安SIM(MVNO)などでもかけ放題サービスを実施しており、通常通話を11円/30秒に割引くサービスが行われていたりします。

ただし格安SIM(MVNO)サービスなどのかけ放題サービスは専用アプリからの発信が条件になっている場合があり、キャリアのかけ放題とは若干使い勝手に差があり注意が必要です。

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携帯電話で通話かけ放題を利用する場合の月額料金の比較。音声通話かけ放題の種類と違い。主な通信会社のかけ放題込の月額料金。

格安SIM(MVNO)は混雑時間帯がネック

格安SIM(MVNO)サービスは料金が割安ですが大手キャリアに回線を借りる仕組み上、どうしても混雑時間帯にデータ通信速度が落ちる可能性があります。

特に朝夕の通勤通学時間帯や昼休みなど、データ通信速度が落ちる傾向が顕著です。

ただ実際にどの程度通信速度が落ちるかは、契約者数や利用場所にも影響されるので一概には言えません。

※通信会社によっても違ってきます。

そのため混雑時間帯によくスマートフォンを使う方や、安定して高速な通信速度が必要なサービス(高画質の動画視聴など)を利用される方には、すこし薦めにくい面があります。

ただ混雑時間帯以外は通信速度も出るし、利用可能エリアも3大キャリアと同じです。

そのあたりのデメリットを理解して利用すれば、かなり割安で運用できます。

SIMカード

オンライン専用プランは対面サポートが無い

3大キャリアが提供するオンライン専用20GBプランは、高速データ通信量・データ通信速度・音声通話料金など比較した場合にコストパフォーマンスで頭ひとつ抜けています。

ただし問題は受付・手続きなどがすべてオンラインで行う必要がある点です。

従来のようにトラブルがあったとき街のキャリアショップに持ち込めばなんとかしてくれる手厚いサポートが無くなります。

各社の公式サイトでは詳しい手順がウェブで公開されており、手順どおり進めていけば基本的にそれほど難しい作業はありません。

ただやはり初心者の方などにはハードルが高い面もあるので、自分で端末の初期設定をしたりオンラインでの手続きは不安という方は、ショップでの対面サポートがある料金プランを選ぶほうが無難です。

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料金の仕組みは基本同じ

キャリアでもサブブランドでも格安SIM(MVNO)サービスでも高速データ通信量と音声通話のセットという料金体系は同じです。

自分に必要な高速データ通信量と音声通話の利用時間がある程度把握できれば、料金プランは自然に決まります。

あとは混雑時間帯のデータ通信の利用頻度・対面サポートの要否・街の店舗数や自宅からの距離などを考慮して通信会社を選びます。

風船

ただし特定の条件での割引(家族割、光回線割、キャンペーン割引)や端末の購入代金についてはユーザーの利用状況によって異なるので別枠で考える必要があります。

特に現在は新規や乗り換え(MNP)ユーザーを対象に端末の割引などを実施しているところが多いので、機種変更のタイミングで他社へ乗り換え(MNP)るのも有用です。

以前よりも手続きは簡素化されてきているので、携帯電話料金の見直しを考えている方は併せて検討してみてください。

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