音声通話の完全かけ放題を付けたときの月額料金の比較

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音声通話の完全かけ放題を付けたときの月額料金の比較

スマートフォンの普及もありLINE(ライン)やSkype(スカイプ)などSNSの無料通話をメインで使われる方が増えましたが、利便性の高さや音質などを理由に通常の音声通話も多くの方が利用されています。

ただ携帯電話の音声通話料金は通常だと22円/30秒と少し高めなので、通話時間が多い方は定額のかけ放題オプションなどを契約するのがおすすめです。

最近は携帯電話料金の低廉化のながれもあり、音声通話を完全かけ放題(時間制限なし)のオプション料金も以前より下がってきています。

※下記の料金・サービス内容は2023年4月1日時点のものです。

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時間制限付きのかけ放題オプション料金と時間超過後の音声通話料金の比較。音声通話かけ放題の種類と違い。各通信会社のオプション料金一覧。

音声通話かけ放題の種類と違い

大手キャリア(MNO)・サブブランド・格安SIM(MVNO)で提供している音声通話かけ放題サービスには以下の2種類があります。

  • 通常の音声通話かけ放題
  • プレフィックス番号を利用した音声通話かけ放題

プレフィックス番号のかけ放題というのは、特定の番号(プレフィックス番号)を電話番号の前に付けて発信することで割安な通話回線を利用し料金を安く抑える仕組みです。

格安SIM(MVNO)などでよく見かける「専用アプリからの発信」条件が付くかけ放題というのは、アプリで電話番号の前にプレフィックス番号を付けてから発信しています。

VOLTE通話に非対応なので若干音質は低くなりますが、SNSなどの無料通話に比べるとかなり音質も高く料金はかなり割安です。

Androidスマートフォン

その代わり専用アプリを使用せずに発信(プレフィックス番号を付けないで発信)した場合、通常の通話料金が発生するというデメリットがあります。

スマホ本体の標準機能で表示される着信履歴から直接コールバック(専用アプリ以外から発信)した場合、プレフィックス番号が付かない(かけ放題が適用されない)という使い勝手の悪さがある点は注意が必要です。

ただ最近はプレフィックス番号を通信会社側で自動付与する(専用アプリ不要)サービスが増えており、使い勝手は通常のかけ放題と変わりません。

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オプションを付ける目安

完全かけ放題(時間制限なし)のオプション料金は各社おおよそ月額1,500円から2,000円の間が一般的です。

通常の音声通話料金は22円/30秒なので、一か月の通話時間が約68分から90分を超える場合、かけ放題オプションを付けたほうが割安になります。

詳細な音声通話時間と料金はスマホ本体に記録されているデータだけでは確認できないので、各通信会社の利用者ページで通話料金を確認してください。

iPhoneのロック画面

楽天モバイルのかけ放題

楽天モバイルも「Rakuten Link」という専用アプリを利用した音声通話かけ放題サービスを標準(基本料金に込み)で提供しています。

ただしRakuten Linkは音声通話回線を利用した通話ではなく、RCSという規格のデータ通信回線を利用した音声通話です。

データ通信回線を利用しているので割安なのですが、音質が電波状況や混雑状況に影響される面があり、音声通話回線を利用した通話よりも音質が落ちる傾向があります。

※追記 楽天モバイルでは通常の音声通話(Rakuten Linkを使用しないOS標準アプリでの通話)の15分かけ放題サービスを提供しています(オプション料金 月額1,100円)。

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音声通話かけ放題込の月額料金の比較

時間制限のない完全かけ放題サービスを利用した場合の月額料金を、通信事業者ごとに比較してみます。

※下記料金(税込)は2023年4月1日時点のもので、家族割引き・光回線のセット割などは適用していません。

スマートフォンとノートパソコン

通常のかけ放題

3大キャリア

段階式プラン(1GBまで) かけ放題オプション 合計
ドコモ 3,278円 1,870円 5,148円
au 3,278円 1,980円 5,258円
ソフトバンク 3,278円 1,980円 5,258円

※最新の段階式プランの最低料金で計算。

オンライン専用プラン(20GB)

基本料金 かけ放題オプション 合計
ahamo(ドコモ) 2,970円 1,100円 4,070円
povo(au)※受付終了 2,728円 1,650円 4,378円
LINEMO(ソフトバンク) 2,728円 1,650円 4,378円

※povoは2021年9月下旬に新プランpovo2.0へ移行(povo1.0の受付終了)。

オンライン専用プラン(小容量)

データ通信量 基本料金 かけ放題オプション 合計
povo2.0※ 0GB 0円 1,650円 1,650円
LINEMOミニプラン 3GB 990円 1,650円 2,640円

※povo2.0はデータ通信量3GB(有効期限30日)のチケットが990円。

サブブランド

3GBプラン かけ放題オプション 合計
UQモバイル 1,628円 1,980円 3,608円
ワイモバイル 2,178円 1,870円 4,048円

格安SIM(MVNO)

1GBプラン かけ放題オプション 合計
日本通信 290円(1GB) 1,600円 1,890円

プレフィックス番号を利用したかけ放題

格安SIM(MVNO)

1GBプラン かけ放題オプション 合計
OCN モバイル ONE 770円 1,430円 2,200円
IIJmio 850円※2GBプラン 1,400円 2,250円
イオンモバイル 858円 1,650円 2,508円
mineo(マイネオ) 1,298円 1,210円 2,508円
NUROモバイル 1GB+かけ放題のセットプラン 1,870円
LIBMO 500MB+かけ放題のセットプラン 1,980円

※プレフィックス番号は自動付与(専用アプリ不要)

RCSを利用したかけ放題

データ通信量 基本料金 かけ放題オプション
楽天モバイル 3GBまで 1,078円 0円(基本料金に含む)
3GBから20GB 2,178円
20GB以上 3,278円
※Rakuten Link(アプリ)からの発信が必要
通常音声通話の15分かけ放題オプション 1,100円

以前よりも割安に

あくまで上記は単純に基本料金と音声通話の完全かけ放題を組み合わせた場合の料金比較で、各種セット割引などは考慮していません。

実際に通信会社やプランを選ぶ際は、高速データ通信量、店舗数などサポート体制、手続き等がオンライン専用、利用できる割引(家族割引き、光セット割、電気セット割引)などを加味して検討することが必要になってきます。

スマートフォン

ただ以前より料金は安くなってきており、SNSの無料通話と違って固定電話や相手がアプリを利用していなくても通話できる使い勝手の良さがあります。

最近は音声通話に特化したプランなども登場してきているので、携帯電話料金の見直しをする際には併せてチェックしてみてください。

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