音声通話の完全かけ放題を付けたときの月額料金の比較

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音声通話の完全かけ放題を付けたときの月額料金の比較

スマートフォンが普及してLINE(ライン)やSkype(スカイプ)などSNSの無料通話をメインで使われる方が増えましたが、利便性の高さや音質などを理由に通常の音声通話も多くの方が利用されています。

ただ携帯電話の音声通話料金は通常だと22円/30秒と少し高めなので、通話時間が多い方は定額のかけ放題オプションなどを契約するのが一般的です。

最近は携帯電話料金の低廉化のながれもあり、音声通話を完全かけ放題(時間制限なし)のオプション料金も以前より下がってきています。

※下記の料金・サービス内容は2024年10月17日時点のものです。

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音声通話かけ放題の種類と違い

大手キャリア(MNO)・サブブランド・格安SIM(MVNO)で提供している音声通話かけ放題サービスには以下の2種類があります。

  • 通常の音声通話かけ放題
  • プレフィックス番号を利用した音声通話かけ放題

プレフィックス番号のかけ放題というのは、特定の番号(プレフィックス番号)を電話番号の前に付けて発信することで割安な通話回線を利用し料金を安く抑える仕組みです。

格安SIM(MVNO)などで以前あった「専用アプリからの発信」条件が付くかけ放題というのは、アプリで電話番号の前にプレフィックス番号を付けてから発信していました。

VOLTE通話に非対応など若干音質は低くなりますが、SNSなどの無料通話に比べるとかなり音質も高く料金はかなり割安です。

Androidスマートフォン

その代わりプレフィックス番号を付けないで発信(専用アプリを使用せずに発信)した場合、通常の通話料金が発生するというデメリットがあります。

ただ最近はプレフィックス番号を通信会社側で自動付与する(専用アプリ不要)サービスが普及しており、音質(VOLTE通話に非対応)以外は通常のかけ放題と変わりません。

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オプションを付ける目安

完全かけ放題(時間制限なし)のオプション料金は各社おおよそ月額1,500円から2,000円の間が一般的です。

大手キャリアだと通常の音声通話料金は22円/30秒なので、一か月の通話時間が約68分から90分を超える場合にかけ放題オプションを付けたほうが割安になります。

※格安SIM(MVNO)を利用している場合は通話料金が約半額(割安な通話回線)なので、一か月あたり上記の約2倍の通話時間が目安になります。

詳細な音声通話の利用状況はスマホ本体に記録されているデータだけでは確認できないので、各通信会社の利用者ページで通話時間・料金を確認してみてください。

iPhoneのロック画面

楽天モバイルのかけ放題

楽天モバイルも「Rakuten Link」という専用アプリを利用した音声通話かけ放題サービスを標準(基本料金に含む)で提供しています。

ただしRakuten Linkは音声通話回線を利用した通話ではなく、RCSという規格のデータ通信回線を利用した音声通話です。

データ通信回線を利用しているので割安なのですが、音質が電波状況や混雑状況に影響される面があり、音声通話回線を利用した通話よりも音質が落ちる傾向があります。

※追記 楽天モバイルでは通常の音声通話(Rakuten Linkを使用しないOS標準アプリでの通話)の15分かけ放題サービスを提供しています(オプション料金 月額1,100円)。

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音声通話かけ放題込の月額料金の比較

時間制限のない完全かけ放題サービスを利用した場合の月額料金を、通信事業者ごとに比較してみます。

※下記料金(税込)は2024年10月17日時点のもので、家族割引き・光回線のセット割などは適用していません。

スマートフォンとノートパソコン

通常のかけ放題

大手キャリア

段階式(1GBまで) かけ放題オプション 合計
ドコモ(ギガライト) 3,465円 1,870円 5,335円
※ドコモ(irumo) 3GB 2,167円 1,980円 ※4,147円
0.5GB 550円 ※2,530円
au 3,465円 1,980円 5,445円
ソフトバンク 3,278円 1,980円 5,258円

※段階式プランの最低料金(各種割引適用前)で計算。

※irumoはメール機能がオプションだったり、0.5GBプランはデータ通信速度上限などの条件あり。

オンライン専用プラン(20GB以上)

基本料金 かけ放題オプション 合計
ahamo(ドコモ) 2,970円 1,100円 4,070円
LINEMO(ソフトバンク) 2,970円から 1,100円 4,070円

オンライン専用プラン(小容量)

データ通信量 基本料金 かけ放題オプション 合計
povo2.0※ 0GB 0円 1,650円 1,650円
LINEMOミニプラン 3GB 990円 1,650円 2,640円

※povo2.0はデータ通信量3GB(有効期限30日)のチケットが990円。

サブブランド(小容量)

データ通信量 基本料金 かけ放題オプション 合計
UQモバイル 4GB 2,365円 1,980円 4,345円
ワイモバイル 4GB 2,365円 1,980円 4,345円

格安SIM(MVNO)

データ通信量 基本料金 かけ放題オプション 合計
日本通信 1GB 290円 1,600円 1,890円

プレフィックス番号を利用したかけ放題

格安SIM(MVNO)

基本料金(1GB) かけ放題オプション 合計
IIJmio 850円※2GBプラン 1,400円 2,250円
イオンモバイル 858円 1,650円 2,508円
mineo(マイネオ) 1,298円 1,210円 2,508円
※マイそくスーパーライト(通話特化) 250円 ※最大通信速度32kbps ※1,460円
NUROモバイル 1GB+かけ放題のセットプラン 1,870円
LIBMO 500MB+かけ放題のセットプラン 1,980円

プレフィックス番号は自動付与(専用アプリ不要)

RCSを利用したかけ放題

データ通信量 基本料金 かけ放題オプション
楽天モバイル 3GBまで 1,078円 0円(基本料金に含む)
3GBから20GB 2,178円
20GB以上 3,278円
※Rakuten Link(アプリ)からの発信が必要
通常音声通話の15分かけ放題オプション 1,100円

以前よりも割安に

あくまで上記は単純に基本料金と音声通話の完全かけ放題を組み合わせた場合の料金比較で、各種セット割引などは考慮していません。

実際に通信会社やプランを選ぶ際は、高速データ通信量、店舗数などサポート体制、手続き等がオンライン専用、利用できる割引(家族割引き、光セット割、電気セット割引)などを加味して検討することが必要になってきます。

スマートフォン

ただ以前より音声通話料金は安くなってきており、SNSの無料通話と違って固定電話や相手がアプリを利用していなくても通話できる使い勝手の良さがあります。

最近は音声通話に特化したプランなども登場してきているので、携帯電話料金の見直しをする際には併せてチェックしてみてください。

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