スマホを自宅の固定回線(Wi-Fi)に繋ぐ利点
自宅などで光回線やケーブルテレビ回線などを契約している場合、スマートフォンをその固定回線に繋いで利用することができます。
※Wi-Fiを利用してスマートフォンと固定回線と繋ぐ
携帯電話回線(ドコモ、au、ソフトバンクなど)ではなく、固定回線(Wi-Fiなど)に繋いでネットに接続するメリットは以下の点です。
- データ通信料金が割安(ほぼ無制限)
- 携帯電話会社で契約している高速データ通信量を消費しない
携帯電話の月額料金は利用する高速データ通信量によって決まってくるので、固定回線を積極的に利用することで通信費の節約に繋げることができます。
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便利な分だけ通信料金が高め
スマートフォンをインターネットに接続する(Web閲覧、SNS、動画視聴など)のに携帯電話回線を利用する場合と固定回線を利用する場合では、以下のような違いがあります。
携帯電話回線 | 固定回線 |
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携帯電話回線と固定回線の概略図
携帯電話回線は携帯電話の基地局とスマートフォンのやりとりなので、全国の基地局エリアならどこでも使用できる便利さがあります。
ただし便利な分だけ料金はどうしてもやや高くなります。(※データ通信量によって料金が決まってくる)
一方で固定回線の場合は家に設置している通信機器とスマートフォンを接続してインターネットにアクセスします。
自宅などに置かれる固定回線の通信機器はどうしても使える範囲(場所)が限定され外出先などでは利用できません。
その代わりデータ通信量に関わらず料金は一定なので、ネットをよく利用する方(通信量が多い方)ほど料金が割安になる特長があります。
無料Wi-Fiという意味
上の図にある固定回線の通信機器とスマートフォンの接続(Wi-Fi)は、単純に機械同士を繋いでいるだけで、そのやりとりに通信料金は発生しません。
あくまで通信料金が発生するのはインターネットと通信機器のやりとりの部分になります。
すこし語弊はありますが、Wi-Fiというのはあくまで機器同士を繋ぐコードの一種(無線)に過ぎません。
街中にある無料Wi-Fi(スポット)というのは「通信機器を利用できるように無料開放しているので、Wi-Fiで繋いで使ってください」という意味です。
※スマホ同士で写真のやりとりをするときにWi-Fiを使用することがありますが、料金が発生しないのも同じ理屈です。
スマホだけなら大容量プランも
個人で光回線やケーブルテレビ回線(ネット)を契約した場合、月額で約4,500円から5,500円くらいの料金で工事の手間や費用などもかかります。
※2年など定期契約になっている場合も多いです
ただ無線(Wi-Fi)でも有線(LAN)でも接続可能で通信も安定しており、利用範囲は限られますが通信速度も高速です。
複数の機器(テレビ、パソコン、ゲーム機など)を接続する場合や動画配信サービスをよく利用される方なら固定回線を契約したほうが便利で割安です。
ただネットはスマートフォンでの利用がメインという方であれば、わざわざ固定回線を引く必要はありません。
携帯電話会社の大容量プランもかなり料金が下げられており、スマートフォンで利用した場合はデータ通信量は無制限です。
パソコンをインターネットに接続する場合も、テザリング機能が利用できます。
※テザリングによるデータ通信量は、プランによって上限が設定されている場合があります
携帯電話回線なら場所を選ばず利用できる使い勝手の良さも、大きなメリットです。
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自分の使い方に合わせて
最近はインターネットに接続できる機器が増えテレビのリモコンにも動画配信サービスの専用ボタンがあったりします。
リビングのテレビなどで動画配信サービスやネット動画などをよく視聴される方なら、接続の安定性・高速・料金が一定・無制限という固定回線のメリットはかなり有用です。
固定回線は導入時に工事などの手間がかかるのが難点ですが、携帯電話料金の節約にも繋がる面もあります。
固定回線の契約を検討される場合は携帯電話の契約プランも加味し、利用機器や使い方に合わせて検討してみてください。
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