目次
【スマホ初心者向け】「ギガが足りない」って言葉の意味
スマートフォンに関する話をしているときに「ギガが足りない」という言葉が出てくることがあります。
「一か月分の高速データ通信量(の枠)を使い切った」もしくは「データ保存場所の容量が足りない」の意味で使われるのですが、スマートフォンに慣れていない方だとややイメージがしにくい言葉です。
ただ携帯電話の料金プランを検討するときに必要となってくる基本的な知識なので、おおまかなイメージだけでも抑えておくことが大切になります。
関連記事
ギガはデータ通信量の単位
「ギガが足りない」と言うとき、ほとんどの場合は「一か月分の高速データ通信量(の枠)を使い切った」という意味を表しています。
※1GB(ギガバイト) = 1024MB(メガバイト)、1MB(メガバイト) = 1024KB(キロバイト)
スマートフォンに慣れていないと高速データ通信量という言葉がわかりにくいですが、通常の音声通話の料金と比較するとイメージしやすいです。
データ通信の利用料金の決め方
通常スマートフォンで音声通話を利用する(電話をかける)と通話料金が発生します。
かけ放題などのオプション契約を利用していない場合は30秒22円と、通話時間に応じて料金が決まる仕組みです。
同様にデータ通信(インターネットの閲覧、SNSの利用など)も利用状況に応じて料金がかかります。
ただし音声通話のように時間ではなく、通信するデータ量(一か月間)に応じて料金が決まる仕組みです。
- 音声通話料金 30秒22円と通話時間に応じて決まる
- データ通信料金 プランによって使える量(高速通信できる量)が決まる
契約している料金プランによって一か月間の通信するデータ量が定められており、そのデータ量を越えてしまうと、低速通信に切り替わって使い勝手が悪くなります。
データ量はGB(ギガバイト)という単位で表されていて、この単位を抜き出して一か月で使用できるデータ量のことを「ギガ」と略しています。
データ保存容量の意味でも使うこともある
あまり多くないですが「データ保存場所の容量が足りない」という意味で「ギガが足りない」と言う場合もあります。
この場合の「ギガ」は、保存容量の意味で使われています。
最近はスマートフォン本体やメモリーカードだけでなく、インターネット上でデータを預かってくれるサービス(クラウドサービス)でデータを保存することも多くなりました。
クラウドサービスも条件によって一定の料金がかかりますが、インターネットに接続すればどの端末からも利用できる便利さがあります。
端末に関係なくデータを利用できるので、機種変更時などのデータ移動にも便利です。
そのため動画など大容量になりがちなデータを扱わない場合は、以前ほど機種変更などのときに本体のデータ保存容量(※いわゆるROM)は重視されなくなりました。
ただしクラウドサービスの場合、インターネット上にあるデータをスマートフォンに移すときにデータ通信量が増えます。
Wi-Fi環境(通信量を消費しない環境)などを利用しないと、先ほどの意味の「ギガ(高速データ通信量)が足りない」状況になるので注意してください。
関連記事
データ通信量の節約
低速通信に切り替わってしまうとファイルのダウンロードや動画の視聴などデータ量が大きい通信に時間がかかるので、使い勝手が悪くなります。
そのため契約している通信量が足りない場合には、街にあるWi-Fiスポットや自宅の固定回線(通信量を消費しない環境)などを利用して通信量の節約を行います。
すこし余談になりますが、SNSを利用した無料通話(LINE、skypeなど)で通信料が別途かかりますという表記は、言い換えると「契約しているデータ量を消費する」という意味です。
ただSNSを利用した無料通話はデータ通信量がそれほど多くないので、高速データ通信量の枠を使い切って低速通信になっていても、ほぼ問題なく利用できます。
※一般的に「テキスト(文字)」<「音声」<「動画」の順でデータ量が多くなります。
現在は3大キャリアでも格安SIMでも、一か月のデータ通信量に応じて料金が決まってきます。自分が一か月にどれくらいのデータ通信量が必要か把握してプランなどを選んでください。
関連記事