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ahamoの大盛りオプションとpovoの150GBトッピングの比較
オンライン専用プランのahamo(アハモ)とpovo(ポヴォ)では、データ通信が多い(20GBを超える)ユーザー向けのオプションサービスが用意されています。
ahamoでは月の高速データ通信量を80GB追加する大盛りオプションが月額1,980円、povoは180日利用できる150GBの容量追加トッピング(12,900円)が利用可能です。
ahamoの大盛りオプションは1か月単位で契約できる点・容量あたりの料金の安さ、povoは料金調整のしやすさ(基本料金0円でトッピングで調整可)など、それぞれに利点が異なります。
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ahamoとpovo2.0の基本サービス
ドコモのオンライン専用プランahamo(アハモ)とauのオンライン専用プランpovo2.0(ポヴォ2.0)の主なサービス内容は次のとおりです。
主なサービス内容
ahamo | povo2.0 | |
エリア | ドコモ | au |
受付・手続き | オンライン限定 | |
月額料金 | 2,970円 | 0円 |
データ容量 | 20GB | 0GB |
※チケット購入式 | ||
超過後の速度 | 最大1Mbps | 最大128kbps |
データ繰越 | なし | |
データ追加 | 1GB 550円 | ※チケット購入式 |
音声通話料金 | 5分かけ放題付き | 22円/30秒 |
※5分以降22円/30秒 | ‐ | |
通話オプション | 完全かけ放題 月額 1,100円 | 完全かけ放題 月額 1,650円 |
‐ | 5分かけ放題 月額 550円 | |
その他 | 20GBを海外でも追加料金なしで利用可能・ドコモのファミリー割引のカウント対象 | データ使い放題 24時間 330円/24時間 |
povoは基本料金が0円で自分で必要なサービスをチケット(トッピング)で購入してプランを組み立てる仕組みのサービスになっています。
高速データ通信量も従来の月額方式ではなく、使用できる期間(有効期限)が設定されているのが特徴です。
povo2.0のデータトッピング料金
データトッピング | 有効期限 | 料金 |
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
1GB追加 | 7日間 | 390円 |
3GB追加 | 30日間 | 990円 |
20GB追加 | 30日間 | 2,700円 |
60GB追加 | 90日間 | 6,490円 |
150GB追加 | 180日間 | 12,980円 |
それぞれの利点
povoでahamoと同等のサービス内容(20GB+5分かけ放題)のトッピングを購入した場合で比較すると、料金的には若干ahamoが安価です。
※povo データ容量20GB(2,700円)+5分かけ放題のチケット(550円)= 3,250円
またahamoは容量超過後の通信速度が最大1Mbpsとそこそこ速く、容量を超過してもSNSの無料通話やネットの閲覧程度なら問題なく使えます。
ただしpovoはチケット(トッピング)を購入しない月は0円で運用することが可能で、あまり使わない月は料金を安く抑えるなどユーザーの利用状況に合わせて細かく料金の調整ができる点が大きなメリットです。
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大容量オプション契約時の比較
月のデータ通信容量が多い方で月20GBの容量では足りない場合、ahamo(アハモ)では大盛りオプション(80GB)、povo2.0では150GB追加のデータトッピングなどが利用できます。
ahamoの大盛りオプションは月額1,980円、povoは180日利用できる150GBの容量追加トッピングが12,900円で購入可能です。
まとめ買いで安くなるpovo
ahamoで6か月間大盛りオプション(80GB追加)を付けた場合と、povo2.0の150GB追加(180日)を利用した場合の料金は次のとおりです。
6か月契約した場合の料金
ahamo | povo2.0 | ||
プラン | 基本プランのみ | 大盛り追加 | 150GB追加 |
6か月間の累積料金 | 17,820円 | 29,700円 | 12,980円 |
高速データ通信量 | 120GB | 600GB | 150GB |
超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大128kbps | |
その他 | 5分かけ放題付 | ※有効期限180日 | |
5分かけ放題オプション | 0円 | ※6か月 3,300円 | |
一か月あたりの容量 | 20GB | 100GB | 25GB |
一か月あたりの料金 | 2,970円 | 4,950円 | 約2,163円 |
※大盛りオプションは月単位で外すことも可能です。
月20GBを少し超えるくらいの容量が必要な場合、povo2.0で150GB追加(180日)を購入すると一か月あたり25GBの容量をahamoの基本プランよりも安く利用できます。
ただし5分かけ放題オプションが付いていないことと、使い切れなかったデータ通信容量は180日で無効になる点には注意が必要です。
大容量でのコスパが高いahamo
ahamoの大盛りオプション(80GB追加)を基準にしてpovoでも月100GBを利用することを想定した場合、6か月間利用する場合の料金比較は次のようになります。
6か月で月100GBを利用した場合
povo2.0 | ahamo | |
プラン | 150GB追加 4回 | 大盛りオプション |
6か月間の料金 | 51,920円 | 29,700円 |
高速データ通信量 | 600GB | |
超過後の通信速度 | 最大128kbps | 最大1Mbps |
その他 | チケット購入タイミングで利用時期(有効期限)を調整できる | 5分かけ放題付 |
一か月あたりの容量 | 100GB | |
一か月あたりの料金 | 約8,653円 | 4,950円 |
※5分かけ放題チケット(povo) 6か月 3,300円。
高速データ通信量を月100GBに揃えて比較した場合(月あたりのデータ通信容量が多くなると)、ahamoの大盛りオプションにかなり割安感が出てきます。
ただahamoは月単位の計算で上限が100GBなのに対し、povoは利用状況に合わせて有効期限を若干調整できる(任意のタイミングでチケットを購入できる)点がメリットです。
テザリング利用も可能
データ通信に特化して月25GB前後利用することを想定した場合、povo2.0の150GB追加(180日)トッピングが料金的に割安になります。
チケット購入式で固定の月額料金が発生しないので、既にメイン回線を契約している方がサブ回線としても利用しやすいサービスです。
ただ20GB前後の使い方あれば超過後も最大1Mbpsの通信速度が出る点や5分かけ放題が標準で付いているahamoも選択肢に入ってきます。
特に固定回線の代用や仕事などでデータ通信量が必要な方(月25GBを大きく超える利用)だと、ahamoの大盛りオプションの容量あたりの料金の安さが魅力です。
動画配信サービスの利用・在宅ワーク・オンライン会議などが増え、一人あたりが月に利用するデータ通信容量は増えている傾向にあります。
対面サポートが無い点は注意が必要ですが、オンライン専用プランが比較的割安で使い勝手も良いので候補としてチェックしてみてください。
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