データ通信量が少なめ(5GB以内)の利用者向け料金プランの比較

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データ通信量が少なめ(5GB以内)の利用者向け料金プランの比較

昨年は大手通信会社を中心に、携帯電話の料金プランの再編成が活発に行われました。

基本料金以外にも対面サポートの有無・月のデータ通信量・音声通話のかけ放題オプションなどサービス内容も多種多様になっています。

以前は月のデータ通信量が少なめの方は大手キャリアの段階式プランを利用しているケースが多かったですが、オンライン専用プラン・サブブランド・格安SIM(MVNO)といった選択肢も有用です。

※下記で紹介している料金・サービス内容などは2024年10月9日時点のものです。

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大手キャリアの段階式プラン

現在大手キャリアを利用していてデータ通信量が少ないユーザーは、使ったデータ通信量によって料金が変化する段階式プランを契約している方が多くなっています。

大手キャリアの段階式プランを利用する主なメリットは次のとおりです。

  • 契約変更などの事務手続きや端末の初期設定など、すべて対面で行ってもらえる
  • 故障などのトラブル時にショップの数が多く、代替機の貸出などサポートが手厚い
  • 取扱い端末(スマートフォン)の種類が豊富
  • 家族割引・光回線セット割引・キャッシュレス決済での優遇など特典が多い
  • キャリアメール・留守電サービス・端末補償など多種多様のサービス

ただし各種サービスが充実している分、すこし基本料金が高めになります。

キャリアの小容量向けプラン月額料金例

ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
プラン名 ギガライト※ スマホミニプラン ミニフィットプラン+ 最強プラン
基本料金※1GBまで 3,465円 3,465円 3,278円 3GBまで1,078円
次の料金区分
※1GB超過後
3GBまで 2GBまで 2GBまで 20GBまで
4,565円 4,565円 4,378円 2,178円

※ギガライトの受付は終了。

※家族割引き・光回線のセット割・学割・キャンペーンなどを適用前の基本料金。

Android 12ロック画面

また段階式プランはある一定の容量を超えると料金が上がるので、通信費を調整するには自分の使ったデータ通信量を把握しておく必要があります。

データ通信量の上限設定機能やメールなどでの事前の通知機能も用意されていますが、定額プランに比べすこし使い勝手が落ちる点は否めません。

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小容量のオンライン専用プラン

3大キャリアではネットで契約できるオンライン専用プランが開始され、ソフトバンクとauはデータ通信量が少ない利用者向けの小容量プランも提供しています。

街のショップが利用できない(対面サポートがなくなる)点に注意が必要ですが、その分料金はかなり割安です。

3GBから10GBのコスパが高いLINEMO

ソフトバンクはオンライン専用プラン「LINEMO(ラインモ)」でデータ通信量が少な目のユーザー向けに段階式プランを提供しており、月3GBまでなら月額990円で利用できます。

ミニプランとベストプランの比較

LINEMO ベストプラン
通信エリア ソフトバンク
受付・手続き オンライン限定
月額料金 3GBまで990円
通信容量 10GBまで2,090円
超過後の速度 10GBから15GB  最大300kbps
15GB以降  最大128kbps
データ繰越 なし
データチャージ 1GB 550円(翌月末まで有効)
音声通話 22円/30秒
通話オプション 5分かけ放題 月額 550円・かけ放題 月額 1,650円
その他 LINE(ライン)の通話データ容量などがノーカウント

ソフトバンクのSIMカード

ただし手続き等は全てオンラインになり、街のソフトバンクショップでの対面サポートは受けられません。

またLINEMO向けに端末の販売も行われていないので、機種変更などはソフトバンクオンラインストア・メーカー公式ストア・家電量販店などで別途購入する必要があります。

その為ある程度スマホの操作などに慣れた方に限定されるプランになりますが、10GBまでの料金もかなり割安な設定になっており、月のデータ通信容量が少し多めの方には使い勝手の良いプランです。

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auのpovo2.0

auのオンライン専用プランpovo(ポヴォ)ではサービス開始時から大幅なプラン内容の改定が行われ、チケット購入式(トッピング方式)サービスに変更されました。

基本料金が0円で利用者が必要なサービスを追加していくのが特徴で、データ通信量3GB(有効期限30日間)のチケットがLINEMOのミニプランと同じ990円で購入できます。

主なサービス内容

povo2.0
エリア au
受付・手続き オンライン限定
月額料金 0円※
高速通信のデータ容量 0GB
※データトッピングを購入
超過後の通信速度 最大128kbps
データ繰越 有効期限式
データチャージ トッピングで追加
音声通話 22円/30秒
音声通話オプション 5分かけ放題 月額 550円・かけ放題 月額 1,650円
1日使い放題オプション データ使い放題 24時間 330円/24時間
コンテンツオプション DAZN(7日間)760円・smash.(24時間)220円

povo2.0のデータトッピング(チケット)

データトッピング 有効期限 料金
データ使い放題 24時間 330円
1GB追加 7日間 390円
3GB追加 30日間 990円
20GB追加 30日間 2,700円
60GB追加 90日間 6,490円
150GB追加 180日間 12,980円

povoのSIMカード

例えば月ごとのデータ通信量に波がある場合などに、自分で携帯料金を調整しやすいのが大きな利点です。

ただしLINEMOと同じくオンライン専用プランで基本的に対面でのサポートは無く、契約も含め各種手続きはネットなどを使って行う必要があります。

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サブブランド(UQモバイル、ワイモバイル)の小容量プラン

auとソフトバンクはデータ通信量が少ないユーザー向けに、自社のサブブランド(UQモバイル、ワイモバイル)でも小容量プランを提供しています。

取扱い機種・店舗や窓口の数などメインブランドと若干差がありますが、ショップでの対面サポートを残しつつ少し安い料金で利用可能です。

サブブランドの小容量向けプラン基本料金(月額)

UQモバイル ワイモバイル
ミニミニプラン シンプル2 S
エリア au ソフトバンク
月額料金 2,365円
高速通信データ容量 4GB
超過後の通信速度 最大300Kbps 最大300Kbps
※6GB以降 最大128kbps
データ繰り越し 翌月まで
音声通話 22円/30秒
音声通話オプション かけ放題 月額 1,980円・10分かけ放題 月額 880円
割引など 光回線・でんきセット割 1,100円引き 家族割引 550円引き au payカード割 187円引き 光セット割引または家族割引(2回線目以降) 月額1,100円引 PayPayカード割 187円引き

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ドコモの新料金プランirumo(イルモ)

ドコモではサブブランドを展開していませんが、昨年から新たにデータ通信量が少な目のユーザー向けの新プラン「irumo(イルモ)」を開始しました。

※ギガライトは受付終了。

dポイントカード

irumo(イルモ)の主なサービス内容

irumo(イルモ)
エリア ドコモ
受付・各種手続き 店舗利用可
料金形式 容量選択式
月額料金 0.5GB 550円
3GB 2,167円
6GB 2,827円
9GB 3,377円
家族割引など みんなドコモ割の人数カウント対象
※家族間通話 有料 ※メンバー(相手)の契約プランによって相手側は無料
光回線のセット割 適用可(最大1,100円引)
超過後の通信速度 最大300kbps
※0.5GBプランは128Kbps
容量のくりこし なし
音声通話料金 22円/30秒
通話オプション かけ放題 1,980円
5分かけ放題 880円
キャリアメール オプション(330円)

従来のギガライトと比べるとメールがオプション(有料)になっていたり家族間通話の無料特典が無かったりしますが、ドコモショップが利用可能で基本料金もかなり低めの設定になっています。

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格安SIM(MVNO)の小容量プラン

格安SIM(MVNO)は元々小容量プランを利用するユーザーが多く、データ通信量に合わせて細かくプランが用意されています。

オプションサービスなども豊富で一定の通信速度でデータ通信の使い放題(mineo)や対象サービスの容量カウントフリーなど、使い方に合わせた低廉な料金プランを組むことが可能です。

MVNOの小容量向けプラン基本料金(月額)

mineo IIJmio 日本通信 NUROモバイル
1GB 1,298円 290円
2GB 850円 1GB追加ごとに220円
3GB 792円
4GB
5GB 1,518円 990円 990円
6GB

※音声通話機能付きSIMプラン。

motorora edge 20付属品

また格安SIM(MVNO)は音声通話料金が約半額(約11円/30秒)で利用できるところが多く、端末(スマホ)が割安で購入できるなどの利点もあります。

ただし大手キャリアのオンライン専用プランと同様に対面サポートは基本的に無いところが多いので、各種手続きなどは自分で行う必要がある点と、昼のランチタイムなど混雑時間帯にデータ通信速度が低下する可能性がある点には注意が必要です。

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対面サポートの要否で選ぶ

大手キャリア(段階式プラン)は店舗での対面サポートなどが手厚く、家族通話などのオプションサービス・スマホ決済サービスでの優遇など各種特典が充実していますが、その分料金は若干高くなります。

ただ複数回線契約による家族割引きや光回線とのセット割引の適用できれば、月々の基本料金をある程度抑えることが可能です。

割引サービスやなどの特典は減りますが、店舗での対面サポートを残しつつ料金を抑えることを考えた場合、サブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)やirumo(イルモ)も有力な選択肢になってきます。

Androidスマートフォン

またデータ通信量あたりの料金の安さで考えた場合、ある程度スマホの操作に慣れていて対面サポートが不要な方であればLINEMO・povo2.0などのオンライン専用プランや格安SIM(MVNO)が一番割安です。

格安SIM(MVNO)などはランチタイムなど混雑時間帯のデータ通信速度が低下する可能性がある点は頭に入れておく必要がありますが、データ通信量が少なめの方であればそこまで影響も大きくありません。

現在は2年契約の違約金も廃止されており、iPhoneなどデュアルSIM対応機種ならSIMカードの2枚挿しといったこともできるので、使い方に合わせて色々比較してみてください。

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