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日本通信「合理的かけほプラン」と楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」の比較
格安SIM(MVNO)の日本通信は通常の音声通話かけ放題が割安で利用できる「合理的かけほプラン」を提供しています。
通常の音声発信がかけ放題になり(専用アプリなどが不要)基本料金も一定なので、あまりスマートフォンの操作に慣れていない方にも使いやすいプランです。
通話方法などに違いがあるので単純な比較はできませんが、大手キャリアだと楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」が月額3,278円で通話かけ放題※と料金・内容的に近くなっています。
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プラン内容の比較
日本通信の「合理的かけほプラン」と楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」の基本的なプラン内容は以下のとおりです。
主なサービス内容の比較
合理的かけほプラン | Rakuten UN-LIMIT VI | |
基本料金(月額) | 2,728円 |
データ通信量に応じて変化 1GBまで 0円 1GBから3GB 1,078円 3GBから20GB 2,178円 20GB以上 3,278円 |
エリア | ドコモエリア | 楽天エリア + パートナーエリア |
音声通話料金 | かけ放題(追加料金なし) | 22円/30秒 |
音声通話オプション | – | Rakuten Linkアプリでの通話かけ放題(無料) |
高速通信のデータ容量 | 3GB | 楽天エリア:無制限
パートナーエリア:5GB |
データ容量追加料金 | 1GBあたり250円
上限を3GBから30GBの間で設定し3GB超過分を請求 |
パートナーエリア:1GBあたり500円 |
超過後の通信速度 | 不明 | 最大1Mbps |
データ繰越 | なし |
※パートナーエリア 楽天モバイルがauのローミングサービスを受けているエリア
料金とかけ放題の使い勝手
月のデータ通信量が3GB以内だと想定した場合、楽天モバイルの基本料金は月額1,078円なのでかなり安く利用可能です。
ただし音声通話のかけ放題は日本通信がシンプルな(通常の音声通話)かけ放題なのに対し、楽天モバイルの場合は専用アプリ「Rakuten Link」からの発信という条件が付きます。
通話の音質(楽天モバイルはデータ回線を利用した通話)やiPhoneの場合は標準アプリで着信履歴が表示される(そのままコールバックすると通話料金が発生する)など、若干通常の音声通話と異なる点には注意が必要です。
日本通信の合理的かけほプランは専用アプリなどは不要になっており、初心者の方などにも使いやすくなっています。
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エリアカバー率
また日本通信はドコモSIMを利用した格安SIM(MVNO)サービスなので、利用可能エリアはドコモと同じ条件です。
一方で楽天モバイルは新しいキャリアのため、現状楽天モバイルの自社エリアは3大キャリアに比べると少し限られてきます。
パートナーエリア(auエリア)での利用はデータ通信量の上限(5GB)などもあるので注意してください。
高速データ通信量と通信速度
月のデータ通信量が多い方なら楽天モバイルは月額3,278円で高速通信が無制限と、かなりコストパフォーマンスの高いプランです。
※通信速度の制御を行う場合がある旨の注意書きはあります。
ただしパートナーエリアだと高速データ通信容量は5GBまでで超過後は最大1Mbpsの通信速度になる点は頭に入れておく必要があります。
パートナーエリアサービスも一部都道府県では提供が終了している場所もあるので、楽天エリア以外で契約される方は事前にチェックしてください。
一方日本通信はエリアが広いですが3GBと容量は少なめで、どちらかというと音声通話のかけ放題を重視したプランです。
自分でスマートフォンを用意する
日本通信は端末の販売を行っていないので、利用する際には自分でスマートフォンを用意する必要があります。
利用できる端末の一覧は公式サイトで公表されており、SIMフリー端末なら家電量販店でも購入できますしドコモで購入した端末ならほとんどがそのまま利用できます。
ただあまりスマートフォンに慣れていない方には、やはり若干ハードルが高い作業です。
あと格安SIM(MVNO)はキャリアと同じ回線を使用していますが、充分に回線を確保していないと混雑時間帯などに通信速度が落ちる可能性があります。
回線速度はいくつかの要因(場所・混雑状況・利用者数など)が影響するので、実際に使ってみないと解らない面が多く判断が難しい点です。
ただ朝晩の通勤時間帯や昼休みなどに通信速度が落ちる傾向があるのは格安SIM(MVNO)サービスの仕組み上どうしても避けられないので、ある程度割り切りが必要になります。
コスパの高い音声通話かけ放題プラン
日本通信は格安SIM(MVNO)なのでショップなどは構えておらず、初期設定などを含めた基本的な作業は自分でやらなければいけない点と混雑時間帯の通信速度低下の可能性。
楽天モバイルの場合は自社エリアが3大キャリアに比べると狭く、データ容量無制限は対応エリアでの利用が前提になる点などに注意が必要です。
ただどちらも3大キャリアのメインブランドで音声通話かけ放題を契約した場合の料金と比較すると、二つのプランのコストパフォーマンスはかなり高くなっています。
音声通話の利用がメインで月額料金の節約などを検討されている方は、候補のひとつとしてチェックしてみてください。
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