目次
カメラを持って競馬場へ
今年はマカヒキの凱旋門賞挑戦で例年よりも注目が集まる競馬界ですが、JRAでは9月から秋競馬が始まり阪神競馬場でもレースが開催されています。
阪神競馬場はカメラを購入後、ずっと行きたいと考えていたのですが、今回、初めて競走馬の撮影に挑戦してきました。
過去に阪神競馬場には何度か負けられない闘いに向かったこと遊びに行ったことはあったのですが、写真を撮る目的で行くのは初めて。ちょっと感じが異なり、すこし新鮮でした。
競馬場はカメラをやっている方の定番撮影スポットのひとつで、超ベテランからわたしのような初心者まで多くのかたが訪れています。今回、私が実際に撮影してきた阪神競馬場のおすすめ写真撮影スポットをまとめます。
撮影機材
- ニコン D5500
- AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2※
- AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR※
※ダブルズームキット同梱レンズ
競馬場で写真撮影するときの注意点
まず先に競馬場での撮影の注意点を。以下の内容は必ず守ってください。
フラッシュ禁止
馬は光や音に敏感で臆病な動物です。最悪の場合、カメラのフラッシュによってパニックを起こしてしまう可能性があります。
カメラのフラッシュ機能は必ず切ってください。動物園での撮影と同じです。カメラによってはAUTO撮影などで自動でフラッシュが発光する可能性があるので気を付けてください。
三脚、踏み台、脚立禁止
特に重賞レースやG1レースなどがあると競馬場は非常に混雑します。人が多い場所なのでこれらの場所をとる機材は競馬場では使用できません。
また重賞レースなどが無い場合でも昼以降はそこそこの混雑になるので、ゆっくり写真撮影をしたい方は午前中(午前9時開門、10時頃レース開始)の撮影をおすすめします。
ターフビジョン前
まずメインスタンド前に設置されているターフビジョン前。パドック、投票所など他の各所へのアクセスもよく、多くの人がレースの観戦をする為に集まるメインスポットです。
ターフビジョン前はゴール前のレースの勝負どころで、一番スピードに乗ったサラブレットの躍動感ある写真が撮影できます。ただ人も多いところなので注意してください。
パドック
メインスタンド前のターフビジョン前から建物の中を真っ直ぐ進むと、目の前にパドックがあります。パドックでは次のレースに出走する馬たちが周回運動を行っています。
パドックでの周回運動はレースほど速い動きではないので、初心者にも撮影しやすいです。またパドックの最前列にまで進むと馬のかなり近くにまで寄れるので、望遠機材がなくてもサラブレットの迫力あるアップの写真を撮影することができます。
バドックはすり鉢状になっているので、写真に柵などを入れたくない場合は、少し離れて高い場所から俯瞰で撮影することもできます。
スカイパーク投票所横、芝生広場前
ターフビジョン前からゴール板とは逆の右手第4コーナー方面へ少し歩くと、各種イベントが行われるスカイパーク横の芝生広場があります。芝生広場の前は、ちょうど芝の内回りコース(外回りではないので注意)の最終コーナーの前にあたります。
レース終盤の最終コーナーでは、最後の直線に向けての位置取り争いが激しくなり、一気に馬群が固まってきます。全馬が殺到して一団となった、迫力ある馬群の写真が撮影できます。
ゴール板横、ウイナーズサークル
阪神競馬場はゴール板の真横にウイナーズサークルがあります。ここでは騎手のインタビューやレースを勝った馬と関係者の記念撮影なども行われます。
パドックと同様、かなり近くで競走馬を見ることができ、騎手も間近で見ることができるため、多くの競馬ファンやカメラマンが集まる場所です。
またウイナーズサークルにはレースに勝ったお祝いの雰囲気があり、騎手や調教師さん、馬主さんなど関係者のリラックスした喜びの表情なども見ることができます。
記念撮影用の顔出し看板
常設ではありませんが、イベントなどで場内に顔出し看板なども設置されています。今回見つけたのはパドック横のエスカレーター付近です。
現在(2016年9月)は憧れの人気ジョッキーとの壁ドン、お姫様だっこ写真が撮れるようになっています。
場内にはスタッフも多く巡回していますので、一人で来場している場合でも大丈夫です。ただタイミングを気を付けないと少し周りから注目を浴びることになるかもしれませんが。
ちなみに観光地の感覚で一般のお客さんにシャッターをお願いするのは、できれば止めておきましょう。たまに馬券で精神的にかなりヒートアップされている方もおられますので。
来場記念壁ドンパネル
お姫さまだっこ顔出し看板
サラブレッドは美しい
たった入場料200円(馬券を買わなければ)で、一日中美しいサラブレットの写真を撮り放題、お茶も温冷あって飲み放題、スタンドの中に入れば空調完備の休憩し放題。
コスパ至上主義の現代において、馬の写真を撮るカメラマンにとって天国のようなおすすめの撮影スポットです。ぜひ機会があれば競馬場にカメラを持って撮影に行ってみてください。かなり楽しめると思います。
ただ一点、馬券を嗜(たしな)むカメラマンの方は注意が必要です。気を付けないと撮影そっちのけで予想に入り、いつの間にか撮影がメインか馬券がメインか解からなくなってみたり。
まあ、それはそれで楽しいんですけどね。帰りの切符だけは先に買っておきましょう。
関連記事