標準キットレンズで背景をぼかすコツや設定

背景ボケ撮影例

焦点距離 52mm f5.6 1/80秒

使用レンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2

(ダブルズームキット同梱レンズ)

キットレンズでボケをつくるコツ

一眼レフ、ミラーレスカメラを初めて購入する際、多くの方はキットレンズと呼ばれる標準レンズと本体をセットで購入します。

一般的に標準レンズは風景から人物撮影までオールラウンドの撮影が想定された設定で、使い勝手のいいレンズです。

初めてカメラを使う方にも使いやすいよう、写真として一番マズい失敗であるピンボケを減らす効果もあって、被写体の背景がボケにくいレンズでもあります。

ただ標準レンズでも全くボケないことはなく、コツさえ知っておけばある程度背景をぼかすことはできます。

今回はあまりカメラ操作に慣れていない方にむけて、標準レンズを使って背景をぼかしたいときのコツや設定をまとめます。

※使用カメラ Nikon D5500(APS-C)

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背景ボケの基本

まず背景をぼかしたいときの、基本的な考え方は4つあります。

  • 焦点距離(ズームなど長い距離のほうがボケやすい)
  • 絞り(F値が小さいほどボケる)
  • 撮影距離(被写体に近寄るほど背景がボケる)
  • 背景の距離(背景の距離が離れているほどボケる)

初心者の方などはとりあえず、背景をぼかすにはいくつかの方法があることだけ頭の片隅に入れておいてください。

絞り優先モードで撮る

まずはプログラムオート(カメラまかせ)で撮った写真の例です。

カメラまかせで撮影した例

プログラムオートの撮影例

焦点距離 18mm f10 1/400秒

使用レンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2

プログラムオート(カメラまかせ)で撮影した場合、全ての設定値をカメラが決めるので、背景をぼかすときに重要な絞り(F値)を変えることができません。

なので自分で絞り(F値)を決める絞り優先モード(Aモード、AVモード)で撮影をしてやります。

カメラに慣れてない方は、絞り優先モードというと難しそうに聞こえるかもしれませんが、F値さえ決めれば、あとはカメラが決めてくれるのでオートと変わりません。

次の写真は同じ被写体を、焦点距離55mmで少し離れて、絞り優先モードでF値を変えて撮り直した写真です。

絞り優先モードで撮影した例

背景ボケの撮影例

焦点距離 55mm f5.6 1/1000秒

使用レンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2

背景ボケの基本、焦点距離と絞りの効果を狙いました。55mmになったことでバックの写る範囲が狭くなっていますが、先ほどより背景がボケてくれています。

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人物は全身よりもアップで

人物写真で背景をぼかす場合、全身を入れようとすると被写体との距離が遠くなるので、背景がボケにくくなります。

プログラムオートで全身を撮影

オートでの人物撮影例

焦点距離 18mm f10 1/400秒

使用レンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2

次はさきほどと同じように焦点距離55mmに変えて、絞り優先モードで撮影した例です。

絞り優先モードで全身を撮影

絞り優先モードでの人物撮影例

焦点距離 55mm f5.6 1/1000秒

使用レンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2

若干滑り台がボヤけてはいますが、元々被写体とカメラの距離があるため、あまり効果が感じられません。

これ以上この構図(画面構成)でボカしたい場合は、もっと小さいF値を使えるレンズを使うのか、望遠レンズでさらに離れて撮影する方法になります。

なのでレンズを変えずにさらに背景をぼかす場合は、構図を変えて被写体に近寄ってやることですこしボケてくれます。

同じ設定で被写体に近寄って撮影

被写体に近寄って背景をボカす例

焦点距離 55mm f5.6 1/1600秒

使用レンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2

望遠レンズは背景ボケにも

子供の運動会目的などで一眼レフ、ミラーレスカメラを購入され、ダブルズームキットなどでズームレンズをお持ちの場合は、そちらも背景ボケに使えます。

近くの被写体を、あえて遠い距離からズームレンズの長い焦点距離で撮影することで、背景がかなりボケてくれます。

ただ望遠レンズで距離が遠くなる分、手ぶれにはより注意が必要です。

望遠レンズで離れて撮影した例

望遠レンズでの背景ボケ

焦点距離 300mm f5.6 1/200秒

使用レンズ AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR

(ダブルズームキット同梱レンズ)

あとはレンズ沼

コツとしては、焦点距離をできるだけ長く(ズーム)、ピンボケしないギリギリの距離まで被写体に近付く、背景ができるだけ離れている場所を選ぶといった感じです。

あとは、さらにガンガンに背景をぼかした写真が撮りたい人や、暗いところにも強い明るいレンズが欲しい人がF値の小さいレンズを買い求める道へすすみます。

ただその道はかなり深い沼になっているので、くれぐれも注意してください。

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