Twitterのリプライ制限機能の使いどころと注意点
Twitter社は以前からベータテストを続けていた、ツイート(投稿)に対するリプライ(返信)の制限機能を正式に実装しました。
自分がツイート(投稿)する際にリプライ(返信)できる相手を指定しておくことで、知らない相手などからの返信を防ぐことができます。
※リツイート、コメント付リツイートはできます。
この機能によってリプライ欄に表示されるコメントをある程度絞ることが可能になり、リプライ欄を使用したコミュニケーション(会話)がしやすくなるといった機能です。
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リプライ制限の設定方法
ツイートにリプライ制限を掛けたい場合は、ツイート作成画面にあるリプライ設定欄から投稿に対してリプライできる相手を指定します。
設定欄をタップするとリプライできる相手を「フォローしているアカウント」または「@ツイートしたアカウントのみ」の2種類に変更できます。
※@ツイートは、ツイート本文にユーザー名が含まれるツイートのことです。
メリットと注意点
リプライ(返信)機能は便利な反面、スパム(迷惑行為)や嫌がらせなども容易にできる面があったので、それらを防ぐことができる点はメリットです。
反響の大きいツイート(投稿)だとリプライ欄のコメントが多く、全体(会話)の流れを確認するのにも大変だったりします。
設定によって制限をかけることで、リプライ欄を利用した会話や議論などがやりやすくなります。
注意点
ただし制限されるのはリプライ(返信)だけで、ツイート(投稿)のリツイート、コメント付リツイートは可能です。
自分が公開したツイートが、他人によって全く拡散されなくなるわけではないので注意してください。
また第三者がリプライできないことで、ツイート単体(※リプライ欄)で投稿の真偽、信憑性(しんぴょうせい)を判断する基準が減るデメリットもあります。
※真偽が怪しい投稿の場合に、第三者からの指摘リプライが期待できない
今までリプライ欄を判断基準に活用していた方は、別の手段も考慮して投稿の真偽などを判断してください。
SNSの投稿は拡散しやすい
最近はTwitter上で誹謗中傷のリプライ(返信)を受けとる被害も増えており、それらの被害を少しでも減らす意味でリプライ制限は有用な機能です。
ただリツイート(コメント付リツイート)は可能なので、不用意な発言での炎上など拡散防止に効果が期待できる機能ではありません。
Twitterで他人の拡散を防ぎたい場合は、従来どおりアカウントに鍵をかける機能が一番有効です。
SNSは元々がネットワークを利用して他人と繋がり(交流)を持つためのツールなので、投稿が拡散しやすい仕組みになっています。
その点だけは常に意識してTwitterなどSNSを上手く活用してください。
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