iPhoneの名前を替えておいたほうがいいと言われる理由
iPhoneを利用する際のセキュリティ対策として「iPhoneの名前を変更しておく」というのがよく言われます。
「iPhoneの名前」は外部から端末を識別する(指定する)目的で使われるもので、Bluetoothでデバイス(機器)同士を接続するときや、AirDropで写真を送るときなどに使われる名前です。
そのため基本的に他ユーザーが閲覧できるものなので、本名など個人情報を含む名前は避けたほうがいいとされています。
※初期設定のままだとApple IDに登録している名前で「○○のiPhone」と表示される。
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iPhoneの名前が使われる場面
「iPhoneの名前」は以下のようなシーンで利用されます。
- Bluetooth・Wi-Fiを利用してデバイス(機器)同士を接続する
- AirDropでのファイル送受信
- iCloudでのデータ管理
- 「iPhoneを探す」機能を利用する
上記のような機能を利用する際、どのiPhoneを対象にするのかを特定・識別するために使われるもので、外部機器(他のスマホなど)からも設定されている「iPhoneの名前」が閲覧できるようになります。
iPhoneは周りに他のユーザーがいるケースも多いので、特徴のある名前を設定しておくと使い勝手がよく便利です。
iPhoneの名前の変更方法
iPhoneの名前は設定から簡単に変更できます。※iOS 17.6.2で手順確認。
- [設定]->[一般]->[情報]->[名前]
ちなみに[一般]の項目に中にあるAirDropの設定を「連絡先のみ」に変更して、ファイルなどの受信を知り合いだけに限定しておくのもよく言われるセキュリティ対策のひとつです。
- [設定]->[一般]->[AirDrop]->連絡先のみにチェック
設定画面
セキュリティのリスク
「iPhoneの名前」は初期設定だとApple IDに登録している名前が表示されるので、BluetoothやAirDropなど使うときに本名を他人に見られてしまう可能性があります。
ただ他人にiPhoneの名前を知られることによって決済サービスやクレジットカードを勝手に利用されるといったことがあるわけでは無く、リスクは限定的なものです。
ただ他人が本名を閲覧できる状況は気持ちのいいものではなく、派生して本名を利用した成りすまし(詐欺)などを考えると、変更しておくに越したことはありません。
設定自体は3分もかからないので、できれば暇なときにでもニックネームなど個人情報を含まない名前に変更してみてください。
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