ソフトバンクの新料金プランから読み取れる店舗(対面)サポート分の料金
ソフトバンクは先日の新料金プラン発表会で、大容量はソフトバンク本体、小・中容量向けにワイモバイル、オンライン限定のSoftBank on LINEの3ブランド体制を進める方針を発表しました。
現行ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルにつづき、LINEモバイル(「SoftBank on LINE」)が二つ目のサブブランドして展開されます。
LINEモバイル(「SoftBank on LINE」)に関しては今までの格安SIMサービス(MVNO)ではなく、MNOとして運用される(ソフトバンクに組み込まれる)のでワイモバイルと通信品質の差はありません。
二つのサブブランド(「ワイモバイル」と「SoftBank on LINE」)の違いは、店舗(対面)でのサポートが受けられるかどうかの違いになります。
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20GB料金の比較
ワイモバイルの新料金プラン「シンプルL(20GB)」と「SoftBank on LINE」のプラン内容は以下のとおりです。
※下記料金は2020年12月23日時点で発表されている料金(税抜)です。
ソフトバンクの20GBプラン比較
ワイモバイル
シンプルL(20GB) |
ソフトバンク
SoftBank on LINE |
|
提供開始 | 2021年2月 | 2021年3月 |
受付・手続き | 店舗でも可 | オンライン限定 |
月額料金 | 3,780円 | 2,980円 |
ネットワーク | 4G・5G対応 | |
高速通信のデータ容量 | 20GB | |
超過後の通信速度 | 最大1Mbps | |
データ繰越 | なし | |
データ通信量追加 | 不明 | 1GB 500円 |
音声通話 | 20円/30秒 | 5分かけ放題※5分以降20円/30秒 |
音声通話オプション | かけ放題 月額 1,700円
10分かけ放題 月額 700円 |
かけ放題 月額 1,000円 |
その他 | 光セット割引または家族割引(2回線目以降)-500円 | LINEでのデータ通信容量がノーカウント(※対象はLINEトーク/LINE通話などを予定) |
※シンプルLのデータ繰越については、現在ワイモバイルで運用されている条件です。
店舗(対面)サポートの有無以外では、「SoftBank on LINE」のほうには音声通話の5分かけ放題が標準でついています。
あと割引の適用可否やLINEのデータ通信をカウントするかなどの細かい差はありますが、概(おおむ)ねサービス内容は同等です。
月額で1,500円の料金差
なるべく二つの条件を近づけるために、音声通話かけ放題オプションを付けた場合の月額料金を比較します。
シンプルL(20GB) | SoftBank on LINE | |
基本料金 | 3,780円 | 2,980円 |
音声通話かけ放題オプション | 1,700円 | 1,000円 |
月額合計 | 5,480円 | 3,980円 |
家族割などを考慮せず高速データ通信量20GBを利用するケースでの比較ですが、月額で1,500円の料金差になります。
あくまで一定条件での比較であり一概には言えないところがありますが、店舗(対面)サポートの有無と料金プランを検討する際に一つの目安になります。
店舗が利用できる安心感と必要性
急にスマートフォンが動作しないようなトラブルになったとき、とりあえず街のショップに持ち込めばなんとかなる安心感は店舗(対面)サポートが受けられる大きなメリットです。
仕事で利用されている方なら、代替機などをその場で用意してくれる補償サービスがあったりもします。
またスマートフォンの操作などが苦手な方にとってはオンラインでの契約手続き、端末変更時の初期設定なども、自分で行うにはハードルが高い作業です。
ただスマートフォンに慣れた方であれば、本体の故障以外のトラブルだと自分で対処できるケースがほとんどです。
自分が詳しくなくても、周りにひとりサポートしてくれる方がいれば済む話も多くあります。
月額料金を安く抑えた分、万が一の故障に備えもう一台スマートフォンを購入しておくといった運用も可能です。
最近は機種変更や料金プランの変更もオンラインで可能になっており、街のショップをほとんど利用しない方も増えてきています。
店舗(対面)サポートの有無は携帯電話料金の見直しを考えるときに大きな要素のひとつになるので、自分の利用環境なども含めて検討してみてください。
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