自分で情報を集める
近年、いたるところで「ネットで話題」という言葉が多用されるようになりました。
スマホが普及してインターネットが身近になった影響もあり、相手の注意を引く便利な言葉で広告に限らず日常会話などにもよく使われます。
ただ「ネットで話題」というのは明確な基準がなく実態が把握しずらいので、自分で情報を判断することが大切になります。
本当にその事象が話題になっているかどうかを客観的に判断する手段としては、ネット上のその単語(ワード)の検索数、SNSなどで話題にされた数(ツイート数など)を参考にすることがよくあります。
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Googleトレンド
よく急上昇ワードという言葉が使われますが、直近に単語(ワード)の検索数が増えたものを指します。
急上昇ワードを調べる場合、統計的な数の信頼性、妥当性から考えると検索サービスの最大手であるGoogleの情報が有用です。
Googleでは「Googleトレンド」というページを公開しており、世界各国の最新の検索動向をチェックすることができます。
Twitterのトレンド
どの程度話題になっているかの目安として、Twitterのトレンド機能も基準のひとつになります。
Twitterのトレンド機能では、一定期間でツイート数(発言数)の多い単語(ワード)やハッシュタグ(話題ごとに♯をつけて分類する機能)をチェックできます。
ただTwitterのトレンド情報は、初期設定だとフォローしているアカウント、設定した興味関心、位置情報などで変化する(カスタマイズされる)可能性があります。
自分の興味などによって変化する可能性がないトレンド情報を表示したい場合は、地域設定をすることができます。
Twitterのトレンド機能
玉石混交の5ちゃんねる
情報を先取りするツールとしては、有名巨大匿名掲示板の5ちゃんねるも有用です。
SNSの台頭で一時期のピークは過ぎたとはいえ5ちゃんねる利用者はまだまだ多く、日々の発言数は膨大で少々マイナーなジャンルでも最新のトピック(話題)が上がってきます。
ただし誰でも匿名で気軽に書き込みができるため情報は玉石混交で、広告業者の書き込みや嘘の情報なども散見します。
一方で情報の真偽の判断がしっかりできる方ならば、善意ある利用者から有益な情報を得ることができるコミュニティ(場所)でもあります。
Android用閲覧アプリ
プル型メディアを意識する
インターネットは基本的に自分から情報を集める(検索、SNSのフォローなど)メディアで、テレビなど受身のメディアとは分けてプル型メディアとも呼ばれます。
プル型メディアを利用するうえで気を付けないといけないのは客観性の担保です。
インターネットでは自分が欲しい情報を、欲しい量だけ得られる便利さの反面、情報が偏ってしまいがちになります。
たとえばTwitterだと、広告以外は自分がフォローしている(趣味、嗜好が合う)アカウントの情報しかタイムラインに流れないため、情報の客観性はどうしても低くなります。
SNSに慣れている方でも不用意な発言で炎上してしまうケースは、自分の考えは多数派で支持されるものだという思い込みが原因だったりします。
情報を集めるのは比較的容易ですが、その情報が偏っていないかどうかも意識することが、インターネットを上手く活用するうえで重要です。
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