2020年9月から開始
総務省は2020年9月から開始予定のマイナポイント事業に関するウェブサイトの公開を開始しました。
マイナポイント事業はマイナンバーカードの普及と経済対策を目的にしたもので、キャッシュレスで2万円分の買い物(またはチャージ)で国から5000円分のポイント還元が受けられます。
ただし今回のマイナポイント事業でポイント還元を受けるには、マイナンバーカードが必要になるので注意してください。
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マイナポイント利用のながれ
マイナポイントのポイント還元を受ける手順としては以下のようになります。
- マイナンバーカード取得
- マイナンバーカードを使ってマイキーIDを設定
- マイキーIDを使ってキャッシュレス決済を選択(7月)
- 選択したキャッシュレス決済の利用(9月)
- 決済事業者からポイント付与(9月)
キャッシュレス決済事業者の選択が7月頃開始で、マイナポイントの還元・利用が9月からの予定です。
とりあえずマイナンバーカードの取得
現時点ではまだ国会の予算が成立していないので、マイナポイント事業はあくまで予定です。
ただ昨年10月の消費税増税の影響もあって景気対策の必要性があり、ほぼ確実に実施が見込まれている事業です。
それほど急ぐ必要性はありませんが、マイナンバーカードの取得には申請から約一か月程度かかるので、カードの取得だけは早めにやっておくことをおすすめします。
マイキーID設定はもう少しあとで
マイナポイント事業でポイント還元を受けるには、マイナンバーカードを使ってマイキーID設定を行う必要がありますが、これに関してはまだ急いで設定する必要はありません。
現時点でマイキーIDの設定はスマートフォンだと専用アプリ、PCだとICカードリーダーライタを使用します。
ただICカードリーダーライタをこの為だけに購入するのは馬鹿らしいですし、Android端末だと他にもアプリのインストールが必要になっていたり、操作がややこしくなっています。
アプリもまだリリースされたばかりで不具合が出る可能性もありますし、複数のアプリをインストールする必要があるのは、正直スマホ初心者などにハードルが高すぎます。
今後アプリもシンプルに使いやすいようバージョンアップされるでしょうし、それを待ってからでも、制度には充分間に合います。
またいくつかの市区町村の窓口では「マイキーID設定支援」を実施しているところもあります。
設定支援ではマイナンバーカードと暗証番号があれば設定が行えます。
現状はまだ一部窓口ですが、国会の予算が成立すれば全ての市町村区役所などでマイキーIDの設定ができるようになることが予想されるので、それを待つのもおすすめです。
通知カードとの混同に注意
この制度でポイント還元を受けるにはマイナンバーカードが必要で、既に市町村から自動的に送付されているマイナンバー通知カードではポイント還元を受けられません。
マイナンバーカードと混同されている方も多いので注意してください。※マイナンバーカードは写真付きです。
今回のマイナポイント制度の実施で、今後マイナンバーカードの取得申請をされる方がかなり増えることが予想されています。
制度が周知されるにつれて混雑も予想されるので、カードの申請だけは優先的に済ませてください。
現在、マイナンバーカードはまだコンビニで住民票の写しが取得できたりなど限定的な機能しかありません。
ただ2021年3月からはマイナンバーカードを健康保険証としても利用できるようになる予定で、今後は利用するシーンも増えてきそうです。
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