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きっと笑えるギャグアニメ作品
エンターテイメントの世界などで「人を笑わせるのが一番難しい」といったことがよく言われます。
感動させたり泣かせたりするのは、多くの人が共感できるポイントがわりと明確なので(例えば、親しい人の死は哀しい等)比較的やりやすい。
「悲しみ」の感情は万国共通な点も多く、古今東西の悲劇では登場人物が死ぬといったストーリーが沢山作られてきました。
ですが一方で「笑い」はそれがやりにくい。
文化的な背景やタブーなども絡み万人受けするものを作るのが難しく、これをすればみんなが笑うといったテンプレート(ひな型)も少なくなります。
また「笑い」は年齢や性別、個人の嗜好などに依存する面も大きく、たとえ同じ作品を観ていても同じポイントを面白いと感じるとは限らない。
例えばリビングで父親と娘が仲良く一緒にテレビを観ていても、同じポイントで笑うとは限らない。
万が一、下ネタなどで父親が一人で大笑いなどをしてしまうと最悪で、娘は父親に嫌悪感すら抱きかねない。思春期モード発動、父親嫌いが加速してしまいます。
「笑い」の共有性の狭さを考慮し、異性とのデートで映画を観る場合、できればコメディ物を避けたほうがいいというアドバイスは理にかなっています。
そういった作品はひとりでみるのが平和です。
長くなってしまいましたが、結局、何が言いたいかというと「紹介した作品が面白くなくても、私は悪くない」ということです。
私の笑いの傾向は、極端に突き抜けたものや不条理なもの(支離滅裂は除外)を好みます。
自信を持っておすすめする作品ばかりですが、合わない人には「これ、いったい何が面白いの?」といった感想を抱く危険性を孕むものがあります。
そこは大人として飲み込んでください。
長い予防線を張り終わったところで、早速おすすめの作品を紹介します。※作品は50音順で紹介しています。
アニメで分かる心療内科
アニメ公式サイトより
心療内科で扱う症例をテーマに、真面目な心理士と適当な看護師のやりとりを通じ解かりやすく解説していくギャグアニメ。
原作にあたる「マンガで分かる心療内科」の作者ゆうきゆうさんは精神科の医師。
1話約5分前後のショートアニメで、登場人物の軽妙な掛け合いのなか症例の解説とギャグがテンポよく盛り込まれています。
ただ医療をテーマに扱っているせい?か下ネタも多いので、そのあたりが苦手な人は注意。
現在、Amazonプライムなどで配信中。
おそ松さん
アニメ公式サイトより
故・赤塚不二夫さんの生誕80周年を記念して製作されたギャグアニメ作品。
名作「おそ松くん」に出てくる六つ子たちが成人した後の世界が描かれ、イヤミ、チビ太、ダヨーンなどお馴染みのキャラも登場。
ファッション誌の表紙を飾るなど女性層を中心としたブームを巻き起こし、近年ギャグアニメとしては異例の大ヒットとなった作品。
オリジナル要素も多く現代風にアレンジされていますが、全力で悪ふざけをする作風はまさにナンセンス、不条理な赤塚不二夫ワールドを踏襲。
赤塚ファンにもぜひ視聴してほしいおすすめの作品です。ただこの作品も下ネタ満載です。
現在、dTV、dアニメストア、Huluなどで配信中。
魁!!クロマティ高校
アニメ公式サイトより
引き算ができれば入学できるというクロマティ高校を舞台に、個性的な不良たちがドタバタ劇を繰り広げる学園ギャグアニメ。
原作漫画の持つ独特の雰囲気やバカバカしさをアニメでも忠実に再現し、よりパワーアップしています。
作品中のシュールでナンセンスな笑いは、好きな人はかなり癖になる作品。オススメのギャグアニメのアンケートなどでは必ず名前が上がる名作ギャグアニメのひとつです。
古い作品のため、視聴はレンタルショップなどに限られます。
デ・ジ・キャラット(ワンダフル版)
TBSの深夜番組「ワンダフル」内のワンコーナーで放送されていた名作ショートギャグアニメ。
キャラクターショップ「ゲーマーズ」のマスコットキャラクターから派生したメディアミックス展開の先駆けにもなった作品。
大女優になるため地球にやってきたデジキャラット星の王女でじこが、助けてもらった秋葉原のゲーマーズで店員として働き、周りの人々と巻き起こすドタバタコメディ。
人気作で続編も沢山作られていますが、おすすめは一期にあたるワンダフル版。この作品も一話5分前後で空き時間などにサクッと視聴できます。
1999年の作品なので初回放送から約17年が経過し、そろそろ秋葉原の文化歴史的資料価値も生まれつつある作品です。
こちらも古い作品のため、視聴はレンタルショップなどに限られます。
監獄学園(プリズンスクール)
アニメ公式サイトより
女子寮の風呂場を覗いた罪で、学園内の監獄(プリズン)に閉じ込められた男子高校生たちの学園生活を描く青春コメディ。
思春期の男子高校生らしい、ばかばかしくてまっすぐなエロ、グロ、ナンセンスなギャグが満載。
ギャグアニメらしいくだらない話を、登場人物のハイテンションなリアクションや軽妙な掛け合いを交え、テンポよくストーリーが展開され視聴者を飽きさせません。
ただ青年コミック誌の漫画が原作のため男性向けの性的描写が少しきつく、挙げた作品の中では下ネタも一番きついので要注意。
現在、dTV、dアニメストアなどで配信中。
ナンセンスなギャグアニメが好物です
私自身、特別下ネタが好きなわけではないんですが、そういう作品が並んでしまいましたね。またおもしろい作品を見つけたら、追記していきたいと思います。情報、大歓迎です。
上記のラインナップのとおり基本的にナンセンスギャクが好きなので、お勧めの作品があったらぜひ教えてください。
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