純粋でまっすぐな青春ストーリー「君に届け」

さくらの花

ひたむきで一生懸命な少女の成長を描く

相手の年齢を探りたいときに有効な手段として、子供の頃観ていた学園ドラマを聞くいう方法があります。相手が答えたドラマの放送時期から、年齢を推測する方法です。

例を上げると、20代なら「GTO」や「鈴木先生」、30代だと「ごくせん」「高校教師(リメイク)」40代、50代ならや「スクールウォーズ」や「熱中時代」といったところでしょうか。

問題は「3年B組金八先生」と答えた場合です。金八先生はシリーズ通算で30年以上続いているので、それだけでは判別できません。

そのときは生徒役の出演者を聞いて判断することが必要になります。

金八先生で一番有名な腐ったみかんのエピソードの直江喜一さん(加藤優役)の名前を挙げたなら、1980年放送の第2シーズンなので約36年前だと解っていると、いろいろと捗ります。

イチキュッパの腐ったみかんと覚えて下さい。いつかきっと役に立つ日がくるはずです。たぶん。

※若い世代なら2001年放送の第6シーズンの上戸彩さん(鶴本直役)の知識のほうが実用的ですが、語呂合わせが浮かびません。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな金八先生好きもおすすめの学園ドラマの名作アニメ「君に届け」を紹介します。

実写映画化もされた人気少女漫画

原作は「別冊マーガレット」にて連載中の椎名軽穂さんによる同名漫画「君に届け」。2010年には多部未華子さん主演で実写映画化もされた人気作品です。

主人公の女子校生、黒沼爽子(さわこ)は見た目の陰気さと、人に気を使い過ぎる性格のため、周囲となかなか上手くコミュニケーションがとれない。

そんな爽子とは対照的に明るく爽やかでクラスの人気者である「風早翔太」。

爽子が翔太との出会いをきっかけに、少しづつ友情に恋にと成長を遂げていく姿を描いた学園青春ストーリーです。

銀杏

内気な主人公の恋愛と友情

この作品(アニメ)は恋愛モノというより主人公「黒沼爽子(さわこ)」の成長ストーリーと言ったほうが正確かもしれません。

物語のメインは翔太との恋愛話ではあるんですが、爽子の成長を描く部分がかなり多くあります。

序盤は今までの自分を変えようと、必死に努力する爽子の健気な姿を中心に物語は進んでいきます。

主人公爽子が少しずつ成長していく過程で、翔太の存在を異性として意識していく過程が丁寧に描かれています。

クラスメイトから親友への過程

序盤のストーリーでメインとなるのが、主人公爽子(さわこ)とクラスメイト二人との関係の変化です。作中では三人がクラスメイトから親友へと変わっていく過程が丁寧に描かれます。

高校でたまたま同じクラスだったという知り合いの関係から、徐々にお互いを知り心通わせて親友へと変化していく。

お互いの微妙な距離感や心境の変化などが丁寧に描かれ、主人公と心通わせていくストーリーには心打たれます。

眩しい憧れの学園生活

「君に届け」を観ていると、こんな学生時代が過ごせたらと感傷的な気分にさせられます。

些細なことで悩んだり、不器用ながら一生懸命に困難に立ち向かう姿だったり。思春期の子供っぽさや純粋でまっすぐな気持ちを呼び起こす作品です。

ただ、純粋でひたむきで努力家で心優しくて料理や裁縫が巧く家庭的といった、見た目が少し暗い以外はほぼ完璧超人という爽子のキャラクターに感情移入できるかどうかで、少し評価が変わる作品でもあります。

そんな純粋な気持ちは、とっくの昔に忘れてしまっていた私には、登場人物たちの姿が少し眩しすぎましたが。

ですがその純粋さに心動かすシーンも多く学園ドラマの名作としてお勧めできる作品です。機会があればぜひ観て欲しいと思います。

ちなみに金八先生の第2シーズンもお勧めです。

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