声を出して笑ってしまう王道ミュージカル「プロデューサーズ」

洋館

クラッシックスタイルの王道ミュージカルコメディ

コメディで万人受けする作品というの非常に稀です。

エンターテイメントにおいて「怒り」とか「悲しみ」などを表現する場合、万人が共感するポイントは共通点が多く比較的制作しやすい。ですが「笑い」となると少し状況が違います。

個人の思想や信条、文化的背景や嗜好、生活環境などによって「笑い」のポイントはどうしても個人差が大きい。

コメディの性質上、世界中、万人が認める作品というのはほとんど無いと言ってもいいでしょう。それはコメディの宿命でもあります。

なので他人にコメディ作品を他人に勧めるのは結構難しい。下手すると個人的なセンスを否定されることにもなりかねないので注意しましょう。

とりあえず予防線を張ったところで、ミュージカルコメディ映画「プロデューサーズ」を紹介します。

大ヒットミュージカルを再度映画化

「プロデューサーズ」(2005年公開)は、トニー賞史上最多の12部門を受賞した大ヒットミュージカルを映画化したコメディ作品です。

元々は1968年の同名映画で、ミュージカル化で大ヒットを経て再度映像化された経歴をもつ作品でもあります。

映画版にはミュージカル版の初演で主役を務めたネイサン・レインとマシュー・ブロデリックがそのまま出演していることで話題にもなりました。

元売れっ子の演劇プロデューサーマックス(ネイサン・レイン)は企画するミュージカルがコケてばかりで、すっかり落ち目に。お金持ちの老婦人たちのロマンスの相手をして金の無心をする日々。

そんな彼のもとに小心者の会計士レオ(マシュー・ブロデリック)が現れる。レオは帳簿を誤魔化しミュージカルをわざと失敗させることで大儲けができることに気が付き、そのアイデアをマックスに教えてしまう。

ミュージカルを失敗させるために「最悪の脚本」と「最悪の演出家」を集め、大儲けを企てる二人だったが…。

 馬鹿馬鹿しい話を王道スタイルで

この作品は馬鹿馬鹿しいストーリーを王道のミュージカル形式で正面からぶつけてきます。軽薄で調子のいいプロデューサー”マックス”と小心者で真面目な会計士”レオ”。

性格が全く正反対の二人のコミカルな掛け合いを中心にストーリーが進められていきます。

他の登場人物も、偏屈なドイツ人作家、感性豊かでヒステリックなゲイの演出家、性に解放的なスウェーデン女性など、よくあるベタな設定が用いられ定番のアメリカンコメディが展開されていきます。

ステージ

コメディの巨匠メル・ブルックス

脚本は強烈な風刺ネタやパロディなどで知られるメル・ブルックスです。

なのでゲイや性を皮肉った卑猥なネタやヒットラーを風刺したブラックユーモアなどが多く出てきます。そこを許せるかで評価も分かれる作品です。

個人的には目をしかめるようなドギツイ「エロ、グロ、ナンセンス」的な要素はなかったと思います。

英語が堪能でないので、わかりにくいアメリカンジョークが所々ありましたが。まあ確かに作風が合わないひとには全く笑えない作品かもしれません。

ミュージカルって楽しいよね

ストーリーなど多少癖のある作品ですが、ブロードウェイミュージカルの基本である「楽しい歌と踊り」を存分に味わえる映画です。

声を出して笑ってしまうようなシーンもあり、劇場で観覧しているような雰囲気を楽しんで欲しいと思います。

ちなみにエンドロールにも小ネタが仕込まれていますので、最後までお見逃しなく。そういった細かいところにもサービスたっぷりの楽しい作品です。

但しくどいようですが、人を選ぶ作品なのであしからず。

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