厚生労働省の接触確認アプリをスマホにインストールしてみて

スマートフォン

厚生労働省の接触確認アプリをスマホにインストールしてみて

コロナウイルス対策の一環として、厚生労働省が主体となり開発をすすめていた接触確認アプリがリリースされました。

AppleとGoogleが共同で世界各国の保健当局へ提供するAPI(アプリの作成に使う部品のようなもの)を利用したアプリで、iPhone、Androidのどちらでも利用できます。

さっそく自分のスマートフォンにもアプリをインストールしてみたので、ダウンロードから初期設定までの流れなどを紹介します。

※以下の手順はAndroid端末(AQUOS sense plus SH-M07)、接触確認アプリVer1.0.0で確認しています。

※2021年1月9日 実際にインストールして200日ほど利用してみた感想を追記しました。

接触確認アプリのインストール

接触確認アプリはiPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playからダウンロードできます。

各アプリストアで「接触確認アプリ」と入力して検索してください。

下記の厚生労働省公式サイトにある、接触アプリの説明ページにもアプリへのダウンロードリンクが貼られています。

厚生労働省公式サイト 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Applicationの説明ページへのリンク

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

利用規約への同意と初期設定

アプリを利用するには利用規約への同意などが必要になり、インストール後の初回起動時は以下の流れで初期設定を行っていきます。

1.アプリの概要説明

接触確認アプリの初期設定画面

2.利用規約とプライバシーポリシーへの同意

接触確認アプリの初期設定画面

3.Bluetooth機能をONにする

接触確認アプリの初期設定画面

4.アプリの通知機能をオンにして初期設定が終了

接触確認アプリの初期設定画面

アプリの使い方

初期設定を済ませると自動で接触情報の記録が開始され、アプリの操作などは必要ありません。

陽性者との接触が確認されたときは、スマートフォンへ通知が届きます。

アプリを操作するのは基本的に以下の場合です。

  • 陽性者との接触情報を確認する
  • 自分が陽性と判明してその情報(保健所などから発行される処理番号)をアプリに登録する
  • 各種設定の変更、アプリの使用中止
  • 利用規約、プライバシーポリシー、使い方などの確認

アプリの起動画面と接触情報の確認画面

接触確認アプリの起動画面と情報確認画面

接触確認アプリの特徴

既にいくつかの国でこのAPIを利用した接触確認・行動追跡アプリなどが開発、運用されていますが、日本版アプリの主な特徴は以下のとおりです。

  • Bluetooth機能で接触(1m以内で15分以上)した記録をスマホに残す(14日間)
  • 陽性が判明した利用者がその情報をアプリへ登録した場合、登録者との接触記録が残っているスマホに通知が届く
  • GPSの位置情報・個人情報の取得は行わない

陽性が判明した利用者との接触をいち早く通知することを目的にしたアプリで、接触情報の共有によって感染拡大の防止に繋げようという仕組みです。

感染経路の追跡や個人の特定能力は無い

ただしこのアプリは接触記録を残すことと、通知を行うことに特化した仕組みになっており、接触者の特定や感染経路の追跡機能はありません。

陽性者との接触の事実を知らせることで、感染の可能性のある利用者の行動変容(検査の受診、外出などの自粛)を促すためのアプリです。

スマートフォン

あくまで道具のひとつ

このアプリでは住所や氏名などの個人情報は登録せず、スマホのGPSの位置情報なども使用しません。

あらかじめ利用者同士の接触した記録をスマートフォンに残しておき、陽性が判明したときに情報を登録して匿名で接触の事実を共有するだけのものです。

陽性者との接触した事実を早く知ることで検査の受診や外出の自粛など促し、感染拡大の防止につなげようといった取り組みのひとつです。

ユーザーの行動変容を促すだけの地味なアプリですが、利用者が増えることによって一定の効果が見込めます。

ただある程度の数の利用者がいないと接触記録の数が少なくなり効果も薄くなってしまうので、今後利用者をいかに増やしていくかが課題となるアプリです。

200日ほど使ってみて

とりあえずアプリをインストールしてほぼ放置していただけですが、アプリのメイン画面を確認すると約200日ほど経過していました。

接触確認アプリ

初期設定さえ済ませてしまえば、あとは見えないところ(バックグラウンド)で勝手に接触情報を記録しています。

インストール後は本体のBluetooth機能を常時ONにしていますが、スマホの電池持ちに影響を感じたことはありません。

アプリから陽性者との接触確認の通知があった場合、保健所などのサポートを素早く受けられ検査を受ける場合の費用もかからないなどのメリットがあります。

関連記事

厚生労働省が開発を進めている接触確認アプリの概要。アプリの基本的な仕組み。実際の運用イメージ。
関連コンテンツユニット



スポンサーリンク
新規アドセンス20190329(20220415レスポンシブ)
新規アドセンス20190329(20220415レスポンシブ)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
新規アドセンス20190329(20220415レスポンシブ)