新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)で通知を受けた場合、検査費用は本人負担なし
厚生労働省は8月21日付けで都道府県の保険機関に対し、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)で通知(陽性者との接触)を受けた利用者が検査を受ける場合、行政検査として取り扱うよう通達を行いました。
行政検査として検査を受けた場合、検査費用はすべて公費でまかなわれるため、自己負担額は0になります。
厚生労働省は今回の通達に際しアプリ専用の相談窓口の設置など、利用者が通知を受けた場合にすみやかに検査を受けられるような体制づくりも自治体に促しています。
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行政検査の要件
今回の新型コロナウイルス感染症に関し、行政検査の対象としては以下の要件が定められています。
- 新型コロナウイルス感染症の患者
- 当該感染症の無症状病原体保有者
- 当該感染症の疑似症患者
- 当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)で通知を受けた利用者が検査を受ける場合は3または4に該当するとして、改めて行政検査として取り扱うよう各保険機関に通達しました。
ただしアプリ(COCOA)で通知を受けた利用者はあくまで検査対象者で、濃厚接触者として取り扱うことはしない(14日間の健康観察の対象とはしない)となっています。
※保健所長が濃厚接触者に当たると判断した者を除く
対応スマートフォン
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)はiPhone、Androidどちらのスマートフォンでも利用可能です。
iPhone端末だとiOS 13.5以上、Android端末だとAndroid 6.0以上が対象となっており、現行のスマートフォンならほぼ対応しています。
※iPhoneだとiPhone 6s、iPhone SE(第1世代)以降に発売された端末がiOS 13.5に対応
ツールのひとつ
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)は単にスマートフォン同士が接近した記録を残すアプリで、位置情報などを取得して陽性者を追跡するような機能はありません。
アプリの利用者の同意のもとで最小限の情報(陽性者との接近した事実を)共有をして、陽性の可能性をいちはやく察知するためだけの地味なツールです。
ただ地味といっても利用される方が増えれば増えるほど、感染拡大の防止に一定の効果が見込めます。
感染対策の基本は「密を避けること」と「手洗い」に変わりありませんが、こういったツールもぜひ活用してください。
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