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au(メインブランド)からUQやpovo(ポヴォ)へ乗り換えた場合の料金比較
現在auは従来のメインブランドの料金プランに加え、オンライン専用の20GBプラン「povo(ポヴォ)」、サブブランドのUQモバイルと複数のサービスを提供しています。
それぞれ店舗数・対面サポートの有無・販売されている端末・割引サービスやポイント優遇などで違いがあり、月々の基本料金もかなり違っています。
特に現在auを契約していて家族割、光回線割などを利用されていないケースであれば、プラン変更や乗り換えでかなり月額料金を抑えることが可能です。
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乗り換えた場合の料金の比較
auとUQモバイルの料金プランを、月のデータ通信量が低・中容量(10GB以下)と大容量(20GB以上)のユーザーを想定して料金の比較をしてみます。
※下記の料金は2021年5月4日現在のもので、光回線割、家族割、キャンペーン割引などは含んでいません。
低・中容量(10GB以下)のプラン
月の高速通信データ容量10GB以下の利用者を想定した場合、auだと「ピタットプラン 4G LTE」、UQモバイルだと「くりこしプランS」か「くりこしプランM」の選択になります。
au | UQモバイル | ||
ピタットプラン 4G LTE | くりこしプランS | くりこしプランM | |
月額料金 |
|
1,628円 | 2,728円 |
高速通信のデータ容量 | 3GB | 15GB | |
超過後の通信速度 | 最大128kbps | 最大300Kbps | 最大1Mbps |
データ繰越 | なし
※月ごとの計算 |
翌月まで繰り越し可能 | |
音声通話 | 22円/30秒 | ||
音声通話オプション | かけ放題(通話定額)
月額 1,980円 5分かけ放題(通話定額ライト) 月額 880円 |
かけ放題
月額 1,870円 10分かけ放題 月額 770円 |
|
データチャージ | 0.5GB 605円
1GB 1,100円 |
100MB 220円
500MB 550円 データチャージカード 1GB 1,100円(非課税) |
※ピタットプランは2年契約適用、光回線割、家族割を含まない料金
auの「ピタットプラン 4G LTE」はデータ通信量によって料金が変わるので一概には言えませんが、UQモバイルだと月額約1,600円から3,800円ほど安く利用可能です。
データ容量超過後の通信速度もUQモバイルのほうが速く、かけ放題オプションも10分からで使い勝手もよくなっています。
ただしUQモバイルはauに比べると街のショップ数が少ない点に注意が必要です。
対面サポートは受けられますが、近場のショップの有無や混雑しやすい点などは考慮する必要があります。
大容量(20GB以上)のプラン
月の高速データ通信容量が20GBを超える場合は、auだと「データMAX 4G LTE」(月額料金7,480円)が候補になります。
ただ2021年3月より新料金プラン「使い放題MAX 4G」が開始され、同等のサービス内容で月額料金も下がっています。
※現在「データMAX 4G LTE」を利用されている方は「使い放題MAX 4G」へのプラン変更だけでも月額1,000円ほど安くなります。
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UQモバイルだとデータ通信量が25GBの「くりこしプランL」が該当します。
また街のショップでの対面サポートが利用できなくますが、オンライン専用20GBプラン「povo(ポヴォ)」という選択も有用です。
au | UQモバイル | au
(オンライン専用) |
|
使い放題MAX 4G | くりこしプランL | povo(ポヴォ) | |
サービス開始 | 2021年3月 | 2021年2月1日 | 2021年3月 |
月額料金 | 7,238円 | 3,828円 | 2,728円 |
高速通信のデータ容量 | 無制限
※テザリング30GBまで |
25GB | 20GB |
超過後の通信速度 | 最大128Kbps | 最大1Mbps | |
データ繰越 | なし | 翌月まで可能 | なし |
音声通話 | 22円/30秒 | ||
音声通話オプション | かけ放題(通話定額)
月額 1,980円 5分かけ放題(通話定額ライト) 月額 880円 |
かけ放題
月額 1,870円 10分かけ放題 月額 770円 |
かけ放題
月額 1,650円 5分かけ放題 月額 550円 |
データチャージ | 0.5GB 605円
1GB 1,100円 |
100MB 220円
500MB 550円 データチャージカード 1GB 1,100円(非課税) |
1GB 550円
データ使い放題 24時間 220円/24時間 |
※使い放題MAX 4Gは2年契約適用、光回線割、家族割を含まない料金です。
月の高速データ通信量が20GB前後のユーザーであれば、UQモバイルの「くりこしプランL」で月額約3,400円、povo(ポヴォ)だと約4,500円ほど料金が違ってきます。
データ通信容量の上限を超えた場合でもUQとpovoは最大1Mbpsの速度が出るので、WEBの閲覧、SNSの無料通話などには充分の通信速度です。
※ただし高画質の動画視聴だと読み込みなどが発生してくる通信速度です
一方で使い放題MAX 4Gは、テザリング以外であれば無制限で利用できるのが大きなメリットです。
特に動画配信サービスを利用される方はどうしても通信量が増えてしまうので、容量を気にしなくていいのは使い勝手に直結します。
※テザリング(スマホを介してPCやゲーム機などで通信)には30GBの上限があります
auを利用するメリット
月額料金の単純な比較ではUQモバイルやオンライン専用「povo(ポヴォ)」などのほうが安くなりますが、料金が高い分auのメインブランドには以下のようなメリットがあります。
- 街のショップ数など店頭サポートが手厚い
- 新発売の新しいスマートフォンを取り扱う
- 家族割、光回線割などの各種割引率が高い
- au Payのキャンペーンなどで優遇
- 販売・対応機種などが豊富
キャリアのメインブランドを利用する最大のメリットは、街のショップ数などサポート体制の厚さです。
最近はauショップでUQモバイルを取り扱う店舗も増えていきていますが、やはり数は限られます。
特にpovo(ポヴォ)は手続きなどを含め全てオンラインになるので、スマートフォン初心者や高齢者などで操作に慣れていない方にはハードルが上がります。
料金は高いですが、何かトラブルがあったときに近くにある街のショップに持ち込めばなんとかしてくれる安心感がキャリア(メインブランド)の最大のメリットです。
4Gから5Gへの過渡期
現在キャリア(メインブランド)を利用している方がサブブランド、オンライン専用プランなどへ乗り換えをすれば、確実に月額料金は下がります。
SIMカードの差し替えや料金プランの変更など自分でする作業も増えますが、ある程度スマートフォンの操作に慣れたユーザーなら問題なくできるレベルの作業です。
たとえ自分で作業ができなくても、家族など周りにスマートフォンの操作に慣れた方が一人いれば済む話でもあります。
ただし少しネックになってくるのが今後の5Gの利用です。
5Gのデモンストレーションなどでよく紹介されるマルチアングルやVRといったサービスはデータ通信量が多く、月20GBの容量では足りない可能性が出てきます。
まだ現時点ではエリアが狭いですが、5G端末で高速・大容量通信を積極的に使いたいユーザーなら無制限プランが必須になってくるかもしれません。
今は4Gから5Gへの過渡期でもあり端末選びやプラン変更の考え方なども難しくなっています。
ただ現在はauグループ内の乗り換えに関して事務手数料などがかからなくなっていて、試しに乗り換えるといったこともしやすくなっているので、色々比べて検討してみてください。
※2月よりau、UQモバイル間の乗り換えに関し、契約解除料・MNP手数料・新規契約事務手数料が無料になりました
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