日本通信が通常の音声通話かけ放題で格安の「合理的かけほプラン」をスタート
格安SIM(MVNO)のb-mobileを運営する日本通信は新ブランド「日本通信SIM」を立ち上げ、音声通話かけ放題プラン「合理的かけほプラン」を発表しました。
7月15日(水)の13:00より日本通信SIM公式サイトで受付が開始されます。
「合理的かけほプラン」の特徴は通常の音声通話がかけ放題の点と料金の安さで、月のデータ通信量3GBと合わせ月額基本料金が2,480円の設定。
他社の格安SIMサービスと比較してもかなり安い月額料金で、音声通話の利用が中心のユーザーにはかなり魅力的なプランです。
関連記事
料金プランの内容
「合理的かけほプラン」の内容は以下のとおりです。
- 月額基本料:2,480円
- 国内音声通話かけ放題
- 高速データ通信量:3GB(3GBを越えた場合は1GB・250円で利用可能)
- SMS利用可能
- SIMカード ドコモSIM
※契約時には事務手数料3,000円が必要
プラン内容はシンプルで、国内の音声通話かけ放題と高速データ通信量3GBで2,480円。SMS(電話番号を利用したショートメッセージ)も利用できます。
データ通信量は自分で上限を設定する形式で、3GB以上のデータ量を高速通信で利用する場合は1GBあたり250円の追加料金がかかります。
提供されるSIMカードはドコモSIMのみで、他のキャリア(au、ソフトバンク)を選択することはできません。
利用可能な端末
日本通信SIMで提供されるのはドコモSIMなので、ドコモで購入したスマートフォン(Android、iPhoneともに)ならSIMロック解除をしなくても使うことができます。
au、ソフトバンクで購入したスマートフォンでも、SIMロックの解除を行えば利用です。
もちろんSIMフリーのスマートフォンにも対応しています。
動作確認済みの端末の一覧は日本通信SIM公式サイトで公表されているので、契約の際は必ず事前に確認してください。
利用する際の注意点
「合理的かけほプラン」の利用を考えている場合、以下の点には注意してください。
- 契約の受付はWebのみ
- 初期設定を自分でする必要がある
- スマートフォン(端末)を販売していない
まず契約はWebのみでの受付になっています。実店舗では販売していないので自分で必要書類を用意して申込をする必要があります。料金の支払いにもクレジットカードが必要です。
またSIMカードの差し替えなど初期設定を自分で行う必要があります。
公式サイトに詳しい手順が記載してありそれほど複雑な作業はありませんが、スマートフォンの操作に慣れていない方だと、ややハードルの高い作業かもしれません。
あと日本通信SIMでは現在端末の販売を行っていないので、自分でスマートフォンを準備する必要があります。
格安SIMが使いやすく
今まで格安SIMで音声通話のかけ放題を利用するには、時間制限であったり専用アプリから発信が必要だったり、3大キャリアなどに比べると少し手間のかかる点がありました。
しかし「合理的かけほプラン」では通常の音声通話がかけ放題なので、スマートフォンの操作に慣れてあまり慣れていないシニアユーザーなどにもかなり使いやすいプランです。
ただ実店舗はなくサポート受付もWebや電話になるので、3大キャリアのような手厚い対面サポートは受けられません。
簡単なトラブルならある程度ユーザー側で対処できる必要があり、その点は従来の格安SIMと同様の注意が必要です。
とはいっても初期設定などさえ済ませてしまえば普段使う分には特に違いはなく、周りに一人スマホの操作に慣れた人がいれば済む話でもあるので、興味のある方はチェックしてみてください。
関連記事