機種変更以外の選択
2019年12月25日ソフトバンクは現在提供中の端末購入プログラム「トクするサポート」※の内容を来年3月中旬を目途に一部改定することを発表しました。
名称も「トクするサポート」から「トクするサポート+」に変更され、機種変更なしでポイント還元を受けるという選択肢が用意されています。
「トクするサポート」は、ソフトバンク契約者以外も利用できるのが特徴で、機種変更なしの選択肢が増えたことによりプログラムの利便性が上がります。
※以前は「半額サポート+」の名称でしたが、現在は「トクするサポート」に変更されています。
関連記事
「トクするサポート」とは
まず現在提供されている「トクするサポート」の概要を簡単にまとめます。大まかなポイントは以下の通りです。
- ソフトバンクの回線契約は不要
- 月額390円×24回(計9,360円)のプログラム利用料がかかる
- 48回分割払い購入
- 次回機種変更時に端末を下取りに出すことで最大24回分の支払が不要
- 残債免除にはソフトバンクが指定する機種への機種変更(購入)が必要
端末返却と次回機種変更(購入)を条件に、2年毎に機種変更を行うユーザーが最新機種を利用しやすくなるよう構成したプログラムになっています。
今回発表された変更点(予定)
今回ソフトバンクが発表した変更点は以下の通りです。
1. プログラム内容
対象機種を48回払いで購入した方が利用料無料でご利用いただけるプログラムです。購入から25カ月目以降に、以下の選択肢があります。当社が指定する機種を再購入し、対象機種(旧機種)を当社が回収・査定完了した場合、残っている対象機種(旧機種)の分割支払金または賦払金の支払い(最大24回分)が不要
指定機種を再購入せず、当社が定める条件で対象機種(旧機種)を引き取り、お客さまへポイントなどで還元。
現行の「トクするサポート」では残債免除を受ける(24回分の支払いが不要になる)ためにソフトバンク指定機種への機種変更(購入)が条件ですが、改定では新たな選択肢を追加。
ソフトバンク指定機種への機種変更(購入)をしない場合でも、残債免除の代わりにポイント還元を行うように変更されます。
ただし還元されるポイントの種類や、残債免除額の何パーセントが還元されるのかなどの詳細は未定です。
月額390円×24回(計9,360円)のプログラム利用料が無料になっているので、その分とトータルで考える必要があります。
電気通信事業法の改正
「トクするサポート」※旧「半額サポート+」は、条件が複数あり内容が複雑なことや次回の機種変更が必要な点など、総務省の有識者会議でいくつかの問題点を指摘されていました。
auもほぼ同等の内容の端末購入プログラム「アップグレードプログラムDX」を提供していましたが、こういった指摘を受け「アップグレードプログラムNX」へ改定した経緯があります。
今回ソフトバンクはプログラム改定で機種変更をしない選択肢も用意することで、その指摘に対応したかたちになります。
ただポイントの種類などの詳細はまだ決まっておらず、決定次第発表していくということなので、特に今後機種変更のタイミングを迎えるソフトバンクユーザーは注意してチェックしてください。
関連記事