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これからのエントリーモデルの基準
2019年の秋冬モデルの一機種として、ドコモとauはサムスン電子のスマートフォン「Galaxy A20」を発表しました。
発売日はドコモが2019年11月1日、auは2019年10月25日になっています。
Galaxy A20は約2万円という低価格のスマートフォンで、コストパフォーマンスを重視する方や初心者などに向けたいわゆるエントリーモデルに位置付けされる機種です。
今後、ドコモとauのサービス(回線)を利用する際に基準となる本体スペックになってくるので、近いうちに機種変更を考えている方はチェックしてみてください。
※下記価格は2019年10月12日時点でのドコモオンラインショップの価格です。
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Galaxy A20の主なスペック
Galaxy A20の主要なスペックを表でまとめます。
Galaxy A20 | |
OS | Android 9 Pie |
CPU | Exynos 7884B |
メモリ(RAM) | 3GB |
保存容量(ROM) | 32GB |
ディスプレイ | 5.8型液晶 |
ドット数 | 1560×720(HD+) |
バッテリー | 3000mAh |
カメラ | アウトカメラ 800万画素 インカメラ 500万画素 |
本体サイズ | 150mm×71mm×8.1mm |
重さ | 151g |
その他 | 512micri SDXC対応、顔認証、FeriCa対応 |
価格(税別) | 19,440円 |
普段使いに必要十分な性能
CPUはサムソンの Exynos 7884B。Antutuなどのベンチマークスコアだと、Androidで主流のSnapdragon 630くらいのスコアを記録しているCPUです。
メモリ(RAM)も3GB搭載しており、通話、Web閲覧、SNSなど、普段使いには全く問題ない性能になっています。
ただ最新3Dゲームや動画編集などの重たい処理を必要とする方は、もう少しCPU性能が高くメモリも多く積んだ上位モデルがおすすめです。
2万円でFeriCa搭載
目を見張る点としては2万円の低価格ながら、FeriCa(おサイフケータイ)に対応している点です。
FeriCa(おサイフケータイ)は日本では主流ですが海外ではNFCのほうが浸透しており、海外モデルのSIMフリースマホなどではFeriCa非搭載がめずらしくありません。
ただ日本では鉄道の改札などスピード重視でFeriCaを採用しているモバイルSuicaの需要が高く、iPhoneやPixelでも日本モデルにはFeriCaが搭載された経緯があります。
Galaxy A20の元モデルだと考えられているA20e(海外で発売済)にあった指紋認証機能が無くなっており、A20ではFeriCa機能を優先させたようです。
2万円という価格の意味
今回の秋冬モデルで価格の安い約2万円のスマートフォンが用意されているのは、10月から一部改正された電気通信事業法が影響しています。
改正された電気通信事業法では、長期契約を条件にした大幅な端末価格の割引を禁止する一方で、契約を条件にしなければ自社回線契約者に上限2万円を目安に割引が認められています。
とはいっても秋冬の新モデルとしてリリースされた直後なので、いますぐに割引販売が行われるケースは考えにくいです。
ただ来年以降、機種変更時期を迎えたユーザーに向けて上記ルールを運用して、機種変更を0円で行える端末として有力な候補機種になってきそうです。
※ドコモのスマホおかえしプログラムは端末の下取り価格を調整して、上記の2万円ルールに収まるように調整されています。
バランスのとれた価格と性能
指紋センサーが無かったりワイヤレス充電に非対応だったりしますが、普段使いには全く問題ない性能があり、価格とスペックのバランスがとれた機種になってます。
一番大きいのはやはりFeriCa(おサイフケータイ)対応で、スマートフォンをかざすだけの使い勝手のよさ、便利さは、アプリを起動する手間のあるQRコード決済にない魅力です。
スマートフォンの性能はかなり成熟してきており、低価格でも普段使いなら全く問題ない性能の機種が増えてきています。
10月から一部改正された電気通信事業法で長期契約と機種変更のセットで大幅な割引を行うことは禁止されており、端末購入時のユーザー負担額は上がっています。
自分の予算、必要な機能に合わせて上手く端末を選んでください。
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