日暮しの庭、瑞宝寺
関西の奥座敷と呼ばれる有馬の温泉街では、四季折々自然の美しい風景を楽しむことができます。
この季節だと秋が深まるにつれ色づく瑞宝寺公園の紅葉が有名で、兵庫県のなかでも代表的な紅葉スポットのひとつです。
豊臣秀吉がその美しさに時を忘れ終日過ごしたとされる故事から瑞宝寺は「日暮しの庭」とも呼ばれたりします。
ただ有馬は坂も多く徒歩で瑞宝寺まで行くとなるとしっかり歩く覚悟が必要なので、必ず歩きやすい靴で向かってください。
※神戸電鉄有馬温泉駅から瑞宝寺公園へ徒歩で約20分ほどかかります。
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神鉄有馬温泉駅から金の湯
神戸電鉄の有馬温泉駅から徒歩で向かうときの道順を紹介します。
まず駅の改札口を出た場所が小さなバスターミナルになっているので、目の前の車道を右に温泉街中心方面へ坂を上って行きます。
信号などを渡りながら道なりに進むと、駅から5分もしないうちに観光案内所や高速バス乗り場、お土産屋さんなどが立ち並ぶ大通りに。
土日などの休日には、奥にある広場で猿回しのショーなども行われています。
大通りを進んで行くと、大型バスのターミナルを超えたあたりにオレンジの看板のお土産屋さんが見えてくるので、そこを左へ曲がって登っていき温泉街の中心方面へ。
坂を登りはじめると温泉街の古い街並みに変わり、ほどなく左手には有馬玩具博物館、右手には金の湯の無料足湯などが見えてきます。
金の湯から杖捨橋
左手に玩具博物館、右手に金の湯の足場を見ながら、さらに奥へと温泉街の坂道を道なりに進んでいきます。
ちなみに金の湯の足湯は、無料で利用可能です。
坂の途中には円柱の赤ポストが立っており、この路地を入ってすぐのところに天神泉源を祭った神社があります。
煙吹きだす泉源を囲むように小さな神社が建てられており、温泉街らしい写真を撮ることができる撮影スポットです。
天神泉源
温泉街の坂道を道なりに登っていくと、冨田屋さんという地元のお肉屋さんの前で道が二手に分かれています。
すこし温泉街から外れることになりますが、瑞宝寺公園へはそのまままっすぐ道なりに直進。
ちなみに冨田屋さんの前を通って右へ曲がって行くと、タンサン坂や銀の湯の方面に向かうことになります。
冨田屋さんの横を道なりにまっすぐ進んで住宅街を抜けていきます。
しばらく進んだところで有馬川沿いの大きな車道へとぶつかるので、そこを右へ。
車道沿いの坂を登っていくと、すぐに杖捨橋の交差点がある橋が見えてきます。
杖捨橋から瑞宝寺公園
横断歩道を渡り杖捨橋を超えたすぐのところに「ホテルメープル有馬」の看板が見えてくるので、その看板の横の急な坂道を登っていきます。
ここの坂がかなり急になっているので、必ず歩きやすい履物を選んでください。
坂を登りきるとほどなく緩やかに左へと曲がって行き「旅館瑞宝園」の看板が見えてきます。
その看板を越えたひとつ先の交差点を右手に曲がります。
交差点の「瑞宝寺公園へ200m」の看板
交差点を右に曲がるとそこからは一本道で、まっすぐに進んでいくとほどなく瑞宝寺公園入口の山門前に到着します。
車でのアクセス
有馬温泉から瑞宝寺公園へのアクセスは車などでも可能ですが、紅葉の季節には道路規制なども行われ混み合うこともしばしばです。
泊まりで来られている方なら旅館の送迎車で送ってもらうのが一番いいかもしれません。
マイカーなどで来られる場合は、公園まで歩いて10分ほどの場所にコインパーキングがあります。
駐車場からの行き方
電車ではなく車で行く場合は、公園から徒歩10分ほど離れた場所に「有馬温泉瑞宝寺パーキング」という駐車場があります。
紅葉のシーズンになると公園周辺は車両規制が行われるので、この駐車場が公園に一番アクセスしやすいところになります。
コインパーキングの入口
駐車場を出て左手にある交差点に瑞宝寺公園の標識が出ているので、そこを左に曲がって歩いて行くと一本道です。
道なりに進むと10分ほどで瑞宝寺公園に着きます。
※交差点を右手に進むと切手文化博物館・有馬温泉駅方面になります。
駐車場左手の交差点
紅葉の見頃は11月上旬から
以下の写真は10月下旬に瑞宝寺公園で撮影してきたのですが、紅葉にはまだ少し早かったようでまだ緑が多く残っていました。
瑞宝寺公園は例年11月に入ってからが紅葉の本番になります。
毎年11上旬には秀吉公を偲ぶ恒例の有馬大茶会も催されるので興味のある方はチェックしてみてください。
例年だとだいたい11月中旬頃に紅葉のピークを迎えます。
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