シニア世代が初めてスマホを持つときの携帯電話会社・料金プランを選ぶポイント

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シニア世代が初めてスマホを持つときの携帯電話会社・料金プランを選ぶポイント

日常生活でそれほどスマートフォンの利用時間が長くない方が、格安SIM(MVNO)サービスなどを契約して月々の基本料金を安くするという方法があります。

主な使用場所が自宅で固定回線を契約されている(Wi-Fi環境がある)方ならデータ通信量も一番少ないプランで間に合うので、月額1,000円以下に抑えることも可能です。

ただし格安SIM(MVNO)サービスは料金が安い代わりに街のショップがほとんど無いなど、3大キャリアのような手厚い対面サポートはありません。

プラン変更などの各種手続きもオンラインで行う必要があり、ある程度スマートフォンの操作に慣れた方でないとなかなかハードルが高い面があります。

特にシニア世代でこれからスマートフォンを初めて使用するユーザーの場合は、少し料金は上がりますが3大キャリアやサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)での契約がおすすめです。

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現時点で各通信会社が提供している小容量プランの料金比較。大手キャリア、サブブランド、オンライン専用プラン、格安SIMサービス(MVNO)の月額料金とサービス内容。

音声通話のかけ放題が使いやすい

少し料金が高くてもスマートフォンに慣れていない方などに3大キャリアやサブブランドを勧める理由のひとつに音声通話のかけ放題の使い勝手があります。

ガラケー(フィーチャーフォン)

最近はSNS(LINEやskypeなど)の無料通話も一般的になってきましたが、それはあくまでスマートフォンを普段から活用しているユーザー同士の場合です。

特にシニア世代の場合は自分がスマートフォンを使用していても、相手がフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を利用しているといったケースがあります。

町内会など地域コミュニティの連絡手段に家庭の固定電話を利用されている方もまだまだ多いです。

あくまで利用される方や周りの環境によるのですが、年齢層が低い(若い)ユーザーよりも音声通話の需要が高い点を考慮する必要があります。

格安SIMにもかけ放題があるが

携帯電話の音声通話料金は22円/30秒と高めなので、音声通話の利用が多い方はかけ放題オプションなどが割安になります。

3大キャリアやサブブランドと同様、格安SIM(MVNO)サービスでも音声通話のかけ放題プランが用意されているのですが専用アプリ発信が必要など独特のルールがあります。

特に着信履歴から直接コールバック(専用アプリを使用せず発信)したときに通常の通話料金が発生してしまうのは、格安SIM(MVNO)サービスでよくあるトラブルです。

スマートフォンに慣れた方でもやってしまいがちなミスで、音声通話の需要が高いシニアユーザーだと使い勝手の悪さに直結してしまいます。

SIMカード

格安SIM(MVNO)でもアプリ不要のかけ放題

2021年に入りプレフィックス番号の自動付与サービスが開始され、大手格安SIM(MVNO)サービスのOCN モバイル ONEは、専用アプリ不要のかけ放題サービスを開始しました。

以前からアプリ不要のかけ放題サービスを提供していた日本通信も含め、格安SIM(MVNO)サービスでもかけ放題を使いやすくなってきています。

ショップなどの対面サポートが不要な方であれば、かなり安く運用することが可能です。

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日本通信の合理的かけほプランとOCN モバイル ONEで完全かけ放題オプションを付けた場合の比較。主なサービス内容と月額料金。

サブブランドは店舗の数や場所に注意

かけ放題サービスの使い勝手に関しては、3大キャリア・サブブランドでは差はありません。

かけ放題のオプション料金は若干サブブランドのほうが安い設定になっており、基本料金も全体的にサブブランドのほうが割安です。

ただしサブブランドは3大キャリアと比べると店舗の数が少なく、店内も混雑する傾向があります。

トラブルが起こったときなどに対面サポートを利用しやすい(店舗数が多い)のは、メインブランドの大きなメリットです。

最近はメインブランドとサブブランド両方扱う店舗なども出てきていますがまだ一部に限られているので、自宅の近くにショップがあるかどうかの確認が大切です。

街並み

料金プランの選択

スマートフォンの料金プランは、自分が必要なデータ通信量に合わせて選ぶ必要があります。

使い方や利用環境(固定回線の有無など)によって必要なデータ通信量は変わりますが、まずは一番安いプランで始めて足りないと感じた場合にプラン変更を検討するのがお勧めです。

3大キャリアだと使ったデータ通信量によって料金が変わる段階式プランやスマホデビュープラン、サブブランドなら3GBのプランになります。

SNSの無料通話、Webサイトの閲覧といった一般的な使い方なら、ほとんどの場合データ通信量は3GB(ギガバイト)もあれば充分に足ります。

段階式プランで上限までデータ通信量を消費してしまったり、一番安いプランでデータ通信量が足りないようであれば、大容量プランなどに変更を検討する感じです。

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以前より乗り換え(MNP)がしやすい

3大キャリアやサブブランドは格安SIM(MVNO)サービスに比べると若干料金が高いですが、その分対面サポートなどが手厚くなっています。

なにかトラブルがあったときに街のキャリアショップに持ち込めばなんとかしてくれる安心感は大きなメリットです。

特にスマートフォンに不慣れな方などが利用することを考えた場合、音声通話のかけ放題などの使いやすさも含め有用な選択のひとつです。

青空と風船

ただ最近は格安SIM(MVNO)サービスで専用アプリ不要のかけ放題サービスが出てきており対面サポートがない点がクリアできる方であれば、かなり割安で運用可能です。

今春からは乗り換え(MNP)手数料が無料化され、携帯電話会社の乗り換えがしやすくなりました。

スマートフォンの操作などに不安があるうちは3大キャリアやサブブランドを利用し、ある程度慣れてから格安SIM(MVNO)に移動するといったこともできるので、幅広く検討してみてください。

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