NUROモバイルの「NEOプラン」と「NEOプランLite」の違い
目次
ソニーの格安SIM(MVNO)サービス「NUROモバイル」では従来の「NEOプラン」を一部改定して料金を下げた「NEOプランLite」を4月から開始しました。
NEOプランLiteでは対象SNSカウントフリー機能などの特典が無くなりますが、高速データ通信量は20GBのまま月額料金が609円安くなっています。
NUROモバイルではMNO(大手キャリア)と同等レベルの通信速度を目指すとして専用の帯域を用意しており、格安SIM(MVNO)ながら混雑時間帯でも比較的速度低下の心配が少ないのが特徴です。
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NEOプランとNEOプランLiteの違い
NUROモバイルのNEOプランとNEOプランLiteの主なサービス内容は次のとおりです。
主なサービス内容
NUROモバイル |
||
プラン名 | NEOプラン | NEOプランLite |
エリア(SIM) | ドコモ | |
受付・手続き | オンライン限定 | |
月額料金 | 2,699円 | 2,090円 |
データ容量 | 20GB | |
超過後の速度 | 最大1Mbps | |
データ繰越 | あり | |
音声通話料金 | 11円/30秒(自動でプレフィックス番号付与) | |
通話オプション | 5分かけ放題 490円 | |
10分かけ放題 880円 | ||
NEOデータフリー | 対象SNSカウントフリー※ | なし |
Gigaプラス | 3か月ごとに15GB付与 | なし |
あげ放題 | 上り通信(アップロード)無制限 | なし |
※対象SNS LINE、Twitter、Instagram、TikTok。
NEOプランLiteでは月額料金が609円下げられた代わりに、NEOプランで提供されているNEOデータフリー・Gigaプラス・あげ放題の3つのサービスが削除されています。
Gigaプラスの有無
NUROモバイルでは契約プランに応じて追加のデータ容量が付与される「Gigaプラス」という特典があります。
NEOプランの場合3か月ごとに15GBが付与され実質1か月あたり25GB利用できる計算になり、サービス内容としてLiteと一番大きく異なってくる点です。
NEOデータフリー・あげ放題に関しては、普段どれくらいSNSでデータ通信量(特にアップロード)を利用しているかでメリットの大きさが異なってきます。
大手キャリアのオンライン専用20GBプランとの違い
NUROモバイルのNEOプランと大手オンライン専用プランahamo(アハモ)・LINEMO(ラインモ)などを比較した場合、以下のようなメリット・デメリットがあります。
データ繰り越しのあるNEOプラン
ahamo・LINEMOでは高速データ通信容量の繰り越しがありませんが、NEOプランでは翌月まで繰り越しができます。
20GBを超過しても最大1Mbpsの通信速度が出るのでそこまで不便になるわけではないですが、繰り越しができる分だけ使い勝手でNEOプランが上回ります。
通話料金が安いが完全かけ放題がない
NUROモバイルは割安の通話回線を利用していて音声通話料金が安い(11円/30秒)特徴があり、5分かけ放題や10分かけ放題のオプション料金もすこし割安です。
※大手キャリアの音声通話料金(22円/30秒)の半額。
ただし完全かけ放題(時間制限なし)のオプションは用意されていないので、音声通話の利用時間が長い方は少し割高になる可能性があります。
混雑時間帯の通信速度
またNUROモバイルはあくまでキャリアから回線を借りてサービスを提供する格安SIM(MVNO)なので、混雑時間帯にデータ通信速度が低下する可能性はMNO(大手キャリア)より高くなります。
NEOプランとNEOプランLiteには専用帯域が用意されていますが、同じドコモ回線のahamoに比べると速度低下のリスクが増える点はすこし注意してください。
20GBプランの新しい選択肢
NEOプランLiteでは従来プランから機能を絞り、大手キャリアのオンライン専用20GBプランよりもさらに安い料金になりました。
公式サイトで公表している平日の下りの通信速度の計測結果では昼休みや夕方の混雑時間帯でも概ね150Mbps(下り)の速度を記録しており、格安SIM(MVNO)特有の速度低下の不安も少なくなっています。
音声通話料金が安く20GBの中容量プランのなかでも割安感があるプランなので、興味のある方はチェックしてみてください。
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