音声通話かけ放題の種類や特徴と選ぶ際のポイント

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音声通話かけ放題の種類や特徴と選ぶ際のポイント

携帯電話(スマートフォン)で音声での通話をする場合、主に以下の方法があります。

  • 通常の音声通話(スマホの標準機能)
  • 専用アプリから発信する音声通話※格安SIM(MVNO)の通話専用アプリなど
  • IP電話やRCSなどデータ通信の回線を利用した通話(050かけ放題、楽天Linkなど)
  • SNS(LINE、Skypeなど)の通話機能

どれを利用しても音声でのやりとりができるのですが、それぞれ通信品質、音質、使い勝手、料金などに違いがあります。

例えばSNSの無料通話で声が割れて聞き取りにくかったりすることが多いのは、データ通信回線を利用しているのが理由のひとつです。

音声通話のかけ放題サービスなどを契約する場合は、これらの違いを知っておくと自分に必要なサービスを選びやすくなります。

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通話品質・料金・使い勝手の比較

スマートフォンでの音声通話方法と特徴をまとめると、以下のようになります。

通話品質・音質 料金 使い勝手
通常の音声通話 高い(音声通話回線) 高い(22円/30秒) 条件なしで使いやすい
専用アプリから発信する音声通話 高い(音声通話回線) 高め(11円/30秒) 専用アプリから発信
データ通信回線を利用した通話 普通(データ回線) 安め 専用アプリから発信
SNSの無料通話 普通(データ回線) 無料(データ通信量の消費) 双方が要アプリ

音質が優れる通話回線

通常の音声通話は専用の通話回線を利用するので通話エリア・音質の面など優秀ですが、代わりに22円/30秒と通話料金が高いのがデメリットです。

そのため各通信会社では、かけ放題の定額オプションサービスなどが用意されています。

格安SIM(MVNO)サービスなどでよくある専用アプリからの発信する音声通話も、同様に音声通話用の回線を利用しているので通話品質は高いです。

ただし料金を抑えるために専用アプリからの発信(プレフィックス番号を付けて発信)が必要なので、通常の音声通話より使い勝手がやや落ちます。

※昨年から格安SIM(MVNO)でプレフィックス番号の自動付与サービスが開始されており、アプリ不要でのかけ放題サービスが増えています。

データ通信回線を利用した通話

データ通信回線を利用した電話というのはIP電話やRCSといった仕組みを利用したもので、主なものでは050番号やRakuten Link(楽天モバイル)などがあります。

通話料金は音声通話回線を利用するより安くなる一方、データ通信の回線を利用しているため回線速度や電波状況などの影響を受けやすく通話品質ではやや劣ります。

SNSの無料通話を利用したときに音質の悪さを感じることがありますが、これはデータ通信の回線を利用しているのが大きな理由の一つです。

専用アプリの使い勝手

通話の種類によって上記のような違いがあるため、かけ放題プランも種類(通信会社)によって使い勝手に違いが出てきます。

使いやすい通常の音声通話のかけ放題

3大キャリア・サブブランド(UQモバイル、ワイモバイル)などで提供されているかけ放題プランは、通常の音声通話がかけ放題です。

スマートフォン標準の電話機能からの発信がすべて割引対象(かけ放題)になるので誤操作の心配が無く、初心者や操作が苦手な方などにも使いやすくなっています。

iPhoneSE2

一方で格安SIM(MVNO)サービスで提供されているかけ放題オプションは、専用アプリからの発信が必要という条件が付く場合があります。

楽天モバイルの音声通話かけ放題も同様で、Rakuten Linkアプリからの発信が必須です。

そのため専用アプリから発信しなかった場合は通常の音声通話料金(22円/30秒)が発生するという使いにくさがあります。

専用アプリから発信しないと通常の通話料金

よくあるのが専用アプリを使用せずに発信する失敗で、スマホ標準機能の通知や着信履歴から直接コールバックすると通常の通話料金が発生します。

同じ音声通話なのに割引(かけ放題)が適用されないケースがあるのは、初心者や操作に慣れていない方にはわかりにくい仕組みです。

またSNSの通話は無料ですが広告があったり、双方がアプリをスマートフォンにインストールする必要があるのが手間になります。

※昨年から格安SIM(MVNO)でプレフィックス番号の自動付与サービスが開始されており、アプリ不要でのかけ放題サービスも増えています。

SIMカードトレイ

通話時間や使い方に合わせて

通話品質や使い勝手を優先してかけ放題サービスを選ぶなら、若干料金は高いですが3大キャリア・サブブランドなどで提供されている通常のかけ放題サービスがおすすめです。

また格安SIM(MVNO)でもアプリ不要のかけ放題(プレフィックス番号の自動付与サービス)を提供しているところが増えており、通常の通話料金も約半額(11円/30秒)で音声通話の利用が多い方には有力な選択肢になっています。

料金の安さならデータ通信回線を利用した電話やSNSの無料通話が断トツです。

音声通話の利用時間や通話料金などは通信会社の契約者ページなどで確認できるので、使用頻度・利用目的に合わせてかけ放題プランなどを検討してみてください。

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