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LINEMO「ベストプラン(3GB~)」とワイモバイル「シンプル3 Sプラン(5GB)」の比較
ワイモバイルのプラン改定が行われ、新料金プラン「シンプル3 S」「シンプル3 M」「シンプル3 L」のサービスが開始されました。
新プランでは全体的に基本料金がアップした代わりに、旧プランからデータ通信量が増えたり特典が増えていたりします。
また同じソフトバンク系のLINEMO(ラインモ)も先行してプラン改定があり、小容量プランに関しては段階式料金に変更されました。
こちらはオンライン専用なので各種手続きなどは基本インターネット(Webページ)で行う必要がありますが、月のデータ通信量10GB前後でコスパが高いのが特徴です。
店舗での対面サポートが無い点に注意が必要ですが、料金的にはLINEMO(ラインモ)がかなり割安になっています。
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小容量プランの比較
LINEMO「ベストプラン」とワイモバイル「シンプル3 S」の主なサービス内容は次のとおりです。
主なサービス内容
| LINEMO | ワイモバイル | |
| ベストプラン | シンプル3 S | |
| 契約・各種手続き | オンラインのみ | 店頭でも手続き可 |
| エリア | ソフトバンク | |
| 月額料金 | 3GBまで990円 | 3,058円 |
| 10GBまで2,090円 | ‐ | |
| 高速通信のデータ容量 | (10GB) | 5GB |
| 超過後の通信速度 | 10GBから15GB 最大300kbps | 最大300Kbps |
| 15GB以降 最大128kbps | ※7.5GB以降 最大128kbps | |
| データ容量の繰り越し | なし | あり |
| 音声通話 | 22円/30秒 | |
| 音声通話オプション | かけ放題 月額 1,650円 | かけ放題 月額 1,980円 |
| 5分かけ放題 月額 550円 | 10分かけ放題 月額 880円 | |
| セット割引など | なし | 光セット割 1,650円引 または でんきセット割・家族割引(2回線目以降)1,100円引PayPayカード割 330円引(ゴールド550円引) |
| その他 | LINEでのデータ通信容量がノーカウント | LYPプレミアム会員特典(月額508円)付き |
両サービスで一番異なるのは対面サポートの有無で、LINEMOは実店舗の窓口を構えておらず、対面での事務手続き・端末販売・初期設定サービスなどは行っていません。
契約も含め各種手続きは基本的に自分で行う必要があり、その代わり基本料金がワイモバイルの半額以下とかなり安い設定になっています。
また音声通話のかけ放題オプション料金なども、LINEMOのほうが割安です。
複数回線だと料金差は縮まる
ワイモバイルは家族割引特典があり2回線目以降は基本料金が1,100円引き(シンプル3 Sなら二人目は月額1,958円)で、複数回線を契約する場合だと料金差は縮まります。
またワイモバイルは余ったデータ通信容量を翌月まで繰り越しできるので、データ通信の使い勝手はLINEMOより少し上です。
複数回線契約での基本料金の合計
| LINEMO(3GB・10GB) | ワイモバイル(5GBプラン) | |
| 1回線 | 990円(2,090円) | 3,058円 |
| 2回線 | 1,980円(4,180円) | 5,016円(1回線あたり2,508円) |
| 3回線 | 2,970円(6,270円) | 6,974円(1回線あたり約2,324円) |
※LINEMOは3GB 990円・10GB 2,090円の2段階。
※ワイモバイルは2回線目から家族割引が適用可。
PayPayでのキャンペーン時に優遇
通信サービス以外の点では、ワイモバイルはLYPプレミアム会員(月額508円)の無料特典が標準で付いており、Yahoo!ショッピングやPayPayのキャンペーンでポイント付与率のアップなどの優遇措置があります。
※従来のYahoo!プレミアムからLYPプレミアム(LINE・Yahoo!・PayPay)へ2023年11月末に統合。
普段Yahoo!やPayPayの関連サービスをよく利用される方なら特典などを加味するとポイント還元などで相殺されるので、そこまで大きな料金差はありません。
データ通信量が月5GBを超えるならLINEMO
ただワイモバイルはデータ通信量が5GBを超えた場合、データチャージを行うと料金が0.5GBあたり550円とかなり高めです。
データ増量オプション(月額550円で「シンプル3 S(5GB)」に+2GB)を利用する方法もありますが、それでもLINEMO「ベストプラン」がかなり割安になっています。
データ通信量が増えたときの基本料金比較
| データ通信量 | LINEMO | ワイモバイル |
| 4GB | 990円 | 3,058円(余った1GBは翌月まで繰り越し) |
| 5GB | 2,090円 | 3,058円 |
| 6GB | 3,608円(増量オプションを追加) | |
| 7GB | ||
| 8GB | 4,158円(増量オプション+1GBチャージ) |
LINEMOでは端末を販売していない
LINEMOではスマートフォン(端末)を販売しておらず自分でSIMフリー端末を用意(購入)する必要があり、初期設定なども自分で行います。
初期設定の方法などは公式サイトに詳しい手順が公開されおりそこまで難しい作業はありませんが、やはり初心者などスマートフォンの操作に慣れてない方にはハードルの高い作業です。
その点ワイモバイルなら店舗で購入すれば無料で初期設定などをやってもらえますし、何かトラブルがあったときでも直接店頭に端末を持ち込んで対応してもらうこともできます。
店舗の数はソフトバンクショップに比べると限られますが、対面サポートが利用できる点はワイモバイルの大きなメリットのひとつです。
格安SIM(MVNO)並の基本料金
LINEMOは格安SIM(MVNO)並の基本料金で、混雑時間帯の通信速度低下もそれほど心配しなくてもいい(ソフトバンクと同等のデータ通信品質)のが魅力です。
ただオンライン専用プランなので基本的な作業(初期設定やプラン変更手続き)は自分で行うことが求められ、利用者向けに専用の端末販売窓口もありません。
これらはそれほど頻繁に行う作業ではないのですが、ある程度スマートフォンの操作や手続きなどに慣れている必要があります。
一方でワイモバイルは少し料金がアップしますが、従来通りの店舗での対面サポートが利用できるのは初心者の方などに心強い点です。
ただしソフトバンクのメインブランドに比べると店舗数が少なく、店内も混雑する傾向があるのでその点は注意してください。
どちらもソフトバンクのメインブランドに比べるとかなり割安な料金設定になっているので、携帯電話料金の見直しなどを検討されている方は候補としてチェックしてみてください。
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