端末でデータ使用量を管理
携帯電話の月額料金は、音声通話と月々のデータ使用量(通信量)によって料金体系が組み立てられています。
データ無制限プランもありますが、月ごとのデータ使用量がある一定量を超えると通信速度に制限がかかったり、データ使用量に応じて段階的に料金が上がるプランも主流です。
よく月々の通信費を節約する方法が紹介されますが、前提として自分が月々どれくらいのデータ通信量があるかを把握することが大切になります。
データ使用量を把握、管理するのにアプリなどを利用する方法もありますが、Androidだと標準機能で上限の設定や警告を出す設定があります。
今回はAndroid標準の設定項目から、データ使用量の上限設定、警告表示を行う手順を紹介します。
※以下の手順はAndroid 8.0.0、Sharp SH-M07で動作確認をしています。
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管理画面の呼び出し
データ使用量の上限設定や警告表示をする場合は、Androidの基本設定項目にあるデータ使用量の管理画面で行います。
データ使用量の管理画面は、設定アイコンなどから呼び出すことができます。
「設定」->「ネットワークとインターネット」->「データ使用量」
データ使用量管理画面ではモバイル通信のオン・オフ切り替え、Wi-Fi経由のデータ使用量の確認なども行えます。
上限や警告の設定
データ使用量の管理画面で項目一覧から「請求期間」を選択するとデータ使用量の上限、警告表示の設定が行えます。
設定項目の詳細
請求期間の画面で、各種設定項目の詳細は以下のとおりです。
請求期間
データ使用量(1か月分)を計算するときの基準日(開始日)を決める。
通信会社がデータ使用量を月末締めで計算する場合は「1日」に設定しておくと、その月のデータ使用量がわかりやすくなります。
データ警告を設定
ユーザーが指定したデータ使用量に達したときに警告表示を出すかどうかのオン・オフ切り替え。
データ警告
警告表示を出すタイミング(データ使用量)の指定。
通信会社の計算と若干誤差が出る可能性があるので、段階的に料金が変わるプランの管理をする場合は、すこし余裕を持った値を設定しておきます。
データ使用上限の設定
指定したデータ使用量の上限に達したとき、モバイルデータ通信をオフにする設定。
データ上限
モバイルデータ通信をオフにするタイミング(データ使用量の上限値)の指定。
データ警告と同じように、若干余裕をもって上限値を設定することをお勧めします。
その他の機能
データ使用量の管理画面では上限や警告の設定以外にも、Wi-Fi環境でのデータ使用量、どのアプリがどれくらいデータ通信をしているかなども確認できます。
月にどのくらいデータ使用量があるかを把握しておけば、自分に必要な通信量やプランが明確になり、更新時に契約を見直すきっかけにもなります。
通信会社を乗り換え(MNP)する際や、日々の通信量管理などに活用してください。
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