3大キャリアの5Gエリアマップの見方
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2021年は携帯電話料金の値下げの流れで新料金プランが話題ですが、5Gエリアの展開が本格的に始まる年でもあります。
3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で新しく取り扱われる端末(スマホ)も、5G対応のものがメインになってきました。
ただ現状は5Gが利用できるエリアも狭く、場所やサービスも限定的なものにとどまっています。
また一口に5Gと言っても使用する周波数帯が複数あり、利用する方は端末の対応状況や周波数の違いによる特徴などを抑えておく必要があります。
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5Gは3種類
日本国内で利用できる5G通信サービスは主に3つの周波数帯が利用され、電波の届きやすさ(範囲の広さ)と通信速度などに特徴があります。
5Gの周波数帯による特徴
利用する周波数帯 | 通信速度 | エリア |
ミリ波 | sub6より高速 | sub6より範囲が狭い |
sub6 | 4Gに比べ高速 | 4Gより範囲が狭い |
4G周波数帯(5G転用) | 4G周波数並 | 範囲が広い |
5G通信で利用する周波数帯は、主にミリ波、sub6、4G周波数(5G転用)の3種類に区分されます。
なかでもミリ波は一番高速なデータ通信が可能ですが、その反面電波が遠くまで届きにくい(エリアが狭くなる)傾向があります。
そのため現状ミリ波が利用できる場所は、特定の施設内のみなどスポット的な狭い場所に限定されます。
現行の5G対応端末はsub6がメイン
ミリ波はエリアの狭さが課題としてあるので、3大キャリアではまずsub6と4G周波数(5G転用)を中心にエリアの拡大を進めていく計画です。
現在販売されている5G対応端末も、sub6のみに対応しているものが多くなっています。
※iPhone 12(日本国内モデル)もsub6のみ対応(ミリ波非対応)
ミリ波を利用したいと考えている方は端末が限られるので注意してください。
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3大キャリアのエリアマップ
5Gが利用できるエリアは、各社公式サイトのエリアマップで確認することができます。
ドコモ
ドコモのエリアマップでは、sub6対応エリア(5Gエリア)を赤で塗りつぶし、ミリ波対応エリアに関してはピンで表示する形式になっています。
ピンの色が黄色、赤色のポイントは、今後ミリ波に対応予定のスポットです。
リンク
ドコモ公式サイト 通話・エリア https://www.nttdocomo.co.jp/area/
au
auはミリ波対応エリアを緑、sub6対応エリアを赤、4G周波数の転用エリアを薄いピンクと3種類の色で塗り分けています。
リンク
au公式サイト エリア https://www.au.com/mobile/area/
ソフトバンク
ソフトバンクのエリアマップに関しては現時点でミリ波、sub6などの塗り分けは行われておらず、一律5G対応エリアとして色分けされています。
リンク
ソフトバンク公式サイト サービスエリアマップ https://www.softbank.jp/mobile/network/area/
5Gエリア展開はこれから
現時点で5Gが利用できるエリアは限られていますが、2021年は各社大きくエリアの拡大を予定しています。
とは言ってもミリ波は特性上エリアを一気に拡げるのは難しく、対応端末なども含めまずはsub6、4G周波数の5G転用エリアから展開されることが見込まれます。
まだ5Gの普及にはすこし時間がかかりますが、エリアが拡がるのに合わせ新サービスの登場も予想されるので、機種変更のタイミングを迎える方は色々チェックしてみてください。
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