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ZenFoneのエントリーモデルの違い
SIMフリーのAndroidスマホで定番となっているASUSのZenFoneシリーズですが、その特徴として端末の種類が多いことが挙げられます。
最近は海外モデルも代理店などで比較的容易に手に入れることができるようになり、さらにユーザーの選択肢が増えています。
ただ選択肢が増える一方で、あまりスマートフォンに詳しくない方にとっては、数が多すぎて複雑になってしまっている面があります。
今回はZenFoneの新規購入を検討されている方に向けて、現在日本国内で販売されている主なエントリーモデルについて、特徴やスペックなどの違いをまとめます。
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現在のエントリーモデル
最近はスマートフォンの高性能化が進んでおり、エントリーモデルと言われる機種であっても普段使いなら全く問題ない機種が増えています。
通話、SNS、WEB閲覧、動画視聴などといった使い方ならば、エントリーモデルの性能でも充分こなしてくれます。
ただ最新の3Dグラフィックを使用したゲームや動画編集などは高性能な端末が求めらるので、もう少し値段が高いミドルレンジや、ハイエンドモデルが必要です。
そういった作業の必要なく基本的な機能があれば問題ないといった方には、現在のエントリーモデルはコストパフォーマンスが高くお勧めです。
ZenFone Live (L1)のスペックと特徴
2018年12月に発売されたZenFoneの最新エントリーモデル。
CPUはSnapdragon 430を採用しており普段使いには全く問題ないスペックで顔認証機能も搭載。ただし指紋認証機能はなし。
価格も抑えられており、Androidの入門機としておすすめの端末。
主要スペック
ZenFone Live (L1) (ZA550KL) | |
初期OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 430 |
メモリ(RAM) | 2GB |
保存容量(ROM) | 32GB |
外部保存 | microSD |
ディスプレイ | 5.5インチ(液晶) |
解像度 | 1440×720ドット (HD+) |
バッテリー容量 | 3000mAh |
本体サイズ | 147.2mm×71.1mm×8.1mm |
重さ | 約140g |
ZenFone Max (M1)のスペックと特徴
2018年9月に発売された大容量バッテリーが特徴のエントリーモデル。
CPUなどZenFone Live (L1)とほぼ同等のスペックですが、デュアルレンズカメラ、指紋認証、顔認証搭載、メモリ(RAM)が3GBとやや充実。
バッテリーが大容量の分、ZenFone Liveより若干本体に厚みがあり10gほど重くなっています。
主要スペック
ZenFone Max (M1)(ZB555KL) | |
初期OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 430 |
メモリ(RAM) | 3GB |
保存容量(ROM) | 32GB |
外部保存 | microSD |
ディスプレイ | 5.5インチ(液晶) |
解像度 | 1440×720ドット (HD+) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
本体サイズ | 147.3mm×70.9mm×8.7mm |
重さ | 約150g |
ZenFone Max Plus (M1)のスペックと特徴
2018年2月に発売された大容量バッテリー搭載のエントリーモデル。
デュアルレンズカメラ、フルHD+の解像度、5.7インチディスプレイ、メモリも4GBとエントリーモデルとしては贅沢な構成。
ZenFone Max (M1)の半年前に販売されたモデルですが、Antutuなどのベンチマーク結果では遜色ない性能を示しています。
ただしCPUは、Android端末でメインに採用されているSnapdragonでなくMediaTek MT6750TというCPUを採用している点は注意。
Android端末におけるアプリ開発は、基本的にSnapdragonでの動作がベースになるので、使うアプリによっては動作が重かったりする場合があります。
主要スペック
ZenFone Max Plus(M1)(ZB570TL) | |
初期OS | Android 7.0 |
CPU | MediaTek MT6750T |
メモリ(RAM) | 4GB |
保存容量(ROM) | 32GB |
外部保存 | microSD |
ディスプレイ | 5.7インチ(液晶) |
解像度 | 2160×1080ドット (フルHD+) |
バッテリー容量 | 4130mAh |
本体サイズ | 152.6mm×73mm×8.8mm |
重さ | 約160g |
ZenFone 4 Max のスペックと特徴
2017年12月に発売された大容量バッテリー搭載のエントリーモデル。
解像度こそ1280×720ドット (HD)、5.2インチディスプレイとやや抑えめですが性能的にはSnapdragon 430、3GB(RAM)、デュアルレンズカメラと遜色なし。
発売から1年が経過したこともありセールなどの対象になることも多く、割安に購入できる機会が増えています。
主要スペック
ZenFone 4 Max (ZC520KL) | |
初期OS | Android 7.1.1 |
CPU | Snapdragon 430 |
メモリ(RAM) | 3GB |
保存容量(ROM) | 32GB |
外部保存 | microSD |
ディスプレイ | 5.2インチ(液晶) |
解像度 | 1280×720ドット (HD) |
バッテリー容量 | 4100mAh |
本体サイズ | 150.5mm×73.3mm×8.7mm |
重さ | 約156g |
海外モデルについて
最近はASUS端末の海外モデルを販売する代理店が多くあります。
日本で未発売のモデルだったり、比較的安価で高性能なスマートフォンが購入できる利点はありますが、いくつか注意しておかなければならない点もあります。
まず端末の名前が同じでも販売されている国によって、微妙にスペックが違う場合があります。
例えばインドネシアで日本より先行販売されていたZenFone LiveのCPUはSnapdragon 425で日本のモデルに搭載されているSnapdragon 430より一世代前。
あと海外モデルなので購入後のサポート面ではあまり期待できない点も注意です。
万が一端末がトラブったときのリスクを考えると、できれば販売代理店の保証がしっかりしている店舗での購入をおすすめします。
コストパフォーマンスの高い運用
最近はスマートフォンの市場が飽和気味になり、ユーザーの価格に対する目もシビアで競争も激しくなっています。
上に挙げた機種は現在(2019年2月)の市場価格だと本体を単体購入で2万円前後、格安SIM回線との同時契約だと1万円前後で購入可能になっています。
ハイエンドモデルを買って大事に長く使用するといった選択もありますが、スマートフォンは消耗品と割り切って短いサイクルで買い替える考え方も有用です。
割安なエントリーモデルを2年から3年使って、バッテリー持ちが悪くなってきたタイミングで買い替えるといった運用は、コストパフォーマンスの面でもおすすめです。
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