マイナポイントの予算枠と予約者数の上限
マイナンバーカード取得促進を目的として実施されるマイナポイント制度で、利用者が自分の使用するキャッシュレス決済事業者の登録受付が7月1日より開始されました。
制度に参加する各キャッシュレス決済業者では、還元される5,000円分のポイントに追加して独自の特典を付与するキャンペーンを実施し、利用者の獲得競争が始まっています。
ただマイナポイント制度で還元されるポイントは無制限ではなく、2,000億円の予算枠(5,000円×4,000万人分)があります。
還元を受けるには事前に予約の手続きが必要なのですが、予約者数が予算の上限に達した場合には、マイナポイントの予約を締め切る可能性があるとしています。
そのため総務省は制度を利用される方に、早めの準備を促しています。
※2020年8月25日時点での総務省の発表では、予約者数が400万人、マイナンバーカード約2,420万枚が交付済になっています。
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現時点のマイナンバーカード取得率
総務省の発表によると、令和2年6月1日現在のマイナンバーカード交付枚数は約2,000万枚(※21,355,669枚、人口比16.8%)。
ポイント還元の予算は4,000万人分あるのでカードの取得に申請から約1か月ほどかかることを考えると、直ぐに予算の上限に達することは考えられません。
ただ今後はポイント制度の周知も進み、マイナンバーカードの交付枚数も伸びることが予想されているので、年内に予約数の上限に達する可能性はあります。
予算の上限に達しても追加の予算枠が設けられる可能性もあるのですが、確実に還元を受けるなら早めの申請が必要です。
まずはマイナンバーカードの申請
マイナポイント制度を利用してポイント還元を受けるには、以下の手続きが必要になります。
- マイナンバーカードの取得
- マイナポイントの予約(マイキーIDの取得)
- ポイント還元を受けるキャッシュレス決済の選択(申込)
このなかで時間がかかるのはマイナンバーカードの取得(申請から約1か月)だけで、その他の予約、申込手続きは即日ででき、自分のスマートフォンからも可能です。
今回の制度としての還元は5,000円分ですが、各キャッシュレス決済業者で追加の特典を実施するところが多く、電子マネーのWAONでは別途2,000円分のポイント還元を実施します。
現在(2020年6月)のマイナンバーカード交付状況などを考えると、いまからカードの申請しても充分に間に合うので、制度を利用を考えられている方はチェックしてみてください。
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