タイムライン上の動画が自動再生され、通信量が増える
Twitter社では動画コンテンツの利便性を高めるとして、タイムライン上の動画が音が出ない状態で自動再生されるようアプリの仕様が変更されました。
この機能は現在 iOS(iPhoneなど)とWeb版のTwitterを対象としており、順次Androidにも適用される予定です。
設定を変更して通信量を節約する
まずiPhoneの場合の設定の変更方法を書いておきます。
「アカウント」->「歯車アイコン」->「設定」->「動画を自動再生」
以下の三つの項目から設定を選択することができます。
[モバイルデータ通信とWi-Fiを使用]
[Wi-Fiのみ使用]
[動画を自動再生しない]
デフォルト(初期状態)では機能がONになっているので、通信量を節約している方は必ず設定を変更してください。
Twitterで自動再生される動画の容量
Twitter社によると自動再生されるようになるのは、タイムライン上にあるYoutube動画、Twitterアプリで撮影できる30秒動画、Vineの6秒動画、GIFアニメーション画像など。
自動再生時に音声はOFFになっているので、電車のなかでアプリを立ち上げたらいきなり音が鳴ってビックリするといったことはありません。
ですが動画が再生されることで当然通信が発生しています。
参考までにTwitterで共有されている各ファイルをアプリ上で数個づつ再生し、実際にファイルサイズを調べてみました。
ただし容量は画質などの要素で大きく変化するので、あくまで目安と考えてください。
- YouTubeのミュージックPV(標準画質360P) 4、5分ほどで15MB~25MB (1分あたり 約4MB~5MB)
- Twitterアプリで撮影した30秒動画 約6MB
- Vine6秒動画 約1MB
- GIF画像アニメーション 多くが0.1MB(100KB)以下 ※但しTwitterの仕様では3MB以下なら投稿可
動画ファイルの即応性は魅力だが
ライバルのFacebookでも動画の自動再生が始まったり広告規定などの事情もあると思いますが、ユーザーの利便性を考えデフォルトは機能OFFにしておいてほしかったところです。
動画ファイルをガンガンツイートするアカウントをフォローされている方や通信量を節約されている方は気を付けてください。
多くの批判が出てしまった仕様変更でしたが、ただ観たいと興味を持った動画がタップ直後すぐに再生が開始される即応性は、ユーザーにとって快適な環境をもたらすし動画コンテンツの利用を促す仕様だと思います。
モバイルデータ通信が増えてしまうことには注意が必要ですが、[Wi-Fiのみ使用]に設定しておけば無駄な通信も防げるのでお勧めです。