韓国でMERS(マーズ)感染拡大、2週間以内に症状があれば受診を

ウイルス

By: NIAID

韓国でMERS(マーズ)の感染が拡大

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)と呼ばれる死亡率の高い感染症が拡大しています。韓国政府によると6月2日現在で、25名の感染を確認、うち2人の死亡しました。

また今回ヒトからヒトで三次感染まで確認されたことが発表され、ウイルスが変異した可能性も否定できないため感染拡大の危険性が高まっており注意が必要です。

最初の感染者が入院していた病院で

死亡したのは57歳の女性と71歳の男性。韓国内で最初にMERSウイルスへの感染が確認された男性が入院していた病院において、死亡した二人はその男性と接触をしていました。

当初感染者は、感染した患者と接触した医療関係者が中心でしたが、同じ病院での別の患者への感染、その二次感染患者から他の患者への三次感染が確認されており、病院での感染拡大をみせています。

MERSとは

中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年にイギリスで確認されたウイルス性の感染症です。主に中東地域などで患者が確認されています。潜伏期間は2日間から14日間。

原因とされるMERSコロナウイルスのヒトへの感染経路はまだ正確には解明されていませんが、感染源のひとつとしてヒトコブラクダが考えられています。

主な症状

MERSの主な症状は肺炎発熱、咳(せき)、息切れなどを引き起こします。また下痢など消化器症状を伴う場合もあります。

感染しても、症状が出ない人や、症状が軽い人もいるそうですが、しかし高齢者や、糖尿病など基礎疾患のある人は重症化する傾向が強いようです。

帰国後2週間以内に症状があれば必ず受診を

潜伏期間は2日間から14日間なので、中東など感染が確認されている地域から帰国後2週間は体調の変化などに注意をしてください。

もし帰国時の空港で体調がすぐれない場合は、空港の検疫所などで相談するのが最も確実です。帰宅してから発熱、咳などの症状が現れた場合にも、医療機関を必ず受診してください。医師に渡航先を伝えることも忘れずに。

渡航する場合はいつもより注意を

MERSに関してはまだ不明な点も多く、治療法も確立されていません。今回の報告ではヒトからヒトへの三次感染も確認されており、可能性としてウイルスが変異して感染力が高まっているケースにも備えなければなりません。

感染が確認されている地域へ渡航するときは、いつも以上に注意してください。基本ですが手洗いの徹底マスクの着用動物や人混みをなるべく避けたり、生水、生ものを口にしないよう気を付けましょう。

健康を保ち、免疫力を高めることが大切

まだインフルエンザのような強力な感染は確認されていませんので、現時点で必要以上に怖がる必要はありませんが、パンデミック(爆発的な感染)を防ぐためにも正確な情報を知っておくことが大切です。ニュースなどで感染数の推移などはチェックしておきましょう。

あとは手洗いなど基本的な衛生対策と、食事や睡眠を十分に取ること。身体の健康を保ち免疫力を高め、ウイルスに感染しにくい状態であることが大事になります。個人で大げさなMERS対策は必要ないですが、いつもより少しだけ自分の健康に気を付けましょう。

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