3大キャリアの大容量プラン比較
先日行われたauの新料金プラン発表会では、オンライン専用20GBプラン「povo (ポヴォ)」以外に、auメインブランドの大容量プランも発表されました。
新しい大容量プランはデータ通信量無制限(テザリング容量30GB)で月額6,580円、データ利用量が3GB以下の月は1,500円割引。
家族割(3人以上)や光回線のセット割引など全て適用した場合だと、月額4,480円まで料金を抑えることができます。
先行してプラン改定を行ったドコモ、ソフトバンクと合わせ、3大キャリアの大容量プランが出揃いました。
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大容量プランの比較
データ通信量が多いユーザー向けに、3大キャリアが新しく発表した大容量プランの内容は以下のとおりです。
各社とも直近(2020年12月以降)に料金改定が行われたので、同一キャリア内でも既存の大容量プランから下記プランへ変更するだけでかなり割安になるケースがあります。
※プラン内容、料金(税抜)は2021年1月14日時点のものです。
大容量プラン(4G)
ドコモ | ソフトバンク | au | |
プラン名 | ギガホプレミア | メリハリ無制限 | 使い放題MAX 4G |
提供開始 | 2021年4月1日 | 2021年3月 | |
月額料金 | 6,550円 | 6,580円 | |
割引 | データ通信量3GB以下の場合は1,500円割引 | ||
高速データ通信量 | 60GB | 無制限 | |
テザリング容量 | 高速データ通信量と共通 | 30GBまで | |
超過後の通信速度 | 最大1Mbps |
制限なし ※テザリングで容量超過時 最大128kbps |
|
データ繰越 | なし |
大容量プラン(5G)
ドコモ | ソフトバンク | au | |
プラン名 | 5Gギガホプレミア | メリハリ無制限 | 使い放題MAX 5G |
提供開始 | 2021年4月1日 | 2021年3月 | |
月額料金 | 6,650円 | 6,580円 | |
割引 | データ通信量3GB以下の場合は1,500円割引 | ||
高速データ通信量 | 無制限 | ||
テザリング容量 | 無制限 | 30GBまで | |
超過後の通信速度 | 制限なし |
制限なし ※テザリングで容量超過時 最大128kbps |
ドコモ
ドコモの大容量プラン「ギガホプレミア」「5Gギガホプレミア」の特徴は、テザリング(スマホ経由でPCなどを接続)が利用しやすくなっている点です。
5Gギガホプレミアはテザリングも含め無制限、ギガホプレミアで60GBの上限を超えても最大1Mbpsの通信速度が出ます。
多くの容量を必要とする動画視聴などを除けば、WEB閲覧やSNS、スマホ決済などの利用には充分な通信速度があります。
ソフトバンク
ソフトバンクの大容量プランは4Gと5G分けず「メリハリ無制限」という共通の料金プランにまとめられています。
従来のメリハリプランはデータ通信量50GB、対象の動画SNSサービス無制限のセットで月額8,480円。
改定された新しいプランではデータ通信量無制限(テザリング30GB)に変更され、従来より月額1,900円値下げされています。
au
auは今まで動画配信サービスなどのセットにしてトータルで割安の大容量プランが多かったのですが、「使い放題MAX」「使い放題MAX 5G」はシンプルにまとめられました。
プラン内容に関してはソフトバンク同様にデータ通信量無制限(テザリング30GB)で、月額料金やサービスはほぼ同じ内容です。
MNP手数料も4月から無料
ドコモがテザリングの使い勝手の良さで少しリードしている面がありますが、それ以外は良くも悪くも料金・サービス共に3社横並びです。
家族割や光回線とのセット割引なども、ほぼ同じ内容になっています。
あとは今後の5G(sub6・ミリ波)の利用可能エリア、実際の通信品質、取り扱い端末、連携する決済サービスの特典や使い勝手の比較になります。
3大キャリアの大容量プランは、話題のオンライン専用20GBプランなどに比べると若干料金が高くなります。
ただその代わり無制限の使い勝手の良さや街のショップで受けられるサポート体制の厚さなどのメリットがあり、家族割、光回線割などを利用できる方であれば料金も抑えられます。
とくに自宅にWi-Fi環境がない(工事などができない)ケースなら、3大キャリアの大容量プランといった選択も有用です。
2021年4月以降はMNP(電話番号をそのまま通信会社を移動)時の手数料無料化も予定されていて通信費の見直しには絶好のタイミングになっているので、色々チェックしてみてください。
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