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スマホのデータをBluetoothでパソコンに
最近はワイヤレスイヤホンの普及もあり、Bluetoothを利用してスマートフォンと他の機器を接続することがわりと一般的になってきました。
Bluetoothは以前よりデータ転送速度も速くなってきており、スマートフォンの写真や動画、電話帳データなどちょっとしたファイルのやりとりにも使うことができます。
この記事ではBluetoothアダプターを利用し、AndroidスマートフォンとPC(パソコン)でデータのやり取りを行う際の手順を紹介します。
※手順はWindows10、Android 9、ELECOMのBluetooth USBアダプター(Class2)(LBT-UAN05C2)を使用して確認しています。
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USBポートに挿すBluetoothアダプター
Bluetooth機能がないPC(パソコン)では、アダプターをUSBに挿すことでBluetoothでの通信が行えるようになります。
現在だとネット通販などでBluetooth 4.0対応のものが、どのメーカーのものでも1,000円前後で購入可能です。
私のパソコンにもBluetooth機能がないので、エレコムのBluetooth USBアダプター(Class2)(LBT-UAN05C2)を購入しました。
※Bluetoothは機器ごとにバージョンが異なっても互換性があります。(例えば4.0を搭載した機器と5.0を搭載した機器の間でも通信可能です)
※但し4.0以降の機器は、3.0以前の機器に対応している製品と対応していない製品があるので、古いBluetooth機器を利用する場合は注意してください。
先にドライバーのインストール
まず最初はPC(パソコン)にドライバー(Bluetoothアダプターの制御を行うソフトウェア)のインストールを行います。
ドライバーは製品を販売している各社公式サイトなどで配布されています。エレコムの場合も公式サイトからドライバーのダウンロードが可能です。
PC(パソコン)へのインストール手順は、各製品の取扱説明書の記載に従ってください。
ドライバーのインストールが終わってPC(パソコン)を再起動してからBluetoothアダプターをUSBポートに挿します。
スマホとPCの準備
インストールしたソフトウェアを利用してPCとスマートフォンの接続(ペアリング)を行います。
以下はエレコムのBluetooth USBアダプター(Class2)(LBT-UAN05C2)用に配布されている「BlueSoleil Space」でのペアリング手順です。
スマホ側のBluetoothをオンにする
まずはスマートフォン側のBluetooth機能をオンにします。
画面を上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを呼び出し、BluetoothアイコンをタップしてONに切り替えます。
PCはBluetoothの操作画面を表示
PC側は準備として、インストールしたソフトウェア(BlueSoleil Space)の操作画面を表示させます。
操作画面の表示は、PC(パソコン)のデスクトップ画面に作成されるショートカットのダブルクリック。
もしくはタスクバーの中に表示されているBluetoothマークを右クリックして「クラシックビューの表示」を選択します。
接続(ペアリング)の流れ
スマートフォンとPC(パソコン)の接続(ペアリング)手順は以下の流れになります。
- PC(パソコン)からスマートフォンを認識させる(デバイスの検索)
- PCからスマートフォンに接続(ペアリング)許可の申請
- スマートフォン側で接続(ペアリング)の許可
ペアリングが成功すると、ファイルの転送などが行えるようになります。
1.デバイス(機器)の検索
右上メニューから「デバイスの検索」を選んで、PC(パソコン)と接続するスマートフォンを探す。
2.スマートフォンへのペアリング申請
スマートフォンを認識するとアイコンが表示されるので、右クリックしてメニューから「ペア」を選択。
3.ペアリングの通知と許可
PC(パソコン)から送ったペアリングの申請がスマートフォンに届くので、「ペア設定する」を選択して接続を許可します。
ペアリングが成功すると、ギャラリーなどの共有メニューからPC(パソコン)にファイルなどの転送ができるようになります。
データ通信量を気にせず使える
初回のペアリング設定は少し手間がかかりますが、2回目からは自動的に接続させることもできます。
PC(パソコン)への保存なのでSDカードに比べると容量の心配も少なく、Bluetoothでの通信なので、契約している月のデータ通信量を消費する心配もありません。
Androidスマートフォンで容量不足で悩んでいる方など、ぜひ試してみてください。
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