ピンボケと被写体ブレの違い、原因と対策

ピンボケ比較画像

ピンボケと被写体ブレを区別する

カメラ初心者がよくやってしまう失敗のひとつに、ピンボケと被写体ブレがあります。

カメラに慣れてないうちはイマイチ二つの違いが解かりにくく、混同しやすいため繰り返しがちな失敗でもあります。

今回はピンボケと被写体ブレの違いや原因、その二つの失敗を防ぐために気をつけることなどをまとめます。

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ピンボケと被写体ブレの違い

最初にピンボケと被写体ブレとの2つの違いを簡単に。

まずピンボケは、狙った被写体とは別の場所にピントが合った状態です。

画面のなかに複数のものが写る場合、メインの被写体ではなく後ろの背景などにピントが合ってしまったりすることがあります。

ピントが後ろの背景に

ピンボケの写真例

一方被写体ブレは、撮影した被写体の像がぶれてしまうことです。

たとえピントが被写体に合っていても、シャッタースピードや手ぶれなどが原因で発生します。

暗い場所でシャッタースピードが遅い

被写体ブレ写真例

2つの現象はそれぞれ原因が違うので、しっかりカメラを固定してシャッターを切ってもピンボケは起こるし、ピントが合っていても被写体ブレは起きます。

ピンボケの原因と対策

ピンボケの原因はピントの位置を間違っていることなので、狙った被写体(場所)にピントを合わせることが重要になります。

対策として基本的なピントの理屈とオートフォーカスの使い分けを抑えておくことが大事になります。

F値を大きくしてピント範囲を増やす

細かい理屈はここでは省きますが、まずピントは距離で合います。

基本的にカメラから同じ距離にあるものには、同じようにピントが合います。ピント位置から距離がずれるほど、ボケていきます。

なのでピントを合わせたら、カメラを動かさず被写体との距離を変えないことが基本です。

カメラを構えるときは脇をしめるとか、シャッターの押し込みはやさしくといった基本的なことが大事になります。

手前のAキーにピント

ノートパソコン

さらにピントを合わせやすくするために、F値を大きくしてやることが有効です。F値を大きくすることで、ピントが合う範囲(距離の幅)が広くなります。

風景写真などでは全体をハッキリ写すために、大きなF値がよく使われます。F値を変えるのは撮影モードを絞り優先モード(A、AVモード)などにしてやると簡単です。

F値とピント範囲の変化

ノートパソコン

オートフォーカスの使い分け

最近のカメラにはだいたい、便利なピント追従機能がついています。

自動的に被写体を追いかけてピントを合わせてくれる機能なのですが、ただし万能ではありません。

被写体の動きが速すぎたり、カメラ本体や狙った被写体以外のものの動きに反応したりといった原因で、ピンボケの失敗も起こします。

基本的には一ヶ所にピンポイントで合わせるシングルフォーカスのほうがピントが合う確率が高いです。

特に静止した人物やモノを撮影する場合は、シングルフォーカスのほうが確実です。

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被写体ブレの原因と対策

被写体ブレの原因は大体二つで、シャッターを押すときにカメラが動いてしまっているか、被写体の動きに対してシャッタースピードが足りないことです。

カメラが動いてしまうことが原因ならピンボケのときと同じく、カメラを構えるときは脇をしめるとか、シャッターの押し込みはやさしくといったことで改善が期待できます。

シャッタースピードが遅くなる原因

シャッタースピードが遅くなってしまう原因のひとつは明るさの不足。

室内などだと明るさが足りないので、それを補うためにシャッタースピードが遅くなってしまう傾向があります。

結婚式などで被写体ブレの写真が多くなってしまうのは、明かりの少ない室内で被写体が動くのでシャッタースピードが足りなくなるからです。

逆に晴れた屋外など明るさが充分な場所では、シャッタースピードが速くなるので被写体ブレが起きにくくなります。

室内の被写体ブレ写真例

シャッタースピードの変え方

明るいところなどに撮影場所が変更できない場合は、シャッタースピードの設定を速くしてやることで解決できます。

一番簡単なのはシャッタースピード優先モード(S、Tvモード)を使ってやり、より速いシャッタースピードを設定してやります。

シャッタースピード優先モードは、シャッタースピード以外の値はすべて自動で決めくれるので、初心者にもすぐ使えます。

そこでシャッタースピードをどれくらいに設定するのがいいのかとなるのですが、それは撮影環境やレンズなどによっても異なるので一概にこれが正解とは言えません。

このあたりは個人の経験が重要になります。

一例として上げておくと、以下の踏み切りで電車が通過している写真のシャッタースピードが1/15秒。

2枚目の電車がホームから動き始めた直後の写真のシャタースピードが1/500秒です。

運動会などで動いている子供を止まっているように撮影する場合は、これくらいのシャタースピードが欲しい感じです。

被写体ブレの例

被写体ブレの写真例

シャッタースピード 1/15秒

速めのシャッタースピード

被写体ブレ対策でシャッタースピードを速く

シャッタースピード1/500秒

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基本はカメラの固定

ピンボケでも被写体ブレでも、まず大事になるのがカメラの固定です。まずそこをキッチリできていれば失敗の原因がはっきりします。

ピントが合っていないのか、シャッタースピードなのか原因の切り分けさえできれば、あとはそれに対処してやるだけです。

慣れてくればわざとピンボケさせて雰囲気を出したり、被写体ブレを起こして写真に動きを出したりといったことが、簡単にできるようになります。

設定を変えて様々な写真を撮るのはカメラの楽しみでもあるので、色々触って試してみてください。

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