音声通話(かけ放題)をメインに利用するユーザーの料金目安

スポンサーリンク

音声通話(かけ放題)をメインに利用するユーザーの料金目安

昨年12月「携帯料金の払い過ぎにに対する注意喚起」が消費者庁から発表されました。

注意喚起のなかで消費者庁は「利用実態から見ると過大な契約プランの利用者が多くみられます」とし、利用者に料金プランの見直しなどを推奨しています。

少し具体的に言うと、自分が必要以上の高速データ通信量(いわゆる「ギガ数」)が多い高額なプランを契約しているユーザーが多いという意味です。

消費者庁が注意喚起のなかで想定しているのは、主にシニア層など携帯電話を音声通話メインで利用しているユーザーだと予測できます。

※下記で紹介している料金は2021年06月11日時点に発表されているプランで計算しています。

関連記事

消費者庁が発表した携帯電話料金に関する注意喚起の内容。大容量プラン契約者とデータ利用量の実態。データ通信量の目安とMNPを検討する際のポイント。

音声通話(かけ放題)の料金の目安

料金の目安のひとつとして、通常の音声通話(かけ放題)とデータ通信量が少ないプランを契約したときの各通信会社の月額料金を比較してみます。

  • 条件 音声通話かけ放題を利用・高速データ通信量 月1GB以下

3大キャリアの料金例

3大キャリアの場合はデータ通信量によって料金が変化する段階式プランを契約して、音声通話オプションを付ける形になります。

ドコモの場合

  • ギガライト(1GBまで) ※2年契約 3,278円
  • かけ放題オプション 1,870円

auの場合

  • ピタットプラン 4G LTE(1GBまで)※2年契約 3,278円
  • 通話定額2 1,980円

ソフトバンクの場合

  • ミニフィットプランプラス(1GBまで) 3,278円
  • 定額オプション+ 1,980円

データ通信量1GBまでの場合の月額料金(税抜)

ドコモ au ソフトバンク
基本料金(1GBまで) 3,278円 3,278円 3,278円
かけ放題オプション 1,870円 1,980円 1,980円
月額合計 5,148円 5,258円 5,258円

※家族割、光回線割、学割、キャンペーン割などは含んでいません。

※ドコモ・auの2年契約の中途解約金は1,100円です。

3大キャリアの段階式プランにかけ放題オプションを付けると約5,000円を超えるくらいの月額料金になります。

ただ段階式プランなので、データ通信量が1GBを超えると料金が約1,100円ほど上がる点に注意が必要です。

サブブランド・格安SIM(MVNO)の場合

サブブランド・格安SIM(MVNO)の場合は、データ通信量が少ないプランにオプションを付ける形になります。

3大キャリアと比べ少し料金が割安で、利用できる高速データ通信量も若干多めです。

UQモバイル

  • くりこしプランS(3GB) 1,628円
  • かけ放題オプション 1,870円

ワイモバイル

  • シンプルS(3GB) 2,178円
  • スーパーだれとでも定額(S) 1,870円

格安SIM(MVNO「日本通信」)

  • 合理的かけほプラン(かけ放題込) 2,728円

データ通信量3GBまでの場合の月額料金(税抜)

UQモバイル ワイモバイル 日本通信
基本料金(3GB) 1,628円 2,178円 2,728円
かけ放題オプション 1,870円 1,870円
月額合計 3,498円 4,048円 2,728円

サブブランドや格安SIM(MVNO)の場合だと、月額約3,000円から4,000円程度で運用可能です。

ただしサブブランドは大手キャリアに比べ店舗数が少ない点(サポート体制の差)、格安SIM(MVNO)なら混雑時間帯のデータ通信速度が低下する可能性などを考慮する必要があります。

オンライン専用20Gプランの料金

3大キャリアでは手続きなどをすべてオンライン化することで、通常よりも割安のオンライン専用プランを開始しています。

高速データ通信量が標準で20GBあるので上記の条件とはすこしズレてしまいますが、かけ放題をつけても約4,000円前後とデータ通信量が多い方ならかなり割安です。

ただし手続きなどに街の店舗が利用できないので、ある程度スマートフォンの操作に慣れたユーザーに限定されます。

データ通信量3GBまでの場合の月額料金(税抜)

ahamo povo LINEMO
基本料金(20GB) 2,970円 2,728円 2,728円
かけ放題オプション 1,100円 1,650円 1,650円
月額合計 4,070円 4,378円 4,378円

※ahamoは基本プランに5分かけ放題付

関連記事

ドコモが発表した新料金プランahamo(アハモ)の内容と20GB料金プランの比較。月額料金、データ通信、通話オプションなどの内容。

料金プランが大きく変化

通常の音声通話のかけ放題をメインで考えると、現在はだいたいこれくらいの月額料金が相場になります。

他にデータ通信回線を利用した通話ですが、楽天モバイルなどはデータ通信量1GBまでだと0円でかけ放題が利用可能です。

※ただし専用アプリからの発信が必須など、通常のかけ放題と使い勝手などが異なります。

音声通話をメインで利用されている方など、ひとつの目安として自分の料金と比較してみてください。

関連記事

携帯電話で通話かけ放題を利用する場合の月額料金の比較。音声通話かけ放題の種類と違い。主な通信会社のかけ放題込の月額料金。
スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク