格安SIMを選ぶときにチェック(重視)していること

スポンサーリンク

格安SIMの契約前に

月々の通信費を節約したい場合、格安SIMを活用する方法があります。

音声通話ができるSIMカードで月の通信量が3GBの契約なら、だいたい月額2,000円以下で運用が可能です。

最近は少し価格設定が高めですがUQやYモバイルなどau、ソフトバンクグループもサービスを提供しており、徐々に一般的な認知度も上がってきました。

ただ各社のサービス内容が結構多種多用で、初めて格安SIMを利用する方には選ぶ基準がわかりにくいかもしれません。

今回は新規に格安SIMを契約してみようかと考えている方に向けて、参考までに私が格安SIMを契約するときに重視しているポイントを紹介します。

関連記事

格安SIM(MVNO)サービスとセット購入でSIMフリースマホを購入するメリット。電気通信事業法の改正内容。月額料金と端末価格の見方。

通信速度は落ちる

まず大前提として、多かれ少なかれ格安SIMは3大キャリアより通信速度が落ちます

格安SIMの料金が安くなるのは3大キャリアの通信網を間借りしているからで、その仕組み上どうしても通信速度は落ちてしまいます。

特に朝晩の通勤通学時間や昼休みなどの混雑時間帯は速度低下が顕著で、その時間帯に動画の視聴など高速通信を必要とする方に格安SIMの利用はお勧めできません

ただ混雑時間帯でもSNSやインターネットの閲覧など高速通信を必要としない作業なら、だいたいどの格安SIM会社を契約しても問題なく行えます。

速度は環境によって違う

格安SIMの通信速度はその回線の利用者数によって影響されます。なので知名度は低いけれど混雑時間帯でも快適に通信ができる格安SIMがあったりします。

また利用する場所によっても速度が変わってきます。駅や繁華街など人の集まる場所では速度は落ちる傾向があり、利用者が少ない場所では通信速度が上がります。

上記のようにある一定の傾向はありますが、通信速度はユーザーの利用環境に依存する面も多く、一概にどの格安SIMの通信速度が速いといった根拠を示すことは難しくなります。

とりあえず「格安SIMならここの使っとけば間違いない」というのは断言しにくいサービスです。

一番確実な情報は家族や職場の同僚など自分と同じ生活環境でその格安SIMを使っている人の口コミです。

ただなかなかそういったケースは少なく、とりあえず契約して使ってみて駄目ならすぐ乗り換えるといったことも頭に入れて契約する必要があります。

音声通話料金

最近はLINEやSkypeなどSNSを利用した無料通話が増えましたが、仕事などでも音声通話が必要な場面がまだまだあります。

格安SIMでは音声通話の完全かけ放題プランを提供しているところは少なく、ほとんどが何分以内かけ放題といったサービスになります。

スマホの音声通話はほぼ一律で30秒20円がかかるので、長時間の音声通話が必要な方は格安SIM会社が提供しているかけ放題プランの通話時間などに注意してください。

またいくつかの格安SIM会社では、専用アプリからの発信で音声通話料金が半額(30秒10円)になるプレフィックス通話サービスを無料で提供しています。

通常の電話番号の前に特定の番号をつけて発信することで通話料金が割引きされる仕組みで、月トータルの通話時間が少ない場合はかけ放題オプションを契約するよりお得です。

※ただ専用アプリからの発信するので、電話をかけるときちょっとだけ手順が煩雑になります。

データ容量を繰り越せるか

私は外出先での通信量が少ないので、使い切れなかった通信量の繰越ができるかどうかが重要になってきます。

月3GBのプランを契約するとだいたい1GB前後残ってしまうんですが、翌月に繰り越せる格安SIMなので次の月は4GBまで使えます。

繰り越せるのは翌月までですが余った通信量から消費されるので、3GB以内が続くと繰越のデータ通信量が貯まっていきます。

家や職場などにWi-Fi環境があって、月の通信量がそれほど大きくない方には、繰越できる格安SIMがお勧めです。

最低利用期間がある場合も

今年10月にあった電気通信事業法の改正で、従来あった2年縛りなど長期契約途中の高額な解約金は格安SIMでも禁止になりました。

ただし小規模な格安SIM会社は例外になっており、一部格安SIMでは1年程度の最低利用期間が設定されているものがあります。

知名度は低いけれど混雑時間帯でも快適に通信ができる格安SIMがあったりすると書いたのですが、この点は注意しておいてください。

使い方と料金のバランス

格安SIMは料金が安いですが、3大キャリアショップに比べるとショップなどのサポート体勢が少なく、現状はスマホに詳しい方が利用するサービスのようなイメージになっています。

確かに格安SIMは初期設定、プラン変更などは基本ネットを使って自分でしなければらいけません。

ただそれらはそんなに頻度の高い作業ではなく、一度設定さえしてしまえば普段使う分には関係ありません

初期設定といっても送られてきたSIMカードをスマホに挿して電源を入れ、通信先を選ぶ程度の簡単な作業です。

一方で通信速度はどうしても3大キャリアより低下するので、そのあたりは契約する前に意識しておく必要があります。

それさえ注意しておけば月々の通信費を大幅に抑えられるので、普段使うのにそれほど高速通信が必要でない方、通信費の節約を考えている方はぜひ試してみてください。

関連記事

3大キャリアと格安SIMの基本的な比較方法。サポート体制の違い。混雑時間帯の通信速度の差。
スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク