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データ通信量が少なめで音声通話の利用が多い方の料金プラン選び
総務省の携帯電話に関する統計によると、利用者の約半数(49.5%)が月のデータ通信量が2GB以内に収まっています。
多くの利用者が自分に必要以上の料金プラン(高速データ通信量が多いプラン)を選択している傾向があり、携帯電話料金を見直す際のポイントとして挙げられています。
主に仕事の連絡手段として利用されている方や通話が多いシニア層など、高速データ通信量よりも音声通話のかけ放題オプションなどを重視して携帯電話会社(料金プラン)を選ぶのがおすすめです。
※料金内容は2021年2月18日時点のものです。
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3大キャリアの段階式プラン
3大キャリアではデータ通信量が少ないユーザー向けに、段階式プランを提供しています。
各キャリアの段階式プランの料金は以下のとおりです。
キャリアの小容量向けプラン月額料金(税抜)
ドコモ | au | ソフトバンク | |
プラン名 | ギガライト※ | ピタットプラン※ | ミニフィットプラン |
月額料金(1GBまで) | 2,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
1GBを越えた場合 | 3,980円(3GBまで) | 4,480円(4GBまで) | 5,980円(2GBまで) |
かけ放題オプション | 1,700円 | 1,800円 | 1,800円 |
5分かけ放題オプション | 700円 | 800円 | 800円 |
※家族割、光回線割、学割、キャンペーン割などは含んでいません
※ドコモ、auの月額料金は、2年契約時(中途解約金1,000円)の料金
料金はデータ通信量が1GB以下の場合でかけ放題オプションを付けて、月額4,700円から5,800円くらいになります。
メインブランドなので若干料金は高めになりますが、街のショップの多さなどサポート体制の面で充実しており、万が一故障などのトラブルが発生したときにも安心です。
家族割や光セット割、キャリア関連のスマホ決済サービスでの特典なども手厚くなっています。
オンライン専用20GBという選択
料金面だけを考えた場合だと、3大キャリアが開始するオンライン専用20GBプランという選択肢もあります。
オンライン専用20GBプラン月額料金(税抜)
ドコモ
ahamo(アハモ) |
ソフトバンク
SoftBank on LINE |
au
povo(ポヴォ) |
|
提供開始 | 2021年3月 | ||
受付・手続き | オンライン限定 | ||
月額料金 | 2,980円 | 2,480円 | |
高速通信のデータ容量 | 20GB | ||
超過後の通信速度 | 最大1Mbps | ||
音声通話 | 5分かけ放題付
※5分以降20円/30秒 |
20円/30秒 | |
音声通話オプション | かけ放題 1,000円 | かけ放題:1,500円
5分かけ放題:500円 |
月額料金はかけ放題オプションを付けても3,980円と、段階式プランよりも割安で高速データ通信量も20GBまで使えます。
ただし受付や手続きなどオンライン専用で、基本的に街のショップでのサポートは受けられません。
ショップなどのサポートがあまり必要ないある程度スマートフォンの操作に慣れている方に限定されますが、かなり割安に運用可能です。
サブブランド
auとソフトバンクのサブブランド(UQモバイル、ワイモバイル)では2021年2月から新料金プランが開始され、月額料金などの見直しが行われています。
サブブランドの小容量向けプラン月額料金(税抜)
UQモバイル |
ワイモバイル |
|
プラン名 | くりこしプランS | シンプルプランS |
サービス開始 | 提供中 | 2021年2月18日 |
月額料金 3GB | 1,480円 | 1,980円 |
かけ放題オプション | 1,700円 | 1,700円 |
10分かけ放題オプション | 700円 | 700円 |
その他 | データ繰越あり | 2回線目から家族割 |
かけ放題オプション込の月額料金はUQモバイルが月額3,180円、ワイモバイルは3,680円。
ただワイモバイルは2回線目から月額1,080円の割引が受けられるので、複数回線の契約になれば料金的には近い水準になります。
メインブランドに比べて全体的に割安になっており、段階式プランのようにデータ通信量を気にする必要もありません。
ただしショップ数は限られサポート体制はどうしてもメインブランドより弱くなるので、そのあたりと料金の兼ね合いになります。
格安SIM(MVNO)
音声通話をメインで格安SIM(MVNO)を考えた場合、まず日本通信の合理的カケホプランが候補に上がります。
他にはOCNモバイルONEが、専用アプリからの発信がかけ放題になるオプションサービスを開始しています。
格安SIM(MVNO)のかけ放題プラン月額料金(税抜)
日本通信 |
OCNモバイルONE |
|
プラン名 | 合理的かけほプラン | 音声対応SIM |
月額料金 3GB | 2,480円 | 1,480円
※1GB 1,180円 |
かけ放題オプション | 基本料金に含む | 1,300円 |
10分かけ放題オプション | – | 850円 |
その他 | – | 要アプリ発信 |
※OCNモバイルONEのかけ放題は専用アプリからの発信が必要になります
かけ放題オプション込で月額2,480円(OCNは1GBの場合)と料金的には一番安く利用できます。
ただ格安SIM(MVNO)サービスなのでショップなど対面サポートがほとんどないことと、混雑時間帯のデータ通信速度が低下する傾向がある点に注意が必要です。
楽天モバイルのかけ放題
楽天モバイルも楽天Linkというアプリを利用した音声通話かけ放題サービスを提供しています。
データ通信量が月1GBまでなら料金が0円というのも最安です。
ただし通常の音声通話とは異なり、RCSという規格のデータ通信回線を利用した音声通話になります。
データ通信回線を利用しているので割安に通話が利用できるのですが、音質が電波状況や混雑状況に影響される面があります。
専用アプリが必要な点も含め、通常の音声通話かけ放題と違いがある点は抑えておいてください。
Rakuten UN-LIMIT VIの内容
Rakuten UN-LIMIT VI | |
サービス開始 | 2021年4月1日 |
月額料金 | データ通信量に応じて変化
1GBまで 0円 1GBから3GB 980円 3GBから20GB 1,980円 20GB以上 2,980円 |
高速通信のデータ容量 | 楽天エリア:無制限パートナーエリア(au):5GB
※超過後の通信速度 最大1Mbps |
データ繰越 | なし |
音声通話 | 20円/30秒 |
音声通話オプション | Rakuten Linkアプリでの通話かけ放題(無料) |
キャンペーンなど | 300万人は1年間無料 |
※現行のRakuten UN-LIMIT Vは同じサービス内容で月額2,980円の定額制です
※4月1日以降は自動的にRakuten UN-LIMIT VIへ移行され、段階式プランの割引が適用されます
今後も変化がつづく
ドコモのオンライン専用20GBプランの発表をきっかけに、携帯電話の料金体系が大きく変化しています。
今後も乗り換え(MNP)手数料の無料化やキャリアから格安SIM(MVNO)への卸値、接続料の値下げなども予定されており、まだまだ変化が続きそうです。
携帯電話料金の見直しなどには絶好のタイミングになっているので、色々チェックしてみてください。
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