日本通信「合理的20GBプラン」とドコモ「ahamo」の比較
格安SIMサービス(MVNO)の日本通信は新料金プラン「合理的20GBプラン」を12月10日より開始することを発表しました。
ドコモが先日発表した「ahamo(アハモ)」に対抗する料金プランで、高速データ通信量16GBと70分の音声通話を含んで月額1,980円。
格安SIMサービスなので混雑時間帯の通信速度の低下は考慮する必要がありますが、ドコモの「ahamo(アハモ)」より月額1,000円安い料金設定になっています。
※12月10日追記 料金プランの名称が「SSD プラン」から「合理的20GBプラン」に変更されており、記事中の名称を修正しています。
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プランの内容
日本通信の「合理的20GBプラン」とドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」のプラン内容は以下のとおりです。
※下記料金は2020年12月4日時点で発表されている料金(税抜)です。
日本通信
合理的20GBプラン |
ドコモ
ahamo(アハモ) |
|
提供開始 | 12月10日 | 2021年3月 |
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 |
高速通信のデータ容量 |
16GB ※ahamo開始時に20GB |
20GB |
超過後の通信速度 | 不明 | 最大1Mbps |
データ繰越 | なし | 不明 |
データ通信量追加 | 1GB 250円 | 1GB 500円 |
音声通話 | 通話時間70分まで無料
※以降10円/30秒 |
5分かけ放題
※5分以降20円/30秒 |
音声通話オプション | なし
※別プラン「合理的かけほプラン」で対応 |
かけ放題 月額 1,000円 |
※日本通信の超過後の通信速度、データ繰越は「合理的かけほプラン」で運用されている内容です。
全体的に安い日本通信の料金設定
月額基本料金は日本通信の「合理的20GBプラン」のほうが1,000円低い1,980円。
データ通信量追加料金や音声通話料金(無料分の超過後)も日本通信のほうが安い料金設定になっています。
ただし日本通信は格安SIMサービスのため、混雑時間帯(通学・通勤・昼休みなど)の通信速度が低下することを考慮する必要があります。
一方で「ahamo(アハモ)」の方は月額料金は1,000円高いですがで、20GBを超過しても最大1Mbpsとある程度の通信速度が出ます。
SNSやWEBの閲覧など普段使いには支障のない通信速度で、高画質な動画などを視聴しないのであればデータ通信量の追加も不要です。
また音声通話も5分までならかけ放題になっているのも、トータルの通話時間のカウントされる方式よりわかりやすく、使い勝手もいいです。
納得感のある料金設定
混雑時間帯に通信速度が低下しても問題ない使い方のユーザーであれば、日本通信の「合理的20GBプラン」だとドコモの「ahamo(アハモ)」より1,000円安く運用可能です。
ただ音声通話が70分まで無料というカウント方式の点や、高速データ通信量16GBという通信量の設定(多さ)など、ある程度のスマートフォンに慣れたユーザー向けになります。
一方でドコモの「ahamo(アハモ)」は1,000円高いですが、安定した通信速度などキャリアの強みを活かしバランスの取れた料金設定です。
二つのプランを比較すると、キャリアと格安SIMのサービス差がそのまま価格差になっている感じの納得感のある料金設定になっています。
今後au、ソフトバンクからもドコモ「ahamo(アハモ)」に対抗するプランが出てくることが予想されるので、乗り換え(MNP)を検討されている方は色々チェックしてみてください。
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