LINEMO「ベストプラン(3GB~)」とワイモバイル「シンプル2 Sプラン(4GB)」の比較

LINEMO(ラインモ)のSIMカード

LINEMO「ベストプラン(3GB~)」とワイモバイル「シンプル2 Sプラン(4GB)」の比較

ソフトバンクのオンライン専用プランLINEMO(ラインモ)では、2024年7月末から新プラン「LINEMO ベストプラン・ベストプラン V」のサービスが開始されました。

新プランでは段階式料金に変更されており、データ通信量が少な目のユーザー向け「ベストプラン(3GB~)」では月10GB前後でかなりコスパが高い特徴があります。

契約も含め手続きなどは基本オンラインで行う必要がありますが、料金も抑えられておりサブ回線などにも気軽に利用できる使い勝手の良いプランです。

店舗での対面サポート有無の違いがありますが、同じソフトバンク系のサブブランドであるワイモバイルのシンプル2 Sプラン(4GB)と比較してもすこし割安になっています。

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小容量プランの比較

LINEMO「ベストプラン」とワイモバイル「シンプル2 S」の主なサービス内容は次のとおりです。

主なサービス内容

LINEMO ワイモバイル
ベストプラン シンプル2 S
契約・各種手続き オンラインのみ 店頭でも手続き可
エリア ソフトバンク
月額料金 3GBまで990円 2,365円
10GBまで2,090円
高速通信のデータ容量 10GB 4GB
超過後の通信速度 10GBから15GB 最大300kbps 最大300Kbps
15GB以降 最大128kbps ※6GB以降 最大128kbps
データ容量の繰り越し なし あり
音声通話 22円/30秒
音声通話オプション かけ放題 月額 1,650円 かけ放題 月額 1,980円
5分かけ放題 月額 550円 10分かけ放題 月額 880円
セット割引など なし 光セット割引または家族割引(2回線目以降) 月額1,100円引 PayPayカード割 187円引き
その他 LINEでのデータ通信容量がノーカウント LYPプレミアム会員特典(月額508円)付き

両サービスで一番異なるのは対面サポートの有無で、LINEMOは実店舗の窓口を構えておらず、対面での事務手続き・端末販売・初期設定サービスなどは行っていません。

契約も含め各種手続きは基本的に自分で行う必要があり、その代わり基本料金がワイモバイルの半額以下とかなり安い設定になっています。

また音声通話のかけ放題オプション料金なども、LINEMOのほうが割安です。

風船

複数回線だと料金差は縮まる

ただしワイモバイルは家族割引特典があり2回線目以降は基本料金が1,100円引き(シンプル2 Sなら二人目は月額1,265円)になります。

家族などでまとめて複数回線を契約する場合だと、1回線あたりの料金差はLINEMOと縮まります。

複数回線契約での基本料金の合計

LINEMO(3GBまでの場合) ワイモバイル(4GB)
1回線 990円 2,365円
2回線 1,980円 3,630円(1回線あたり1,815円)
3回線 2,970円 4,895円(1回線あたり約1,632円)

※ワイモバイルは2回線目から家族割引が適用可。

PayPayでのキャンペーン時に優遇

あとワイモバイルはLYPプレミアム会員(月額508円)の無料特典が標準で付いており、Yahoo!ショッピングやPayPayのキャンペーンでポイント付与率のアップなどの優遇措置があります。

※従来のYahoo!プレミアムからLYPプレミアム(LINE・Yahoo!・PayPay)へ2023年11月末に統合。

普段Yahoo!やPayPayの関連サービスをよく利用される方なら特典などを加味すると、そこまで大きな料金差はありません。

またワイモバイルは余ったデータ通信容量を翌月まで繰り越しできるので、データ通信の使い勝手もLINEMOより少し上です。

データ通信量が3GBを超えるならLINEMO

ただワイモバイルはデータ通信量が4GBを超えた場合、データチャージを行うと料金が0.5GBあたり550円とかなり高めです。

データ増量オプション(月額550円で「シンプル2 S(4GB)」に+2GB)を利用する方法もありますが、それでもLINEMO「ベストプラン」がかなり割安になっています。

データ通信量が増えたときの基本料金

データ通信量 LINEMO ワイモバイル
3GB 990円 2,365円(1GBは翌月まで繰り越し)
4GB 2,090円 2,365円
5GB 2,915円(+増量オプション)
6GB 2,915円(+増量オプション)
7GB 4,015円(+増量オプショ+1GBチャージ)

LINEMOでは端末を販売していない

LINEMOではスマートフォン(端末)を販売しておらず自分でSIMフリー端末を用意(購入)する必要があり、初期設定なども自分で行います。

初期設定の方法などは公式サイトに詳しい手順が公開されおりそこまで難しい作業はありませんが、やはり初心者などスマートフォンの操作に慣れてない方にはハードルの高い作業です。

AQUOSsense4

その点ワイモバイルなら店舗で購入すれば無料で初期設定などをやってもらえますし、何かトラブルがあったときでも直接店頭に端末を持ち込んで対応してもらうこともできます。

店舗の数はソフトバンクショップに比べると限られますが、対面サポートが利用できる点はワイモバイルの大きなメリットのひとつです。

格安SIM(MVNO)並の基本料金

LINEMOは格安SIM(MVNO)並の基本料金で、混雑時間帯の通信速度低下もそれほど心配しなくてもいい(ソフトバンクと同等のデータ通信品質)のが魅力です。

ただオンライン専用プランなので基本的な作業(初期設定やプラン変更手続き)は自分で行うことが求められ、利用者向けに専用の端末販売窓口もありません。

これらはそれほど頻繁に行う作業ではないのですが、ある程度スマートフォンの操作や手続きなどに慣れている必要があります。

一方でワイモバイルは少し料金がアップしますが、従来通りの店舗での対面サポートが利用できるのは初心者の方などに心強い点です。

ただしソフトバンクのメインブランドに比べると店舗数が少なく、店内も混雑する傾向があるのでその点は注意してください。

ソフトバンクのSIMカード

どちらもソフトバンクのメインブランドに比べるとかなり割安な料金設定になっているので、携帯電話料金の見直しなどを検討されている方は候補としてチェックしてみてください。

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