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UQモバイルとワイモバイルの料金プランの比較
UQモバイルでは料金プランの改定が行われ、2025年6月3日から新料金プラン「コミコミプランバリュー」「トクトクプラン2」のサービスが開始されました。
※コミコミプラン+・トクトクプラン・ミニミニプランは新規受付を終了。
基本料金がすこしアップする代わりに、データ通信量の増量・クーポン配布・サブスクでポイント還元などの特典が追加されています。
UQモバイル・ワイモバイル等のサブブランドは取扱い端末の数・各種特典ではメインブランド(au・ソフトバンク)に及びませんが、店舗の対面サポートを残しつつ少し料金を抑えられるのが利点です。
故障などのトラブルが発生した場合に直接ショップで対面サポートが受けられる点は、スマホの操作が得意でない方にも安心感があります。
※下記料金・サービス内容などは2025年6月6日時点のものです。
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月額料金とプランの概要
月の高速データ通信量に合わせてUQモバイルは2種類、ワイモバイルでは3種類の料金プランが展開されています。
データ通信量が少なめのユーザー(4GB前後)だと、だいたい基本料金が月額2,400円から3,000円の設定です。
ただし小容量プランではワイモバイルだとデータ通信量が超過したときの通信速度がかなり遅めだったり、UQモバイルだとデータ通信容量を超えないようにすこし気を付けて利用する必要があります。
一方で中容量以上のプランは超過後も最大1Mbpsとある程度実用的な通信速度が保障されており、残りの通信容量をそこまで気にする必要のない使い勝手の良さが利点です。
小容量プランの比較
月の高速通信データ容量が少なめの場合、UQモバイルだと「トクトクプラン2」、ワイモバイルなら「シンプルプラン2 S」が選択肢になります。
UQモバイル | ワイモバイル | |
トクトクプラン2 | シンプルプラン2 S | |
エリア | au | ソフトバンク |
月額料金 | 5GBまでの場合 2,948円 | 2,365円 |
データ通信容量 | ※5GBから30GB 4,048円 | 4GB |
データ繰り越し | 翌月まで | |
超過後の通信速度 | 30GB以降は最大1Mbps | 最大300kbps |
※40GB以降は128kbps | ※6GB以降 最大128kbps | |
増量オプション | 月額550円(+5GB) | 月額550円(+2GB) |
音声通話 | 22円/30秒 | |
通話オプション | かけ放題 月額 1,980円 | |
10分かけ放題 月額 880円 | ||
割引など | 光回線・でんきセット割 1,100円引き(または家族割550円引)au payカード割 220円引き | 光セット割引または家族割引(2回線目以降) 月額1,100円引 PayPayカード割 187円引き |
その他 | サブスクぷらすポイント | LYPプレミアム |
auエリア・ソフトバンクエリアの違いこそありますが、月のデータ通信量が4GB以下だとすこしワイモバイルが安価になっています。
またワイモバイルは家族割引の特典が手厚く(2回線目以降の基本料金が月額1,100円引)なっており、複数回線(2回線以上)をまとめて契約するほど料金が割安です。
サブスクぷらすポイント
UQモバイルの新プランでは「サブスクぷらすポイント」というポイント還元特典が追加されました。
Netflix/Apple Music/YouTube Premium/TELASAを利用した場合、利用料金の20%分のPontaポイントが受け取れます。
20%還元サービス
対象サービス | 利用料金 | 還元ポイント | ポイント還元込み |
Netflix 広告つきスタンダード | 890円 | 162ポイント | 実質728円 |
Apple Music | 1,080円 | 197ポイント | 実質883円 |
YouTube Premium | 1,280円 | 233ポイント | 実質1,047円 |
TELASA | 990円 | 180ポイント | 実質810円 |
※Google One AI プレミアム | 1,760円 | 320ポイント | 実質1,440円 |
※今夏追加予定
複数回線で安いワイモバイル
ワイモバイルで2回線以上契約して家族割引きを適用した場合、1回線あたりの基本料金は次のようになります。
ワイモバイルを複数回線契約したときの月額料金
- シンプルSを2回線契約した場合、(2,365円+1,265円)÷2=1回線あたり 1,815円
- シンプルSを3回線契約した場合、(2,365円+1,265円+1,265円)÷3=1回線あたり 約1,631円
ワイモバイルの家族割引は特典の割引額がかなり大きく、利用者が別住所の場合も適用できるので契約の際は一度確認してみてください。
中容量・大容量プラン
月のデータ通信量がそこそこ多い利用者向けには、高速データ通信容量30GB前後の料金プランが用意されています。
容量超過後の通信速度も最大1Mbpsとネットの閲覧やSNSの音声通話くらいなら問題なく使えるので、小容量プランに比べ容量超過をそこまで気にせずに使えるのが利点です。
UQモバイル |
ワイモバイル |
||
コミコミプランバリュー | シンプル2 M | シンプル2 L | |
エリア | au | ソフトバンク | |
月額料金 | 3,828円 | 4,015円 | 5,115円 |
データ通信容量 | 35GB | 30GB | 35GB |
超過後の通信速度 | 最大1Mbps | ||
※50GB以降は128kbps | ※45GB以降 128kbps | ※52.5GB以降 128kbps | |
データ繰り越し | 翌月まで | ||
増量オプション | 月額550円(+5GB) | ||
音声通話 | 22円/30秒 | ||
10分かけ放題 | 10分かけ放題付 | 月額 880円 | 10分かけ放題付 |
かけ放題 | 月額 1,100円 | 月額 1,980円 | 月額 1,100円 |
割引など | Pontaパス・サブスクぷらすポイント | 光セット割引 月額 1,650円引
または家族割引き(2回線目以降)月額1,100円引き |
音声通話の利用込みで考えると、データ通信容量35GB・10分かけ放題付の「コミコミプランバリュー」が頭一つ抜けたコスパの高いプランになっています。
ただし「トクトクプラン2」にあった「光回線・でんき」などのセット割引は適用できません。
一方ワイモバイルではM・Lプランの光回線セット特典が手厚く、Sプランよりもさらに550円割引額が増額されています。
Pontaパス特典
UQモバイルのコミコミプランバリューでは、旧コミコミプランには無かったPontaパス特典が追加されています。
ローソンでau PAY(コード払い)を利用したときのポイント還元やクーポンの配布、TOHOシネマズでの割引などがあります。
通信以外のサービス
通信サービス以外の面でUQモバイルのメリットとしては、手続きなど全国すべてのauショップが利用できる点が挙げられます。
特に故障などのトラブルがあったとき、対面サポートが受けられるショップの数が多いのは大きな利点です。
一方でワイモバイルは契約者に標準サービスとして、LYPプレミアム会員(月額508円)の特典が付いています。
普段スマホ決済サービスのPayPayをよく利用される方なら、キャンペーン時のワイモバイルユーザー(プレミアム会員)向け優遇措置(還元率アップ)などはメリットのひとつです。
それぞれのメリット
UQモバイルではデータ通信容量35GBに10分かけ放題付のコミコミプランバリューを主力として展開しており、店舗の対面サポートを残しつつコスパの高い料金プランになっています。
ワイモバイルは複数回線を契約した場合の家族割引・中容量以上での光回線とのセット割引など割引特典の手厚さが大きな利点です。
それ以外だと近くに店舗がある(対面サポートを利用しやすい)・購入したいスマホが販売されている・複数回線割引を適用できるかといった点などが選ぶ際のポイントになります。
どちらも定期的にキャンペーンなどを実施しており、乗り換え(MNP)だと端末の大幅な割引やポイント還元なども受けられるので、通信費の見直しをするときは候補のひとつとしてチェックしてみてください。
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