UQモバイルとワイモバイルの料金プランの比較
ドコモのオンライン専用プラン「ahamo(アハモ)」がデータ通信量を30GBに増量したことを受け、UQモバイルとワイモバイルもプランの改定が行われました。
UQモバイルは従来のコミコミプランをコミコミプラン+に改定しデータ通信量を30GB(+3GB特典付与)、ワイモバイルも「シンプル2 M/L」のデータ通信量を増量しています。
※UQモバイル「コミコミプラン+」(2024年11月12日開始)はキャンペーン込みで実質33GB。
※ワイモバイルは来春からシンプル2 Mが30GB・シンプル2 Lが35GBに改定。(プラン改定までの期間は、暫定的にデータ通信量を無料チャージできるキャンペーンを実施)
取扱い端末の数・豊富なオプションサービス・決済アプリのポイント特典などはメインブランド(au・ソフトバンク)に及びませんが、店舗の対面サポートを残しつつ少し料金を抑えられるのが利点です。
故障などのトラブルが発生した場合に直接ショップにスマホを持ち込る点は、スマホの操作が得意でない方にも安心感があります。
※下記料金・サービス内容などは2024年12月13日時点のものです。
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月額料金とプランの概要
UQモバイルとワイモバイルでは月の高速データ通信量に合わせて3種類の料金プランが用意されています。
データ通信量が少なめ(4GB)の小容量プランだと、両社とも月額2,365円から利用可能です。
ただし小容量プランでは月のデータ通信量が超過したときの通信速度が最大300Kbpsとかなり遅めの通信速度になるので、データ通信容量が4GBを超えないようにすこし気を付けて利用する必要があります。
一方で中容量以上のプランは超過後も最大1Mbpsとある程度実用的な通信速度が保障されており、残りの通信容量をそこまで気にする必要のない使い勝手の良さが利点です。
小容量プランの比較
月の高速通信データ容量が少なめの場合、UQモバイルだと「ミニミニプラン」、ワイモバイルなら「シンプルプラン2 S」が選択肢になります。
UQモバイル | ワイモバイル | |
ミニミニプラン | シンプルプラン2 S | |
エリア | au | ソフトバンク |
月額料金 | 2,365円 | |
データ通信容量 | 4GB | |
データ繰り越し | 翌月まで | |
超過後の通信速度 | 最大300kbps | |
‐ | ※6GB以降 最大128kbps | |
増量オプション | 月額550円(+2GB) | |
音声通話 | 22円/30秒 | |
通話オプション | かけ放題 月額 1,980円 | |
10分かけ放題 月額 880円 | ||
割引など | 光回線・でんきセット割 1,100円引き 家族割引 550円引き au payカード割 187円引き | 光セット割引または家族割引(2回線目以降) 月額1,100円引 PayPayカード割 187円引き |
auエリア・ソフトバンクエリアの違いこそありますが、基本的なサービス内容に関しては音声通話のオプション料金なども含めてほぼ同等のサービス内容です。
ただワイモバイルは家族割引の特典が手厚く(2回線目以降の基本料金が月額1,100円引)なっており、複数回線(2回線以上)をまとめて契約するほど料金が割安になってきます。
複数回線で安いワイモバイル
ワイモバイルで2回線以上契約して家族割引きを適用した場合、1回線あたりの基本料金は次のようになります。
ワイモバイルを複数回線契約したときの月額料金
- シンプルSを2回線契約した場合、(2,365円+1,265円)÷2=1回線あたり 1,815円
- シンプルSを3回線契約した場合、(2,365円+1,265円+1,265円)÷3=1回線あたり 約1,631円
ワイモバイルの家族割引は特典の割引額がかなり大きく、利用者が別住所の場合も適用できるので契約の際は一度確認してみてください。
中容量・大容量プラン
月のデータ通信量がそこそこ多い利用者向けには、高速データ通信容量15GBから30GBの料金プランが用意されています。
容量超過後の通信速度も最大1Mbpsとネットの閲覧やSNSの音声通話くらいなら問題なく使えるので、小容量プランに比べ容量超過をそこまで気にせずに使えるのが利点です。
UQモバイル |
ワイモバイル |
|||
トクトクプラン | コミコミプラン+ | シンプル2 M | シンプル2 L | |
エリア | au | ソフトバンク | ||
月額料金 | 3,465円※ | 3,278円 | 4,015円 | 5,115円 |
データ通信容量 | 15GB | 30GB(+3GB) | 20GB | 30GB |
※30GB | ※35GB | |||
超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大1Mbps | ||
30GB以降 128kbps | 45GB以降 128kbps | |||
データ繰り越し | 翌月まで | |||
増量オプション | 月額550円(+5GB) | 月額550円(+10GB) | ||
音声通話 | 22円/30秒 | |||
10分かけ放題 | 月額 880円 | 10分かけ放題付 | 月額 880円 | 10分かけ放題付 |
かけ放題 | 月額 1,980円 | 月額 1,100円 | 月額 1,980円 | 月額 1,100円 |
割引など | 光回線・でんきセット割 1,100円引き 家族割引 550円引き au payカード割 187円引き | ‐ | 光セット割引 月額 1,650円引
または家族割引き(2回線目以降)月額1,100円引き |
※トクトクプラン データ通信量が月1GB以下の場合2,277円。
※コミコミプラン+は10%増量(+3GB)の特典あり。
※ワイモバイルは来春のプラン改定までの間、差分容量の無料チャージが可能。
※シンプル2 Lの10分かけ放題は2025年1月1日から(既存ユーザーも対象)
音声通話の利用込みで考えると、データ通信容量30GB・10分かけ放題付の「コミコミプラン+」が頭一つ抜けたコスパの高いプランになっています。
ただしUQモバイルの他プランで利用できる「光回線・でんき」などのセット割引は適用できません。
一方ワイモバイルではM・Lプランの光回線セット特典が手厚く、Sプランよりもさらに550円割引額が増額されています。
ただし容量を超過したときの通信速度制限が2段階になっており、月のデータ通信量が多めの方(容量を大幅に超過する場合)はすこし注意が必要です。
通信以外のサービス
通信サービス以外の面でUQモバイルのメリットとしては、手続きなど全国すべてのauショップが利用できる点が挙げられます。
特に故障などのトラブルがあったとき、対面サポートが受けられるショップの数が多いのは大きな利点です。
一方でワイモバイルは契約者に標準サービスとして、LYPプレミアム会員(月額508円)の特典が付いています。
普段スマホ決済サービスのPayPayをよく利用される方なら、キャンペーン時のワイモバイルユーザー(プレミアム会員)向け優遇措置(還元率アップ)などはメリットのひとつです。
※従来のYahoo!プレミアムからLYPプレミアム(LINE・Yahoo!・PayPay)へ2023年11月末に統合。
それぞれのメリット
UQモバイルではデータ通信容量30GBに10分かけ放題付のコミコミプランを主力として展開しており、店舗の対面サポートを残しつつコスパの高い料金プランになっています。
ワイモバイルは複数回線を契約した場合の家族割引・中容量以上での光回線とのセット割引など割引特典の手厚さが大きな利点です。
それ以外だと近くに店舗がある(対面サポートを利用しやすい)・購入したいスマホが販売されている・複数回線割引を適用できるかといった点などが選ぶ際のポイントになります。
どちらも定期的にキャンペーンなどを実施しており、乗り換え(MNP)だと端末の大幅な割引やポイント還元なども受けられるので、通信費の見直しをするときは候補のひとつとしてチェックしてみてください。
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