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ASUSの大容量バッテリースマホ
ASUS JAPANより、海外で先行して販売されているZenFone Max Pro(M2)とZenFone Max (M2)の日本での発売が発表されました。
2019年3月15日の発売予定で、ASUSのオンラインストアでも予約の受付が開始されています。
ZenFone Maxシリーズは大容量バッテリーが特長の人気SIMフリースマホで、格安SIM通信業者でも広く取り扱われている定番のスマートフォンです。
今回は前機種にあたるZenFone Max Pro (M1)、ZenFone Max (M1)からの変更点、スペックの違いなどをまとめます。
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ZenFone Maxシリーズの特徴
ASUSのMaxシリーズで一番の特徴は大容量のバッテリーで、スマホの駆動時間の長さが大きな特徴です。
普段使いはもちろん、ある程度CPUなどに負荷のかかる重たい作業でも、電池持ちが期待できる人気の機種です。
ただ大容量バッテリーの分、やや重量が重かったりサイズが大きくなる傾向があるので、小型サイズを優先される方は購入前に実機の確認をお勧めします。
ZenFone Max Pro(M2)の主なスペックと前機種との比較
ZenFone Max Pro(M2)と前機種にあたるZenFone Max Pro (M1)の主なスペックを比較します。
主なスペック
ZenFone Max Pro(M2) | ZenFone Max Pro (M1) | |
初期OS | Android 8.1 | Android 8.1 |
CPU | Snapdragon 660 | Snapdragon 636 |
メモリ(RAM) | 4GB | 3GB |
保存容量(ROM) | 64GB | 32GB |
外部保存 | microSD | microSD |
ディスプレイ | 6.3インチ(液晶) | 6インチ(液晶) |
解像度 | 2280×1080 (FHD+) | 2280×1080 (FHD+) |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
本体サイズ | 75.5mm×157.9mm
×8.5mm |
76mm×159mm
×8.4mm |
重さ | 175g | 180g |
CPUはSnapdragon 636から660へワンランク上の性能。ただ660はGPU(グラフィック)性能が高く、GPUスコアに限定すると約1.5倍のスコアを記録。
最新3Dグラフィックスを使ったゲームを動かす場合などは、大きなアドバンテージがありそうです。
メモリ(RAM)も3GBから4GB、保存容量(ROM)も32GBから64GBと順当にスペックアップ。フラッグシップモデルに並ぶ余裕のある性能になっています。
本体サイズはほぼ差がありませんが、画面の大型化にも関わらず重量は5g軽量化。
また上記スペック表にはないですが、ディスプレイ前面にはGorilla Glass 6を採用しており、落下などにも強い耐久性を備えています。
ただ充電端子はPro (M1)と同じくmicroUSBを採用しており、Quick Charge 3.0対応の周辺機器やPCとの連携を考えている場合は、すこし注意が必要です。
ZenFone Max (M2)の主なスペックと前機種との比較
ZenFone Max (M2)と前機種にあたるZenFone Max (M1)の主なスペックを比較します。
主なスペック
ZenFone Max(M2) | ZenFone Max(M1) | |
初期OS | Android 8.1 | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 632 | Snapdragon 430 |
メモリ(RAM) | 4GB | 3GB |
保存容量(ROM) | 32GB | 32GB |
外部保存 | microSD | microSD |
ディスプレイ | 6.3インチ(液晶) | 5.5インチ(液晶) |
解像度 | 1520×720ドット (HD+) | 1440×720ドット (HD) |
バッテリー容量 | 4000mAh | 4000mAh |
本体サイズ | 76.2mm×158.4mm
×7.7mm |
70.9mm×147.3mm
×8.7mm |
重さ | 160g | 150g |
CPUはSnapdragon 430から632と大幅なスペックアップ。CPUベンチマークだと2倍近いスコア差があり、かなりの性能差になってます。
メモリ(RAM)も3GBから4GBに増えており、複数のアプリを同時に立ち上げてもメモリ不足で落ちることもなさそうです。
前機種ZenFone Max (M1)は大容量バッテリーのエントリーモデルのイメージでしたが、ZenFone Max (M2)は性能的にもミドルスペック。
後継機というよりは、全く別機種のイメージです。
端末の性能はほぼM2が上ですが、本体サイズに関してだけは前機種のZenFone Max (M1)のほうがコンパクトになっています。
コストパフォーマンスの高い2機種
ZenFone Max Pro(M2)はフラッグシップ(ハイエンド)モデルには及ばないもののかなりの高性能で、スマホの利用頻度が高い方にも満足できるスペック。
ZenFone Max (M2)はエントリーモデルというより、性能的にはミドルスペックといった感じで、入門機よりワンランク上の快適性を求める方向けの端末です。
価格もZenFone Max Pro(M2)が35,500円(税別)、ZenFone Max (M2)が価格26,500円(税別)と抑えられ、コストパフォーマンスも高くなっています。
ただ両機種ともFeliCaが搭載されていないので、おサイフケータイ機能が必須の方は選択肢から外れてしまいます。
またMax Pro (M1)につづき、メーカー独自のUI(ユーザーインターフェイス)を最小限に抑えたピュアアンドロイドに近いシンプルなUIになっている点も注目です。
今までのZenUIに慣れたZenfoneユーザーはすこし戸惑うシーンもありそうですが、その分メモリ消費も抑えられ、端末の動作は速く快適になります。
この点は賛否も分かれるところですが、スマホを使うときに自分でカスタマイズして使う方にとっては大きなメリットです。
今後、格安SIMの回線契約とセットでの販売も行われる予定で、有力な選択肢のひとつになる機種です。
追記 不具合報告
2019年4月2日、ASUSよりZenFone Max Pro (M2) (ZB631KL)について、特定の周波数帯が使用できない不具合が発表されました。
既に販売された商品について、返品もしくは交換の対応が行われています。
ASUS公式サイトのサポートページへのリンク
ZenFone Max Pro (M2) (ZB631KL)が特定の周波数帯を使用できない不具合についてのお知らせと対応について
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