UQモバイルが発表した新料金プラン「スマホプランR」と「Rakuten UN-LIMIT」の比較
UQモバイルは2020年6月1日より新料金プラン「スマホプランR」の提供を開始することを発表しました。
サービス開始に合わせて従来のスマホプランM/Lの受付が終了し、スマホプランSとスマホプランRの2プランに変更されます。
スマホプランRは月のデータ容量10GB、超過後の通信速度が最大1Mbpsで月額2,980円となっており、料金的に楽天モバイルが提供する「Rakuten UN-LIMIT」と競合するプランになっています。
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プラン内容の比較
UQモバイルの「スマホプランR」と、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」のプラン内容を比較します。
スマホプランR | Rakuten UN-LIMIT | |
月額料金 | 2,980円 | |
高速通信のデータ容量 | 10GB | 楽天エリア:無制限
auエリア:5GB |
超過後の通信速度 | 最大1Mbps | |
データ繰越 | 翌月まで可能 | なし |
音声通話 | 20円/30秒 | |
音声通話オプション | かけ放題 月額 1,700円
10分かけ放題 月額 700円 |
Rakuten Linkアプリでの通話かけ放題(無料) |
キャンペーンなど | 通話オプション加入とau ID登録でデータ容量2GBプラス(13か月) | 300万人は1年間無料 |
スマホプランR、Rakuten UN-LIMITともに月額料金は2,980円で差はなし。
高速データ通信量はUQモバイルが10GBで5GB多いですが、そのかわり楽天モバイルは楽天エリアなら無制限。ただ現状では一部地域に限定されます。
音声通話に関してはUQモバイルはかけ放題プランがオプションで2種類。楽天モバイルは専用アプリを利用しての通話なら無料で利用できます。
ただし専用アプリを使用しない音声通話(スマートフォンに標準で装備されている通常発信)だと、20円/30秒の通常料金がかかる点は注意が必要です。
また各社ともにキャンペーンを実施しており、UQモバイルは通話オプション加入とau ID登録で月のデータ容量2GBプラス(13か月)。
楽天モバイルは300万人を対象に1年間は月額料金無料で利用できます。
楽天は動作保証されている機種が少ない
ただし注意点として楽天モバイルはRakuten Linkアプリが比較的新しい端末でないと利用できないこともあり、動作保証されている機種が少なくなっています。
特にiPhoneの場合は完全対応している機種が無く、最新のiPhone SE(第二世代)でも一部の機能が制限されます。
楽天モバイルを利用する場合は楽天が販売している公式機種を購入するか、事前に楽天回線に対応している機種かの確認が重要になります。
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それぞれのメリット
UQモバイル「スマホプランR」の月10GBは、そこそこスマートフォンを利用するユーザーでも余裕のあるデータ量で、翌月に繰越可能な点も使いやすくなっています。
データ量を超過した場合でも通信速度最大1Mbpsなら、普段使い(高画質の動画視聴など大容量通信以外)なら問題ない速度です。
かけ放題プランはオプション料金がかかってしまいますが、通常の音声発信も対象になる使い勝手の良さがあります。
楽天の場合は通話、データ通信が無制限で利用できるのが魅力ですが、現状は楽天エリアは一部地域に限られており、対応端末が限られている点もネックです。
ただ300万人対象のキャンペーンは現在も続いており、端末を購入したとしても1年間無料で利用できます。
どちらも3大キャリアと比べるとかなりコストパフォーマンスの高い価格設定になっており、UQモバイルは従来プランの拡充、楽天モバイルに関しては今後の自社エリア展開と対応端末の増加待ちといった感想です。
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