2016年の凱旋門賞を楽しむ観戦ポイント

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日本のホースマン悲願の凱旋門賞

今週末9月11日、凱旋門賞の前哨戦となるニエル賞(G2)に日本馬マカヒキが出走します。

本番の凱旋門賞(10月2日、日本時間23時05分発走予定)でもライバルとなる英ダービー馬ハーザンドの出走も噂されていますが、いずれにせよここでの好結果で本番に弾みをつけたいところです。

昨年は凱旋門賞へ日本馬の出走はなかったので、2年ぶりの挑戦となります。

このレースは欧州最高峰のレースで日本の競走馬生産、育成技術を世界に示す舞台でもあり、凱旋門賞制覇は日本のホースマン(競馬関係者)の悲願でもあります。

今回は普段競馬に馴染みがない方にもわかりやすく、今年の凱旋門賞の観戦ポイントをまとめてみます。

※追記 マカヒキは5頭立ての少頭数でしたがニエル賞を快勝。ハーザンドはアイルランドチャンピオンS(G1)に出走して8着、1着はフランスダービー馬アルマンゾル。

ヨーロッパ最高峰の芝レース

なぜ凱旋門賞が注目されるかというと、世界の競馬の主流はやはりヨーロッパだからです。

現在に至る近代競馬の発祥の地はイギリスであり、サラブレット(競争馬)の血統の歴史を辿ると必ずヨーロッパの歴史に繋がっていきます。

中でも凱旋門賞は、長い間、世界最高賞金(現在500万ユーロ※約5.7億円)の芝レースとして開催され、世界中の一流馬、ホースマンが集まる注目のレースとして歴史を重ねてきました。

このレースを制することはホースマンとして最高の名誉でもあり、だからこそこの舞台で日本馬の勝利が悲願となっています。

日本馬の今までの成績

過去の日本馬の凱旋門賞での成績は、18頭が出走して2着が4回(オルフェーブル2回、ナカヤマフェスタ、エルコンドルパサー)。

中でも2012年、最後の直線で先頭を走っていたオルフェーヴルが、ゴール寸前でペリエ騎手騎乗のソレミアに首差交わされたレースは印象深く、記憶に新しいところです。

また今回出走するマカヒキの父であるディープインパクトは2006年に出走。本番では3位に入ったものの、レース後の検査で禁止薬物が検出され失格(のちに仏競馬統括機関ギャロが「不注意による治療薬の投与ミス」と結論、罰金処分)。

マカヒキが勝利すれば、父が成しえなかった偉業を息子が果たすといった形になります。まあ父ディープインパクトは人気種牡馬なので、毎年100頭以上の息子、娘が生まれるんですが。

今年は日本でも馬券が買える

今年の凱旋門賞は日本国内で初めて、JRAが海外競馬の勝馬投票券を発売します。

ただしインターネット会員限定(A-PAT、即PAT)での発売で競馬場、場外馬券売り場などでは購入できません

会員登録は即日で行えるので、凱旋門賞の馬券を購入を希望する場合は事前の会員登録が必要になります。(会員登録はJRAのホームページから行えます)

マカヒキ(牡3歳)の国内戦績

今回凱旋門賞に出走するマカヒキは今年の日本ダービー優勝馬

ダービーというのは簡単に言うと、3歳馬限定でその世代のチャンピオンを決めるレースで、「競馬の祭典」とも言われる最高峰のレースです。

ダービー馬は同世代の約7000頭の頂点に立つ世代代表馬として、その後の活躍が注目されることになります。

マカヒキの国内戦績は5戦して4勝、2着1回。

今年の3歳世代はかなりレベルが高いと考えられており、その中で皐月賞2着、ダービー1着のマカヒキに、日本馬の凱旋門賞制覇の期待がかかっています。

事前の海外大手ブックメーカーなどのオッズでは現在4、5番手の評価。近年の日本馬の成績からも勝ち負けのチャンスは充分あると予想されています。

マカヒキに立ちはだかるライバルたち

凱旋門賞でマカヒキのライバルとなる、上位人気が予想される馬を紹介しておきます。

ポストポンド(牡5歳)イギリス 17戦9勝(G1レース4勝)

今年の凱旋門賞で1番人気が予想されるのはG1で3連勝中のポストボンド。

現在G1レースを含め昨年7月から6連勝中。重馬場(雨)も問題にしない安定した走りで弱点も少ない。しかも今回は得意距離の2400m。

今年3月のドバイシーマクラッシックでは前方好位につけて直線で抜け出す競馬で、昨年の日本の2冠馬ドゥラメンテに勝利しています。

死角があるとすれば、3歳馬との斤量差(負担重量)くらいかも(3歳牡馬と3.5キロ差、3歳牝馬と5キロ差)。

ハーザンド(牡3歳)アイルランド 5戦4勝(G1レース2勝)

今年のイギリス、アイルランドダービーを制した欧州3歳チャンプ。斤量差で有利とされる3歳馬の中では一番手の評価。直線で他の馬と並んだ時に見せる勝負根性は非凡。

理想を言えば良馬場よりも少し柔らかい馬場の方が力が出せるという厩舎の話(ニエル賞出走の噂も、天気次第とのこと)で、当日雨が降って馬場が渋るようならさらに前進。

※前走、愛チャンピオンS(G1)8着は、レース中に他馬との接触でケガがあり、その影響もあったとのコメント

ラクレッソニエール(牝3歳)フランス 8戦8勝(G1レース2勝)

8戦8勝の仏オークス(牝馬のダービー)馬。今だ無敗で底を見せておらず、有力馬をまとめて負かす可能性も。

ここ10年凱旋門賞の優勝馬は牡馬5頭、牝馬5頭で、成績は互角。ただ2400mが今回初めての距離になるので、距離への対応の不安は残るところです。

※ラクレッソニエールは直前の調教で馬体に不安を検知したとのことで凱旋門賞回避が発表されました

ファウンド(牝4歳)アイルランド 18戦5勝(G1レース2勝)

18戦して5勝、2着10回、3着2回。出走したレースで3着を外したのがたった一度という、超がつく安定した成績を残す、距離不問のオールラウンダー。

前走、ハーザンドも出走した愛チャンピオンS(G1)では2着。

2015年のブリーダーズカップターフ優勝馬で、同レースでは昨年の凱旋門賞馬ゴールデンホーンに半馬身差で勝利しています。

ただしたった一度3着を外したのが、去年の凱旋門賞というのがネック。今回、予想屋泣かせの一頭。

注目が集まる凱旋門賞

競馬はギャンブルでもありますが、予想を楽しむ頭脳ゲームでもあります。馬券を買わなくても楽しめるので、ぜひ世界最高峰のレースでの日本馬の活躍振りを観戦してみてください。

まあ馬券を買った方が応援に力が入るしより興奮するのは否定しませんが、馬券を買う場合は、ほどほどに。

競馬はゴルフ同様、紳士のスポーツとも言われてきました。

レース最後の直線の場面で「今じゃぁあああああっ!!!、まとめて差したらんかいボケぇえええええっ!!!」と叫んでしまうくらい馬券を買うのはやめましょう。

発走時刻は日本時間23時05分の予定です。

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