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春場所新番付、新三役は照ノ富士、隠岐の海、玉鷲
8日、大相撲春場所が初日を迎えました。今年1月の初場所では抜群の安定感で横綱・白鵬が「昭和の大横綱」大鵬の記録を抜き、史上最多33度目の優勝を果たして幕を閉じています。
荒れる春場所という言葉がありますが、初日から横綱・鶴竜の休場や大関・稀勢の里の黒星など少し波乱の空気も。
名実ともに史上最強の称号を手に入れた白鵬がどこまで記録を伸ばすのか、また現在の白鵬一強の状態を誰が打破をするのか注目が集まっています。
そんな春場所を楽しむ、注目ポイントを一相撲ファンの視点から書いてみたいと思います。
やはり優勝争いの中心は白鵬
白鵬の強さは今更言うまでもありません。春場所も白鵬を中心に優勝争いが行われるのは間違いないでしょう。
ただし、今回に関して言えば先場所のようなモチベーションが保てるかが大きなポイントとなります。
初場所は大鵬の大記録を抜くという大きな目標がありました。それを成し遂げた今、白鵬にその気力は残っているのか。前人未到の記録を成し遂げた直後だけに、気力の充実が心配されます。
さらに初場所では圧倒的な強さで新記録を達成し称賛を浴びた白鵬ですが、初場所後の審判部批判発言が尾を引き、現在は一部マスコミなどからまるでヒール(悪役)のような扱いになってしまっています。そのあたりも不安要素です。
個人的には品格がないとか態度が気に入らないとかどうでもいいのですが、確かに好敵手の出現は多くのファンが望むところです。
ライバルの筆頭は気力充実の日馬富士
打倒白鵬の一番手として、横綱・日馬富士の名前が挙げられます。昨年九月場所での眼窩(がんか)骨折の大怪我をおして出場した昨年11月場所、今年の初場所で11勝4敗。
優勝をするときには白鵬さえも寄せ付けない圧倒的な強さを見せる日馬富士。
場所前に発熱のアクシデントこそありましたが大きな故障もなく順調にきており、今場所では軽量を活かした出足鋭い突き出し相撲が見られるはずです。
地元で結果を残す豪栄道と次世代の星照ノ富士
次に続くのが、地元大阪出身の大関・豪栄道。大関昇進後の直近三場所は物足りない成績が続いていますが、特長でもあるきっぷのいい粋な性格は、地元では特段の実力を発揮します。
現に大阪場所での通算成績は大きく白星が先行しています。
もう一人は次世代の星、新関脇・照ノ富士。派手さこそないですが、安定した成績を残し関脇までのスピード出世を果たした実力者。
恵まれた体と相撲センスは、モンゴルの後輩、怪物・逸ノ城にも決して引けをとりません。
相撲ブーム再び
私の春場所の優勝予想(願望)は、ズバリ日馬富士です。今回、8場所ぶり7度目の優勝を成し遂げ、白鵬の独走に待ったをかけてくれると期待しています。
競馬風にまとめると[本命◎日馬富士、対抗○白鵬、単穴▲豪栄道、連下△照ノ富士]といったところです。
春場所が終わったら答え合わせも兼ね、もう一度記事を書きたいと思います。
ばっちり予想が当たっていたら、ここぞとばかりに自慢するので覚悟しておいてください。もしこの記事自体がブログから削除されていたら、そこは大人の対応で察してください。