本人が気を付けても知り合いが
現在スマートフォンを利用されているほとんどの方は、ツイッターやインスタグラム、LINEなどSNS(ソーシャルネットワークサービス)アプリを利用されています。
個人が手軽に発信できるSNSは便利な反面、使い方を間違うと不適切な投稿による炎上や画像、動画、個人情報の流出などのトラブルも起きてしまいます。
そのため学校や職場などでもSNSの使い方講座などが積極的に行われているのですが、それでも定期的にトラブルが発生し、ニュースなどで取り上げられるケースが後を絶ちません。
その理由のひとつに、SNSの限定公開を過信してしまうということがあります。
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限定公開も他人に見られる
SNSには時間限定や鍵アカウントといった、閲覧できる人を限定する機能があります。
一定時間で投稿が自動的に消去されたり、閲覧できるユーザーを指定することで他の人には自分の投稿を見れないようにする機能です。
ただこれらの機能は決して万能ではないことを理解しておく必要があります。
投稿はコピーできる
まず前提としてデジタルデータは何らかの方法でコピーが可能ということです。
SNSの投稿はアプリ上で保存できないような仕組みになっていたりします。
ただ投稿も元々はデジタルデータなので、詳しい方ならデータを抜き出したり専用のアプリなどを利用することで投稿の保存が可能です。
一定時間で消去される仕組みでもコピーされると意味がありません。
SNSの投稿もコピーができるデジタルデータであることを意識しておく必要があります。
知り合いが公開してしまう
SNSの一番やっかいな点として、自分がいくら気を付けていても、知り合いが一人でも公開してしまうと意味がないことが挙げられます。
今はSNSの使い方を学校や職場でも学ぶ機会が多いので、個人情報や不適切な投稿を自分で流出させるケースは稀です。
そういった場合、本人でなく投稿を共有している知り合いが公開してしまうことがほとんどです。
SNSは情報を共有するというサービスの性質上、投稿が拡散しやすい仕組みになっており、拡散が始まってしまうと短時間で広がります。
自分が充分注意していても投稿が拡散する可能性があることを、知っておいてください。
SNSは情報拡散ツール
SNSを利用する上で注意しておかなければならないのは、本来は情報を拡散させることを目的としたツールであることです。
限定公開や鍵アカウント機能を使っていると知り合いしか閲覧していないように錯覚しがちですが、簡単な操作で誰でも閲覧できる状態になります。
SNSを必要以上に恐れる必要はありませんが、自分の投稿は他人に見られる可能性があることだけは頭において利用してください。
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