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携帯電話会社を乗り換える(MNP)前にチェックしておくといいこと
携帯電話番号をそのまま乗り換え(MNP)する際、今まで解約する通信会社で必要だったMNP手数料が2021年4月1日より無料化されました。
現在は移動先の通信会社で必要な新規契約事務手数料だけで乗り換え(MNP)ができるようになっています。
※乗り換え(MNP)手数料が無料でも、2年契約の中途解約金(特に古い料金プランだと約1万円)やスマホ代金を分割払いしている場合の残債などには注意してください。
ただし手数料など以外にも、端末購入代金の支払い状況の確認・登録しているメールアドレスの更新・端末のSIMロック解除・アプリの引継ぎ作業なども必要になってきます。
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2年契約の更新月の確認
現在契約している料金プランが古い2年契約のプランの場合、中途解約金が高い(約1万円かかる)場合があります。
2年契約の料金プランは更新月(2年毎)以外に解約すると支払いが発生するので、更新月(違約金が発生しない月)に合わせて乗り換え(MNP)するのが賢い方法です。
また2019年の電気通信事業法の改正後に開始された料金プランは2年契約の違約金が上限1,100円に制限されたので、一旦違約金の低い料金プランに変更しておくという方法もあります。
auとソフトバンクはサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)への乗り換え(MNP)なら違約金不要のキャンペーンなども実施しています。
※更新月・中途解約金は各通信会社の公式サイト(個人ページ)から確認できます。
法改正の前後ではどの通信会社でも基本的に新しい料金プランのほうが割安になっていることが多くなっています。
乗り換え(MNP)をしなくてもプラン変更だけで料金が安くなるケースも多いので、以前の古い料金プランを利用されている方は、ぜひ料金プラン変更だけでも検討してみてください。
分割払いの残債
スマートフォンを分割払いで購入している場合、通信会社を変更すると残債の支払いなどが発生する場合があります。
特に次回の機種変更を条件に端末を割引購入されている方は注意が必要です。
条件などは通信会社によって異なり割引特典なども消滅する可能性があるので、必ず乗り換え(MNP)する前に契約内容を確認してください。
解約月の料金計算
通信会社によって解約月の料金の計算方法は異なり、解約月は各種割引(家族割引き・光回線のセット割引)が適用されないケースがあります。
そのため予想以上に解約月の月額料金が発生する場合があるので、特に家族など複数回線をまとめて移動を検討されている方は注意してください。
電話番号の変更が問題なければとりあえず一番安い料金プランに変更して、乗り換え(MNP)ではなく新規で2台持ちする方法などもあります。
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メインで利用するメールアドレスの移行
通信会社のメールアドレス(docomo.ne.jp、ezweb.ne.jp、softbank.ne.jpなど)は乗り換え(MNP)をすると、基本的に他の通信会社では利用できません。
各種サービスに登録しているメールアドレスを、別のものに変更する必要があります。
ただほとんどの場合、AppleやGoogleのメールアドレス(※iCloud.com、gmail.com)をスマートフォンの初期設定で作成しているので、それを利用するのが便利です。
端末のSIMロック解除
スマートフォンを3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で購入していた場合、端末にSIMロックがかかっている場合があります。
乗り換え(MNP)先でそのまま利用したい場合、SIMロックを解除しておかないと他の通信会社では使えないケースがあるので手続きをしておいてください。
SIMロックの解除は街の携帯電話ショップで行うと手数料がかかりますが、オンラインで自分でやれば無料です。
※ただしSIMロックを解除しても利用できない場合(周波数などが対応していない)があります。
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対応周波数について
大手キャリアで販売されているスマートフォンの中には一部、他のキャリアの周波数に対応していない端末があります。
基本的に同じ通信会社系列であれば問題なく利用できる(※ドコモで購入した端末ならドコモ系SIM、auで購入した端末ならau系SIM)のですが、乗り換え(MNP)先の通信会社の系列が変わる場合はすこし注意が必要です。
各通信会社で公表している動作確認端末の一覧や、端末のスペック表などを確認してください。
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おサイフケータイ(FeliCa)サービス・アプリの移行準備
乗り換え(MNP)時に機種変更もされる場合は、おサイフケータイ(FeliCa)サービス、有料アプリ(ゲーム)などの移行準備が必要になります。
FeliCa機能を使ったサービス(モバイルSuicaなど)、有料アプリや課金要素があるゲームなどを利用されている場合は、前もって古い機種で必要な手続きを確認しておくことが大切です。
※IDとパスワードの入力で利用できるアプリやサービス(QRコード決済など)は、新しい機種だけで手続きができます。
Apple ID、Googleアカウントのパスワード確認
機種変更を行う場合はApple ID、GoogleアカウントのIDとパスワードを事前に準備しておくことでスムーズに移行が行えます。
連絡先や写真、動画など移動させたい場合はApple IDやGoogleアカウントにデータをバックアップ(保存)しておくことを忘れないようにしてください。
携帯電話会社のポイント消化・移行
乗り換え(MNP)を行った場合、現在所持している携帯電話会社のポイントが失効してしまう場合があります。
携帯電話会社の独自ポイントが残っている場合はポイントを消化してしまうか、他のサービスなどへポイントを移せるなら手続きを忘れないようにしてください。
携帯電話料金の低廉化
乗り換え(MNP)前に準備できることを列挙しましたが、人によっては不要な(既に対応している)作業なども多く、乗り換え(MNP)手続き自体はそれほど難しい作業ではありません。
新しい通信会社と契約する前に解約する元の通信会社でMNP予約番号を発行しておくだけで、手続きはオンラインでも可能です。
携帯電話料金低廉化のながれを受け通信費の見直しには絶好のタイミングになっているので、他の通信会社や料金プランも含めいろいろチェックしてみてください。
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