iPhoneのCPU性能を比較
スマートフォンを購入する際に最も重視されるポイントのひとつにCPUの性能があります。
CPUはスマートフォンの頭脳にあたる部分で、端末の処理性能にダイレクトに影響をあたえる部品です。
またOS(スマホを動かすための基本ソフト)のサポート期間にも深く関連し、次の買い替え時期にも大きく影響する要素になります。
特にiPhoneは搭載されているCPUの性能などを知っておくと、機種選びなどがスムーズにすすめることができます。
※2021/06/03 ベンチマーク(性能検査)スコアを最新のものに差し替え
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現行のiPhone
現在アップル公式サイトで販売されている新品のiPhoneはiPhone XR以降のシリーズで、各通信会社などではiPhone 8なども取り扱われています。
2020年秋にリリースされたiOS14ではiPhone 6s以降の機種がサポート対象になっており、電池の消耗は問題になってきますが利用可能です。
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各機種の搭載CPU
iPhone 5s以降に販売されたiPhoneに搭載されているCPUは以下の通りです。
iPhoneシリーズの搭載CPU
シリーズ | 搭載CPU |
iPhone 12 Pro Max | A14 Bionic※5G対応 |
iPhone 12 Pro | |
iPhone 12 | |
iPhone 12 Mini | |
iPhone 11 Pro Max | A13 Bionic |
iPhone 11 Pro | |
iPhone 11 | |
iPhone SE(第2世代) | |
iPhone XS max | A12 Bionic |
iPhone XS | |
iPhone XR | |
iPhone X | A11 Bionic |
iPhone 8 Plus | |
iPhone 8 | |
iPhone 7 Plus | A10 Fusion |
iPhone 7 | |
iPhone SE | A9 |
iPhone 6s Plus | |
iPhone 6s | |
iPhone 6 Plus | A8 |
iPhone 6 | |
iPhone 5s | A7 |
ちなみに2018年にリリースされたiOS12でサポートされなかったiPhone 5のCPUはA6です。
電池の問題はありますが2019年のiOS13のリリースまでiPhone 5sが使えると考えると、2013年の発売から約6年になります。
※2019年秋リリース予定のiOS13ではA9以降の機種がサポート対象。A8以前の機種はサポート対象外になりました。
※追記 2020年秋リリース予定のiOS14では引き続き、iPhone 6s以降の機種がサポート対象になっています。
各機種のベンチマーク結果
各CPUのベンチマーク(性能検査)結果の一覧です。下のベンチマーク結果はPassMarkのWebサイトから引用しています。
※PassMarkはオーストラリアのソフトウェア開発を手掛ける会社で、PCやスマホなど様々なベンチマーク結果をウェブサイトで公開しています。
ベンチマーク結果は日々更新されています。ベンチマークのスコアはあくまで目安です。
ベンチマーク結果一覧(1)
ベンチマーク結果一覧(2)
ベンチマーク結果一覧(3)
ベンチマークスコア抜粋
シリーズ | 搭載CPU | ベンチマークスコア |
iPhone 12 Pro Max | A14 | 7,904 |
iPhone 12 Pro | A14 | 7,603 |
iPhone 12 | A14 | 7,795 |
iPhone 12 Mimi | A14 | 7,068 |
iPhone 11 Pro Max | A13 | 5,095 |
iPhone 11 Pro | A13 | 5,098 |
iPhone 11 | A13 | 4,739 |
iPhone SE 2nd Gen | A13 | 4,674 |
iPhone XS max | A12 | 4,394 |
iPhone XS | A12 | 4,569 |
iPhone XR | A12 | 4,356 |
iPhone X | A11 | 3,958 |
iPhone 8 Plus | A11 | 3,846 |
iPhone 8 | A11 | 3,876 |
iPhone 7 Plus | A10 | 2,174 |
iPhone 7 | A10 | 2,500 |
iPhone SE | A9 | 1,877 |
iPhone 6s Plus | A9 | 1,828 |
iPhone 6s | A9 | 1,820 |
PassMark公式WebサイトのiOS CPU Mark Rating Updated 2nd of June 2021より抜粋
PassMarkのWebサイトでは機種毎の結果が表示されており、多少の差はありますがCPUが同じ場合はほぼ同等のスコアになっています。
長く使えるiPhoneのCPU
ベンチマーク結果はCPU性能を見る上で有効な指標ではありますが、実際の処理や動作には、メモリー(RAM)など他の要素も複合してくるのであくまで目安です。
ただiOSのサポート期間などを考える場合に、CPUは大きな区切りのひとつとなります。
値段とのバランスにもなりますがiPhone 8で大きくベンチマークスコアが跳ね上がっていることは、機種変更する際に覚えておいて損はありません。
スマホ買い替えなどの際にCPUをチェックしておくと、買い替え次期の目安も見え長く使える端末が選べるのでチェックしてみてください。
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